Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

Ponco たぬきをみる

2012年02月11日 | Weblog
先日 寒い雪がふった後の日のことだった・・・。
私は、駅周辺へ買い物にいくのに、
住宅街を車で走っていたが、対向車をさけて
一時停止した。
 
 
その前をポタポタポタ・・。と小動物が小さな足取りで
横切っていた。
一瞬てっきりペルシャ猫系だ、と思った。
しかし、視界の端っこにいくころ
「んっ!?」と思った。
猫にしては、手足が短く、頭が大きい。
手足が短いマンチカン種や頭が大きいペルシャ種が、こんなところを
うろつくわけがない。
私の目は、その動物をおっていた。
車が通っていて、人間もいるだろうに
猫のように、急ぎ足ではない。
外にいる猫は、もっと 敏捷にうごくものだ。
 
「タヌキ!!!????」
 
アパートの敷地をゆうゆうと横切るのを停車サインをだして
みていたが、ずっとみているわけにもいかないので発車させた。
 
家で、娘に昂奮していってしまった。
「きっと雪でえさがなくなったんだね」
 
このあたり、タヌキがいるのは、周知の事実だ。
近くの車専用道路には、タヌキ注意の標識がある。
むかし、私も、竹林のあたりでいっかいだけ見かけたことがある。
 
しかし、この15年くらい、みたこともなく、もう、開発もすすんだから
いなくなったとおもっていた。
 
****
 
一昨日、家にいて温度が下がったので、小さな窓を閉めようと
ふと裏の空き地に視線を移したら
「んん!!??」
また、私に、ひっかかるものがあった。
ジッとみて、小声ながら叫んで娘を呼んだ。
 
「たぬちゃん!たぬちゃん!」
これには、さすがに驚いた。
うちの裏地で見かけたのは、はじめてだ。
 
たぬちゃん(いつの間にか、命名)は
えさでもあるのか?(なになんだろう?特になにもないが・・・)
そのあたりをクンクンとして、なにかを食べ、少し移動して、またクンクン、また移動。
の繰り返しで、西のほうへきえていった。
 
そして、昨日。
また窓をしめようとしたら、野良猫が私の目の前で、粗相をしそうだったので
絶妙のタイミングで、一喝したら、脱兎のごとく、(猫だけれども)
逃げていって「やれやれ・・。」
窓を閉めよう、とまた つい、視線をたぬちゃんがいたところに移したら
「いた~!!写真!!」
と娘を呼び、娘とおうちZOOを楽しんだ。
 
たぬちゃんは、野生であるし、檻もないので
好き勝手に、ゆうゆうとしている。
私たちは、たぬちゃんの移動にともない、家の窓を東から西へ移動した。
私たちの見るものは、たぬちゃんしかいなかった。
まさに「注目」!
「ひょっとして、鎌倉に出没して困らせている
アライグマじゃない?」
とか、
「毛が抜けているから怪我や皮膚病じゃない?」
とか
「今年は寒いから、森によほど食べるものがないんだね・・。」
とか
「開発が予定されて、反対の市民運動になっている土地に、もう
業者がはいったのかなあ?」
「あそこで、なにを食べているんだろう?
豆まきの豆が、あそこまでは飛んでいないよね?
木の実も、いつもないけどね~」
「コートにタヌキの毛がついていたような気がする・・。」
 
いろんなことを想像した。
 
西の端の窓までいくと、娘が「猫がいる~!!」と叫んだ。
たぬちゃんの進路の先に猫が座っていた。
たぬちゃんは、猫の鼻先を正視したように見えた。
 
どうするんだろう?
外の猫は気が荒いので、引っ掻かれないか?
猫が うなった。
「うううっ・・。ギャオッ!!」と猫パンチを振り上げ
なんと二匹になり、 逃げていった。
「うわっ!もう一匹いた・・。」
「猫のほうが怒って・・・・逃げた・・・・。」
 
上からみている人間には、タヌキのほうが弱々しく見えたのだが
野生は、静かでおとなしげながら、威圧する力があるのだろう。
すごい。
 
猫が退いた後を
たぬちゃんは、また、ぽたぽたと小さな足取りで歩いていった。
その先には、竹やぶを抱えた民家がある。
 
緑地をたどれば、鎌倉、逗子、横須賀につながる地帯なので
タヌキでもアライグマでも、いてもおかしくないのだが
とにかく、これくらいの大きさの野生の動物は、うれしかった。
これが、いいことなのか?困ることなのか?
まだ、わからない。
うちには、獲られて困る鯉も、農作物もない。
観察しているだけである。
 
この騒ぎをよそに、うちの飼い猫は、ぐっすりであった。
 
 
 
 
 

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