@PAYASO

少しだけ更新再開してます(愚痴オンリー)

我が家の災難

2020年05月28日 | Life
一気に夏っぽくなってしまいましたね!

ぐずついた天気よりはずっと良いですが、暑いのはどうも苦手です。汗をかくのが嫌なのが一番ですかね。


やっとお話しできるようになったので我が家にこの10日ちょいの間に起こったことを書こうかと思います。


日付はぼかしますが、先日、親父がショートステイでお世話になってる施設から電話がかかってきました。

「あの、退所前の検温をしたら熱があるんです。」

家に帰宅する日だったのですが、どうやら親父が発熱した様子。
これでピンと来る方もいらっしゃると思いますが、この時期の発熱は新型コロナウイルス感染の可能性が出てきます。聞けば退所日の2日前にも発熱し、翌日には少し落ち着いたものの、退所前検温で再び熱が上がってることを確認したって感じ。後から施設での記録を確認したら熱が下がったという日も36.7℃あり、平熱が低い親父からしたら十分に発熱の範囲に入る。

仮に親父がコロナだったとして、考えられるシナリオがいくつかある。

そもそも高齢な親父。加えて、若い時に患った肺結核やハードな喫煙による炎症。つまりは重症化しやすく、重症化したら死に至る可能性が高いのである。

そしてもう一つ。

うちにはつい最近大きな手術をした兄貴がいるのである。
兄貴は常に息苦しい状態だし、体力も回復しつつあるとはいえまだまだ元の状態には程遠い。
そんな兄貴がコロナに感染したら、やはり死に至る可能性が高いのだ。いや、ほぼ確実と言っても過言ではないだろう。


「どうしましょう?」


施設の方、僕、共に発した言葉でした。
施設からしたら少しの間、親父の退所を遅らせることはできても、他の利用者やスタッフへの感染リスクを考えると施設利用の延長などは難しい。クラスターになりかねないわけで。かと言って、我が家の事情も考えるとそのまま帰してしまうわけにもいかない。
我が家からすれば、親父を家に入れて兄貴と接触させるわけにはいかない。そもそも、親父はコロナなのか?この熱はなんなのか?この辺がすごくもどかしい。

「主治医に相談してみます」

そう言って電話を切り、慌てて普段お世話になってるクリニックに電話。事情を伝えると、

「発熱外来を受診してください。それからお兄さんの命を守る行動を第一に優先してください」

と。
施設と改めて連絡をとり、施設側で併設の病院での受診をしてくれる手筈を整えるということになった。それと同時に我が家側では親父と兄貴をどうやって離すかを考えることに。

発熱外来ではインフルではないこと、レントゲンでは肺炎らしき影は映ってないことが確認できた。
それでもコロナを否定することはできないと思い、僕的にはPCR検査をして欲しいことを暗に促したのだけど、なんとなく煮え切らない反応の防護服を着た医者と看護師。看護師さんが医者にボソボソっと耳打ちをした。

「先生が保健所に言えば・・・」

このお医者さんが保健所に対してコロナウイルスの検査の必要ありって言えば、かなりの確率でPCR検査を受けることができるようだった。
そこで我が家の事情を伝えてさらに強く、希望をしたのだけど、

「解熱剤を出しておきます。お大事に。」

消毒や他者との接触を避けることなども一緒に言っていたが、これでおしまいだった。


コロナではない・・・
とは思うけど、これ、完全に否定できないよなー。兄貴のことどうしようか。

僕が思いついたのは、発熱していてコロナの疑いがある親父のことを引き受けてくれる病院、施設はない。親戚でも無理だろう。
だったら兄貴のことを親戚にお願いすればいいんじゃなかろうかってこと。僕は比較的健康体なので、親父の世話をして万が一感染してしまっても重症化のリスクや死亡のリスクも兄貴よりはずっと低い。そこで実家近くの親戚と少し離れたとこに住んでる兄貴に電話。

しかし、見事に断られるw

じゃ、どうするか。
兄貴に電話して必要なものを持って2階の自室に籠もってとお願い。
親父は家に着いたらそのまま1階の自室に籠らせた。

とにかく2人を接触させるのは避けて、食事もそれぞれの部屋で、できる限り部屋を出ない。兄貴は2階のトイレを、親父は1階のトイレを。僕も1階のトイレのみを使って兄貴への感染の可能性を減らす。親父がトイレを使ったら、親父の移動経路とトイレを消毒。僕が食事を作るとき、親父、兄貴に接触するときはマスクを。いちいち手を消毒・・・

かかりつけのクリニックからは2、3日様子を見て熱が下がらなかったら連絡をくださいと言われていたので、一向に熱が下がる様子もないから電話を入れる。コロナの可能性があるので他の患者さんと接触しない時間帯を指定された。病院に行くと一通り検査をしてもらい、

「うーん。レントゲンは過去のものと比較しても変わりはないね。でも、CRP値が高いのでどこかしらは炎症を起こしてます。抗生物質と解熱剤を1週間分出しておくので1週間様子を見てみて。熱が下がらなかったらまた連絡をください」

と。
正直、そこまでの2、3日間、兄貴と親父の接触を防ぐ家庭内別居生活で疲れ果ててた僕は、せめてコロナだけでも否定してくれれば・・・と、検査を望んだのだけど、やはり受けさせてはもらえなかった。

それからの1週間、それまでもやっていた親父の検温を強化し引き続き家庭内別居と消毒生活を続行した。

ただでさえ偏食気味の親父と、病気からの減塩生活の兄貴。
食事を作るのは大変だったのだけど、さらに別居生活でそれぞれの部屋に食事を運んだりしなくちゃならない、他にも多々トラブルがあったので1週間乗り切れるか不安だったのだけど、なんとか乗り切ることができた。

でも、親父の熱は下がらない・・・

クリニックに電話をして指定時間に行くことに。
親父の体の様子は前回と比較すると、全く症状を訴えてなかったのに足が動かなくなったこと、頭痛があったこと、食欲がほんの少し落ちたこと。その程度だったのだけど、血液検査ではCRP値がさらに上昇していて悪化していた。

コロナではない。

でも、まずはコロナを否定しましょうってことで、やっと保健所に連絡をしてPCR検査を受けることになった。

クリニック側で保健所への連絡、必要書類の作成と送付(FAX)を行い、僕と親父は帰宅し保健所からの連絡を待つことに。
しばらくすると保健所より電話。現在に至るまでと現在の症状、飲んでる薬など20分ほどヒアリングが行われた。その後に指定病院と指定時間が伝えられ、病院に行く車の車種と色、ナンバーを伝えた。

指定時間になり病院に向かうと誘導灯をもった方に車を誘導され、検査を実施している施設に横付け。どうやら病院に車で入った後にどこかで車をチェックし、PCR検査に来た車だってこと把握していたようだった。

会計、問診、検温、酸素量の測定、検査についての説明、検体採取・・・

ドライブスルーでこれらが行われた。


検査結果は翌日に知らされる。

「結果は陰性でした」

そう告げられた時の安堵感たるやなかったです。
つか、さっさと検査をしてくれていればこの1週間ちょいの苦労はなかったわけです。
我が家の現状から手伝ってくれる人はいないので、もし僕が過労で倒れたりしたら我が家のパニックはパニックどころの話じゃなくなってしまうわけですし。
検査をむやみやたらに実施しない理由はわかるけど、いろんな都合もあるわけで、早々にコロナを否定することによって状況が変わるってこともあるわけですし・・・

陰性の結果を持って、再度クリニックに連絡し行くことに。

というのもコロナが否定されただけであって、親父がなんかしらの病気にかかっていることは間違い無いのです。
クリニックで再度さらに詳しく検査したのですがやはり原因がわからない。そして、次は日を改めて総合病院にて詳しく検査することになり、結果として親父は検査入院することになりました。

ほんと、大変でした。



親父のことももちろん心配なのですが、我が家では親父や兄貴のことどころでない更なる問題が浮上してしまいました。
もちろんコロナでは無いのですが。この話はあまり話したく無いですが、別の機会に別の形でご報告するかもです。

いやいや、生きることは大変なことであるし、後悔を積み重ねていくものなんだなーと実感しました。疲れた〜。

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