Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

ぐずの長所

2011年08月08日 | Weblog
私は、小さなときから、母に「グズ」と
いわれてきた。
(関西人がいうところの「ぐずやなあ~」は
関東人がおもうほど、軽蔑の意味合いは少ない
「おそいなあ・・。」とからかうイメージである)
それでも、けなされているのには違いないから
そういわれることは、いやだった。
今でも、動くのがキライで、本当はじっとしていたい。
 
実家の法事のときに
父の妹である先代の長女の叔母としゃべりだすと
ふたりとも全然動かないので
「根がはえたようだ」と母はぶつぶつといい
母やら、妹やら、叔父の奥さんやらが
「はい!」とお茶、むいた果物、お菓子と
出してくれて、いつのまにか片付いているので
長女二人は、根がはえたまま、機嫌よくしゃべっている。
 
まめまめしく動かない。
いや、動けないというのが
私のコンプレックスであるのに
今の私のイメージは「マメ」らしい・・・。
片付けは、大の苦手なのだが、
気働きは、商家育ちで、できてしまうみたい。
だから、自分で動こうと決めたときは
動く。
 
自分は、過保護に育ったとおもっているし
今でも、人がやってくれないかなあ・・。
とずっとおもっている。
依存やら、甘えるのが、大好きなのに
甘えるのは下手。
怒りんぼうの口調でいってしまうから
喧嘩になってしまうが
あやしてくれる人が今は、周囲にいないから
たまにそういう、甘えさせてくれる人がいると
とっても、ぐっとくる。
ありがたいことに、旧友の中には
ほんわかと甘えさせてくれる人が何人かいる。
そういうとき、私は、自分が少女だったときのような
安らぎを感じる。
 
周りで、まめまめしく動いてくれても
ばたばたされるのは苦手で、
息がつまりそうになる。
本当に、呼吸困難になって、倒れたことがある。
そういう中での、食事が苦手である。
 
○○家の長女は、いったん座ると根がはえて、身内がさりげなく
出してくれるものを、あたりまえのように
たまに「ありがとう!」といいながら、夢中で笑いながら、くっちゃべるのが
伝統であり、婚家の家風には合わない・・・・・・。
嫁としては、まったくいい嫁ではない。
 
自慢にならないが、これが、生来の性格なのだから、仕方がない。
普段の私は、この性格では生活できないので
がんばっているが、たまに自分で「なんて、可愛げのない女なんだろう」」と
おもっている。
甘えることが少なくなった代わりに、人を見る目もきびしく
口角が下がる心地がするからである。
あのぬるい 「ぐずやねんから」といわれながらも
さりげなく、優しくいろんなものがでてくる場所にいたほうが
人が善い人間でいられる。