いつも私の拙いブログ、とりわけ、「アイアムアヒーロー」の記事を読んでいただきありがとうございます。そして、たくさんのコメントをいただき、本当にありがとうございます。それなのに私ときたら随分とブログの更新をさぼってしまって・・・
ここ最近、ずっとバタバタと気忙しかったというのもあるのですが、グッとブログの更新を我慢する時もあったりします。
な~んか、余計なことをたくさん書いてしまいそうな時はグッと我慢。心のぐちゃぐちゃや愚痴や弱音を書くのもブログの大切な部分と思っているのですが、最近はそれを我慢してこそ楽しく有意義な場所になるとも思っていて。気が付けば随分と長いこと生きてきましたが(まだまだ若輩でもあるわけですがw)、世の価値観は百万通りどころか人の数だけあるのだなぁ~と、ようやく理解し始めたところです。それなのに、自分の我を通そうとしたり、自分の正義や理屈を通そうとしたり。日々、反省なわけです。そんな中でも、私の拙い論評などに共感してくれる方もたくさんいることに嬉しくも安心感を抱くしだいです。
こんな楽しい場所を自ら荒らすことの愚かさを理解した上で、グッとこらえて・・・と、またしても余計なことをたくさん書きそうなので、本題にうつることにします。
10月に入って、スピリッツでは創刊30周年記念月間として、さまざまな企画が催されている。記念月間突入号となる44号では、高橋留美子さんの読み切り漫画が掲載されており、翌45号ではウシジマ君のドラマ化を特集したDVDがついていたり松本大洋氏の読み切り掲載と、ちょっとしたお祭りとなっている。最新の46号では「美味しんぼ」の久々の連載再開に吉田聡氏の読み切り掲載と、それはそれは豪華になっているわけです。
記念月間とは別に、今年に入ったころから30周年記念の企画がいくつか連載されていて、その1つが表題の「創魂」と題された、創刊30周年記念インタビューである。漫画家さんだけではなく、例えば今田耕司さんなどの各界の著名人もインタビューを受けているのである。
そんな中、44号では「アイアムアヒーロー」の作者である花沢健吾氏がインタビューを受けていた。
実は、私と花沢氏の年齢はとても近く(私の方が年下w)、インタビューでも同じ時代を生きてきた人・・・であることを実感させられましたw
僕が一番最初に自分で希望して買ったコミック本は「キン肉マン」でした。
やがて、一番最初に買ったコミックは一番最初に全巻揃える漫画となった。花沢氏の場合、小さい頃にキン肉マンのパロディ漫画「バカマン」を小さな冊子を作って書いて友達に見せていたそうです。自分の人生を振り返って、一番最初になりたいと思った職業は漫画家でした。もちろん、絵の才能があまりにもなかったので小学生の段階でそんな夢を語ることはなくなりましたが、小学校低学年~中学年のどこかで、将来の夢は漫画家です・・・的なことを文集みたいなものに書いている。そして、誰かに見せるということこそなかったけど、藁半紙を10cm四方に切って10枚ほど重ねたものをホッチキスでとめて、背表紙をつけて小さな冊子を作って遊んでいたこともあった。小学校2年生くらいのことだったかな。僕が自分から考えたということはありえないので、なんかの切欠で流行っていたのだと思う。花沢氏のそれとの共通点はないのかもしれないけど、どこか同時代性を感じずにはいられないわけです。
そして、キン肉マンも連載していた週刊少年ジャンプも黄金時代に突入するころだったと記憶している。
花沢氏もジャンプっ子だったそうで、「ハイスクール奇面組」を愛読していたそうだ。
僕的には、キン肉マンももちろんだけど、「北斗の拳」、「キャプテン翼」、「きまぐれオレンジロード」、「流れ星銀」、「聖闘士星矢」、「シティハンター」、「魁!男塾」なんかにどっぷりとはまっていたのを覚えている。どれも長期連載だったので、時代がぐちゃぐちゃだけど。そんな中でも、思春期に入っていない時期にであった「きまぐれオレンジロード」にはどっぷりとはまりすぎて、「鮎川まどか」に完全に惚れてしまうという、なんとも痛い時期を過ごしたりもしている。今住んでいる所から引っ越して、転校して、そこが高台のある町だったら鮎川まどかに会えるかもしれない・・・などと、信じられない妄想っぷりだったのである。ま、実際には僕の父は地方公務員で職場の特性上、転勤が無いわけでw
やがて、「ドラゴンボール」の存在がやたらとでかくなり(これも長期連載なんだよね)、ジャンプの長い、長い黄金期がはじまる。ドラゴンボールが下火になっても、「SLUM DUNK」やらなにやらと、兎に角凄い勢いだった。僕は現在隆盛を誇っている「ワンピース」が始まった頃にジャンプを読むのをやめている。同時期に、週刊少年マガジンも読むのをやめた。
花沢氏は僕より少しだけ年上ってことで、「ハイスクール奇面組」の頃にすでに「スピリッツ」や「ヤンマガ」等の「週刊少年○○」の次の世代むけの雑誌を読み始めている。そこで、「めぞん一刻」に出会っているそうだ。僕の友人にも漫画好きでちょっとませていた奴がいて、そいつに「めぞん一刻」を紹介してもらったことがあるけど、アニメ先行だった機がする。花沢氏の場合も、漫画に詳しい同級生の家で「スピリッツ」と「めぞん一刻」に出会ったそうだ。
僕も「めぞん一刻」にどっぷりとはまった時期があったけど(現在でもはまっていると言えばはまっているのだが)、それは連載もアニメもとっくの昔に終わった、中学生を卒業した後にまとめ買いをした単行本が切欠だった。ま~、鮎川まどか以来に恋をしたよね、管理人さんにw高校生になったというのにね~w
花沢氏のインタビューでは、95年のスピリッツを編集者が花沢氏に見せてインタビューを進めている。
花沢氏は、当時のスピリッツは4コマ漫画が充実しているといい、ほりのぶゆき氏、中川いさみ氏、吉田戦車氏の名前をあげている。そして、「愛しのアイリーン」「14歳」「奈緒子」など、当時連載してた漫画の名前が並ぶ。
僕も1990年代に入った頃からスピリッツを読み始めている。同時に、「ヤンマガ」「ヤンジャン」「ヤンサン」のどれかを2,3冊、読んでいた。でも、何故か読み続けているのはスピリッツだけ。普通は、ヤンマガやヤンジャンなんだろうけど。漫画にこだわりはあまりなかったりするが、この点がほかの人(特に同年代)と僕が違う点かもしれない。ほんの些細なことだけどねw
花沢氏のインタビューで出てきた「中川いさみ」は「アイアムアヒーロー」でも出てくる。第1話で夜の恐怖に打ち勝つために作った魔法陣の一角を担うのが「くまのプー太郎」だったりする。確かに、中川いさみの漫画は恐怖からは対極の位置にあるものw
そして、このシーンの少し前でも同年代であり、同時代を生きたんだというひとコマがあったりする。
単行本第1巻の27ページ。
恐怖に取り付かれ始めた英雄は、三谷の似顔絵を貼ったサンドバックを叩いて憂さ晴らしをしているのだけど、スイッチを入れていたラジオから流れるパーソナリティの声は、
「えー、次の曲は……
山崎ハコの『呪い』です。
……コーン コーン コーン 釘をうつぅ」
と、山崎ハコの「呪い」を紹介し、曲がながれる。冗談のような曲名と歌詞。この曲は近年、様々なバラエティ番組で紹介されたり、ちびまる子でも取り上げられたりと、山崎ハコの代名詞的な曲として有名になったけど、多分、僕らの世代の人が初めてこの曲に出会ったのは、「大槻ケンヂのオールナイトニッポン」だったと思う。番組で何度となく取り上げられて、毎週のようにかけられた時期があったのだけど、僕が最初に聞いたのは大槻ケンヂのオールナイトニッポンを聞きながらそのまま眠ってしまい、ふと目を覚ますとこの曲がかかっていた・・・という、なんとも怖いシチュエーションだったりします。もちろん、その夜はその後、英雄のごとく恐怖に取り付かれて眠れなかったわけですが。
とまあ、あまりにも自分よりな視点で花沢氏のインタビューを読んでしまいました。
ほんの少しでも昔の楽しいことなどを思い出せて、ほんの2ページのインタビューながら楽しませてもらいました。花沢氏の漫画「ルサンチマン」の主人公は印刷工場で働いているわけですが、それも花沢氏の前職が印刷工場だったからなんだ・・・などと、ちょっとした豆知識もはいったりしましたよ。
さてさて、ようやく来週の月曜日に「アイアムアヒーロー」の連載が再開します。
果たして、どんな展開が待っているのでしょうか。比呂美の運命やいかに・・・
↑まだ見てないんですよね。
↑今年発売された、22年ぶりの最新刊です。短編集となっています。
ここ最近、ずっとバタバタと気忙しかったというのもあるのですが、グッとブログの更新を我慢する時もあったりします。
な~んか、余計なことをたくさん書いてしまいそうな時はグッと我慢。心のぐちゃぐちゃや愚痴や弱音を書くのもブログの大切な部分と思っているのですが、最近はそれを我慢してこそ楽しく有意義な場所になるとも思っていて。気が付けば随分と長いこと生きてきましたが(まだまだ若輩でもあるわけですがw)、世の価値観は百万通りどころか人の数だけあるのだなぁ~と、ようやく理解し始めたところです。それなのに、自分の我を通そうとしたり、自分の正義や理屈を通そうとしたり。日々、反省なわけです。そんな中でも、私の拙い論評などに共感してくれる方もたくさんいることに嬉しくも安心感を抱くしだいです。
こんな楽しい場所を自ら荒らすことの愚かさを理解した上で、グッとこらえて・・・と、またしても余計なことをたくさん書きそうなので、本題にうつることにします。
10月に入って、スピリッツでは創刊30周年記念月間として、さまざまな企画が催されている。記念月間突入号となる44号では、高橋留美子さんの読み切り漫画が掲載されており、翌45号ではウシジマ君のドラマ化を特集したDVDがついていたり松本大洋氏の読み切り掲載と、ちょっとしたお祭りとなっている。最新の46号では「美味しんぼ」の久々の連載再開に吉田聡氏の読み切り掲載と、それはそれは豪華になっているわけです。
記念月間とは別に、今年に入ったころから30周年記念の企画がいくつか連載されていて、その1つが表題の「創魂」と題された、創刊30周年記念インタビューである。漫画家さんだけではなく、例えば今田耕司さんなどの各界の著名人もインタビューを受けているのである。
そんな中、44号では「アイアムアヒーロー」の作者である花沢健吾氏がインタビューを受けていた。
実は、私と花沢氏の年齢はとても近く(私の方が年下w)、インタビューでも同じ時代を生きてきた人・・・であることを実感させられましたw
僕が一番最初に自分で希望して買ったコミック本は「キン肉マン」でした。
やがて、一番最初に買ったコミックは一番最初に全巻揃える漫画となった。花沢氏の場合、小さい頃にキン肉マンのパロディ漫画「バカマン」を小さな冊子を作って書いて友達に見せていたそうです。自分の人生を振り返って、一番最初になりたいと思った職業は漫画家でした。もちろん、絵の才能があまりにもなかったので小学生の段階でそんな夢を語ることはなくなりましたが、小学校低学年~中学年のどこかで、将来の夢は漫画家です・・・的なことを文集みたいなものに書いている。そして、誰かに見せるということこそなかったけど、藁半紙を10cm四方に切って10枚ほど重ねたものをホッチキスでとめて、背表紙をつけて小さな冊子を作って遊んでいたこともあった。小学校2年生くらいのことだったかな。僕が自分から考えたということはありえないので、なんかの切欠で流行っていたのだと思う。花沢氏のそれとの共通点はないのかもしれないけど、どこか同時代性を感じずにはいられないわけです。
そして、キン肉マンも連載していた週刊少年ジャンプも黄金時代に突入するころだったと記憶している。
花沢氏もジャンプっ子だったそうで、「ハイスクール奇面組」を愛読していたそうだ。
僕的には、キン肉マンももちろんだけど、「北斗の拳」、「キャプテン翼」、「きまぐれオレンジロード」、「流れ星銀」、「聖闘士星矢」、「シティハンター」、「魁!男塾」なんかにどっぷりとはまっていたのを覚えている。どれも長期連載だったので、時代がぐちゃぐちゃだけど。そんな中でも、思春期に入っていない時期にであった「きまぐれオレンジロード」にはどっぷりとはまりすぎて、「鮎川まどか」に完全に惚れてしまうという、なんとも痛い時期を過ごしたりもしている。今住んでいる所から引っ越して、転校して、そこが高台のある町だったら鮎川まどかに会えるかもしれない・・・などと、信じられない妄想っぷりだったのである。ま、実際には僕の父は地方公務員で職場の特性上、転勤が無いわけでw
やがて、「ドラゴンボール」の存在がやたらとでかくなり(これも長期連載なんだよね)、ジャンプの長い、長い黄金期がはじまる。ドラゴンボールが下火になっても、「SLUM DUNK」やらなにやらと、兎に角凄い勢いだった。僕は現在隆盛を誇っている「ワンピース」が始まった頃にジャンプを読むのをやめている。同時期に、週刊少年マガジンも読むのをやめた。
花沢氏は僕より少しだけ年上ってことで、「ハイスクール奇面組」の頃にすでに「スピリッツ」や「ヤンマガ」等の「週刊少年○○」の次の世代むけの雑誌を読み始めている。そこで、「めぞん一刻」に出会っているそうだ。僕の友人にも漫画好きでちょっとませていた奴がいて、そいつに「めぞん一刻」を紹介してもらったことがあるけど、アニメ先行だった機がする。花沢氏の場合も、漫画に詳しい同級生の家で「スピリッツ」と「めぞん一刻」に出会ったそうだ。
僕も「めぞん一刻」にどっぷりとはまった時期があったけど(現在でもはまっていると言えばはまっているのだが)、それは連載もアニメもとっくの昔に終わった、中学生を卒業した後にまとめ買いをした単行本が切欠だった。ま~、鮎川まどか以来に恋をしたよね、管理人さんにw高校生になったというのにね~w
花沢氏のインタビューでは、95年のスピリッツを編集者が花沢氏に見せてインタビューを進めている。
花沢氏は、当時のスピリッツは4コマ漫画が充実しているといい、ほりのぶゆき氏、中川いさみ氏、吉田戦車氏の名前をあげている。そして、「愛しのアイリーン」「14歳」「奈緒子」など、当時連載してた漫画の名前が並ぶ。
僕も1990年代に入った頃からスピリッツを読み始めている。同時に、「ヤンマガ」「ヤンジャン」「ヤンサン」のどれかを2,3冊、読んでいた。でも、何故か読み続けているのはスピリッツだけ。普通は、ヤンマガやヤンジャンなんだろうけど。漫画にこだわりはあまりなかったりするが、この点がほかの人(特に同年代)と僕が違う点かもしれない。ほんの些細なことだけどねw
花沢氏のインタビューで出てきた「中川いさみ」は「アイアムアヒーロー」でも出てくる。第1話で夜の恐怖に打ち勝つために作った魔法陣の一角を担うのが「くまのプー太郎」だったりする。確かに、中川いさみの漫画は恐怖からは対極の位置にあるものw
そして、このシーンの少し前でも同年代であり、同時代を生きたんだというひとコマがあったりする。
単行本第1巻の27ページ。
恐怖に取り付かれ始めた英雄は、三谷の似顔絵を貼ったサンドバックを叩いて憂さ晴らしをしているのだけど、スイッチを入れていたラジオから流れるパーソナリティの声は、
「えー、次の曲は……
山崎ハコの『呪い』です。
……コーン コーン コーン 釘をうつぅ」
と、山崎ハコの「呪い」を紹介し、曲がながれる。冗談のような曲名と歌詞。この曲は近年、様々なバラエティ番組で紹介されたり、ちびまる子でも取り上げられたりと、山崎ハコの代名詞的な曲として有名になったけど、多分、僕らの世代の人が初めてこの曲に出会ったのは、「大槻ケンヂのオールナイトニッポン」だったと思う。番組で何度となく取り上げられて、毎週のようにかけられた時期があったのだけど、僕が最初に聞いたのは大槻ケンヂのオールナイトニッポンを聞きながらそのまま眠ってしまい、ふと目を覚ますとこの曲がかかっていた・・・という、なんとも怖いシチュエーションだったりします。もちろん、その夜はその後、英雄のごとく恐怖に取り付かれて眠れなかったわけですが。
とまあ、あまりにも自分よりな視点で花沢氏のインタビューを読んでしまいました。
ほんの少しでも昔の楽しいことなどを思い出せて、ほんの2ページのインタビューながら楽しませてもらいました。花沢氏の漫画「ルサンチマン」の主人公は印刷工場で働いているわけですが、それも花沢氏の前職が印刷工場だったからなんだ・・・などと、ちょっとした豆知識もはいったりしましたよ。
さてさて、ようやく来週の月曜日に「アイアムアヒーロー」の連載が再開します。
果たして、どんな展開が待っているのでしょうか。比呂美の運命やいかに・・・
ルサンチマン 1 (ビッグコミックス) | |
花沢 健吾 | |
小学館 |
ボーイズ・オン・ザ・ラン 1 (ビッグコミックス) | |
花沢 健吾 | |
小学館 |
ボーイズ・オン・ザ・ラン [DVD] | |
クリエーター情報なし | |
アミューズソフトエンタテインメント |
↑まだ見てないんですよね。
キン肉マン 37 (ジャンプコミックス) | |
ゆでたまご | |
集英社 |
↑今年発売された、22年ぶりの最新刊です。短編集となっています。
JUMP COMICS キン肉マン 復刻BOX“伝説” | |
ゆでたまご | |
集英社 |
めぞん一刻 1 新装版 (ビッグコミックス) | |
高橋 留美子 | |
小学館 |
クマのプー太郎 1 (スピリッツクマコミックス) | |
中川 いさみ | |
小学館 |