Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

懐かしのムカデ競争

2009年09月19日 | Weblog
私の高校の体育祭には
伝統の競技や演目がいくつかあった。

その中で、「ムカデ競争」という競技が
ある。

クラス全員の足が、ロープにつながれ
一斉に前に進むのだから、
息があわないと、転倒あり、足を引きずられて
痛い目あり・・。
と大変な競技である。

背の順にならぶが、男女、混合。
少しでも早くゴールするためには
列を短くするために、前の人と
隙間をつめるので
前の男子の背中に胸をくっつけることになる。
男子は男子で、女子を挟んで二人前の男子の肩に手をおいて
前の女子の髪が顔のあたりに
後ろの女子の胸が背中に、という
高校生にしては、ドキドキのうれしはずかしの競技だった。

女子としては、はずかしいし、いやなのだが、
朝練習などして、息をあわせ、リズムをあわせるのに
必死になっているうちに、恥ずかしいなどという人はいなくなる。
全員参加だった。
この競技をボイコットしたという人の話はきいたことがない。

*****

このムカデ競争を、母校か遠く離れた
息子の高校の体育祭で、今日、お目にかかった。
懐かしかった!!

足元は、ストッキングなので、あんなに痛い目はしなくていいし、
女子は女子で固まっていたから
恥ずかしいさも半減。

でも、スタート前は、リズムとり係りが、大声で、手をたたいたりして
テンポをとっている。みんなの士気を高めている女子もいた。

緊張のスタートのピストルがなり、
うちの息子のチームが、私のほうにちかづいてきた。

「ああ、私と同じ経験をしているのね。
みんなと息をあわせて!
転ぶといたいんだよ。
がんばれ!がんばれ!」とビデオを撮りながら応援していた。

息子はどこにいるか、わからないから、みんなの顔を順番にとっていた。

あれっ!?

あの笑いながら、大声をあげて、列にくわわらず、
横で、声を張り上げているのは・・・・。

「ムカデに参加していないのかぁ~!!」
と、突っ込みをいれたくなった・・・。
リズムをとる音頭をとる担当のようだった。
でも、単に楽しんでいるだけのような気がする・・・。


ムカデに参加していないとは、さすが、協調性がないわが息子。
ダンスも、いい加減だから、センターからはずされたらしい。
今回も、ひょっとして、あまりの協調性のなさに、戦隊からはずされた?

ムカデ競争をみて、あまりの懐かしさにうるうるしていた
お母さんは、私くらいじゃないだろうか?


あるチームのムカデは、2回、足並みがそろわず、ストップした。
足元をひっぱられられ、倒れる人もいるなか、
形をととのえ、息をあわせ、リズムをとりながら、
ゆっくり進む。

それは、なにか、つまずくことがあっても
忍耐づよく、すすむ、
ということを学べるように思えた。

自分は、当時、学んでいないけれども~。

あの競技の目的はなにかな?
クラスの調和?

裏地でつくった衣装での応援合戦もあり、
それもまた、私の高校時代と同じ。
不器用なのに、裏地で、ピンクの衣装をつくったな。
私は、とても苦手で、いやだった。
でも、そういうことがいい思い出。

息子は後夜祭で、まだ帰宅しない。

まさか、今はもう、滅亡したとおもわれる
ファイアーストームなんでやっているのだろうか?
フォークダンスとか、あるのかなあ?
興味津々。

パンフレットに「後夜祭は、本校生徒のみです」とかかれて
あって、「な~んだ、私、みられないの~」とおもったが
今、考えたら、他校の生徒はお断りってことかな?

この学校の大先輩の有名政治家からの
祝電もあった。
この自由な校風は、○○温泉とよばれた私の母校に似ている。
そうそう、私は帰り、ガソリンスタンドで、ポリタンク入りの本物の温泉をかった。

息子を家で温泉に入れて上げられる。

しかし、本当に○○高校は○○温泉のような気がしてきた。

ガソリンスタンドのおじさんと話しをしたら、
息子さんもその高校らしいが
「もう、勉強しないで、一浪して、○○大学くらいしか
いけなかったよ。」
こういう話、いっぱい、きいた、ウン十年前。

来月、ウン十前に、一緒にムカデ競争した同級生たちと
再会できるかな?




最新の画像もっと見る

コメントを投稿