@PAYASO

少しだけ更新再開してます(愚痴オンリー)

少し落ち着いてきました。

2020年09月22日 | Life
大変ご無沙汰しています。

書くことがなかったというよりは余裕がなかった感じでした。
まー、大変ですw

4月に兄貴が緊急手術になってからの我が家の災難もようやく治りつつあります。

8月末に親父が退院して、それから2週間とちょっとくらい猛暑の影響もあったのだけど、それ以上に3ヶ月間という長い入院の後遺症みたいなものに散々に振り回されていました。

夜、凄まじい熱帯夜だというのにエアコンのスイッチを切って汗だくになって起きたり、お漏らしが酷かったり。

これらのこともようやく落ち着いてきました。


でも、今度は我が儘などがたくさん出てきてそれらに振り回されたりなんだりってのがなかなかに大変です。


うちの親父はアルツハイマー型認知症であることには間違いはないのですが症状はまだまだそこまでひどくはなく、薬でかなり抑えられてもいます。なので私のことを見て、

「あんたは誰だい?」

みたいなことはないのですが、症状が軽い分余計なことをするという問題があります。
認知症に合わせて足が不自由でもあるのですが、こちらも車椅子まではいかないけど歩行器を使って歩ける感じでそこまでは悪くはないです。でも、だからこそやはり無理をするという問題が発生するのです。

認知の方では自分である程度のことができるのだけど、できないこともあって、でも、じっくりと教えるとできるようになるのです。

退院後に教えたのはリハビリパンツの中にいれる尿取りパッドの取り扱いについて。


汚してしまった尿取りパッドは必ず取り替えてください。


私からのオーダーはこれだけです。
でも、汚れた尿取りパッドはリハビリパンツからはずして部屋のゴミ入れに捨てたり、トイレのゴミ箱に入れたりはできるのだけど、新たな綺麗な尿取りパッドをつけるってことができなかったのです。リハビリパンツだけでも十分に失禁の漏れを防げるといえば防げるのですが、今の親父の状態ではなかなかに厳しい。なので尿取りパッドを常につけていてくれないと、下着や服を汚すだけじゃなく、寝具やマットレス、椅子、ソファなどをびたびたに汚してしまうのですね。

なので、退院後の2週間は、日中はもちろん、深夜も親父がトイレに起きるたびに私も起きて尿取りパッドを捨てるだけじゃなく「交換」する習慣をなんとかつけました。


ここまでが軽度のアルツハイマーだからこそ「覚えてくれる」っていう楽な部分です。

しかし、あくまでもアルツハイマーなので完璧ではないのです。

使っていた尿取りパッドは薄く藤色に色づけされたものでした。
これが我が家の在庫として2パック分60枚があったのですが、2週間で使い切ってしまったのです。
できれば同じものを使うのが良いのですがそうはいかないのが世の常で、そうは問屋が卸さないなんて言われる由縁なのだと思うのですが、同じものはすでに売っていませんでした。そもそも介護ショップから買ったものなので、近場のドラックストアとは流通が違うのでしょうね。

次に買い求めた尿取りパッドはサイズこそほぼ同じなんだけど、色が白なんですね。

それで起こった問題として、色が違う尿取りパッドを尿取りパッドと認識してくれないようで、

「パッドはどこにあるんだ?」

的に尿取りパッドをつけなければならないということは身についたものの、白いと尿取りパッドとは分からずに、また捨てるだけで新しいのをつけないっていう状態に戻ってしまいました。


歩行の方も退院直後よりは楽になったのでしょう、無理が目立つようになったし、食事もなんでも食べてくれていたのがどんどん我が儘が出てきます。

元来の性格的な問題もあり、今朝は「寒いから服を出して」の一言が言えずに、どんなものかも分からない、使うこともできない蓄熱暖房器を勝手にいじり始めて困ってしまいました。



親父がいない3ヶ月間、何もせずにゆっくりとできてリフレッシュできていたのなら、数ヶ月間なんとでも無理が効きます。

でも、親父のいなかった3ヶ月間はそれはそれで大忙しで日常にすら程遠いものだったので、結局は、4月から現在まで、さらにはこの先何ヶ月、何年、このような状態が続くのか不安でしょうがないというのが本音です。薬やリハビリ、日常的なサポートである程度良くなることはあっても、老人は年齢と共に下り坂なのは間違いないので、現状は終わることなくどんどん酷くなっていくのかもしれませんね。


親父は今年82歳なのであと10年なのか15年なのか、もしかしたら20年なのか、ずっと続くこの状況に私が慣れるしかないのでしょう。


老人ホームにいれるなど解決策もあるのですが、親父は断固拒否なんです。
ただ唯一それを受け入れる条件は、私の結婚です。私は末っ子なので結婚した場合は家を出ることになります。
そうなったら兄貴が親父の面倒を見ることになるのですが、それは勘弁なんだそうです。

母が亡くなった4年半前に話したこの話は今も覚えているようで、もしかしたら唯一しっかりと刻まれた記憶なのかもしれません。


ま、結婚できる可能性が99%ないので私が老人と言われるようになるまでこの生活が続きそうです。