Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

携帯電話じゃなかった・・・。

2009年06月12日 | Weblog
スーパーの文房具をかって
レジにいったら、前の女性が
ぐずぐずしている。

レジの女性が、私の精算を始めたので
「どうして、退かないのだろう・・・?」と思っていた。

私がおつりをもらいながら、目の端でふとみると、
電話を耳にあてている。
「?」
なにか、変・・。

もう一度、みたら携帯ではなくて
大きい・・・!

近頃、携帯で立ち話をしている人が
その辺にあふれかえっているから
うっかり見落とすところだった。
それは、固定電話の子機だった。

裏のなにかをあけようとしている。
でも、あかないので、困っているのだ。

途方にくれる様子に「どうかしました?」といってしまった。
「それ、携帯じゃなくて、子機ですね」といったら、
年配の女性は、電話の調子が悪いので
裏のふたをあけて、電池を交換したいようだった。
「あかないのですよ」と
その女性とレジの女の子が交互に裏をいじる。
「どれ、やってみましょう」といって
私も裏のあきそうなところをさがして、
ふと、
「これ、充電ですよね・・・。」

機械に弱い私であるが、
電話の充電式子機には
乾電池を交換するとか、あったかなあ?
と疑問におもった。
すると、レジの女の子も、
「そうですよね。
携帯電話と同じですよね」

年配の女性は
「年寄りふたりだから、わからなくて
困ってしまって・・・。」と困惑している。

とっさにどうしてあげればよいのか?
私には、わからなかった。
しかし、その女性が、電池切れで使えなくなったと
おもって電池を交換したらいいのではないか?
と思ったことは、すぐ、想像できた。
私も、とりあえず電池交換が一番に頭に
浮かぶから。

「まちがっていたら、ごめんなさいね」といって
乾電池の問題じゃないと思いますよ、
といったら、レジの女の子がやっと
「メーカーのサービスセンターに電話して・・・」といい始めた。

このスーパーの家電店は先日、閉店したので電気屋さんが
いなくなった。
家電に弱い女性が3人、たまたまレジであっても
役にたたないのだ。
私は急いでいたので、すぐその場を離れたが、気になった。

あの女性は、他人事ではない。
いつも、機械のトラブルで困っている私そのもの。

新しい家電がきたら、取り扱い説明書を丁寧によむことにしている。
つぎに、仲良くなるように、何回かいろんなことを試してみる。
その時間がないと、ずっと喧嘩をするハメになる。
私がいない間に増えた家電、たとえばDVDプレヤーは
ついに現在でも、よく理解できないから
初対面の時が大事。
私のようなメカに弱い人間は勘でなんとかなるものではなくて
しまいに、機械にバカにされているような腹立たしい思いをするのだ。

さて、家にかえって私は思った。
私が機械の進歩についていけるのは
何歳までだろう?
今、もっているものだって使いこなしていない。

30歳くらいのころは、新しい機械は楽しかったものだ。
いまや、苦痛。

60歳の時点で、新しい機械を導入するのをやめて
その時点でもっているもので、生活を賄えたら快適かなあ?
機械にバカにされるのはいやだ。

それだったら、新しい機械をいれない生活のほうが
快適じゃないかな?
もし、自分の手に負えない状態になったら、あきらめよう。
そんなことばかり、考えているが、あきらめが悪い私は
いろんなことに悪戦苦闘する。
反面、あえて自然やアナログに甘んじているのもあるのだ。

そういう取捨選択が必要になってくる。

いつか、テレビでいっていた。
昭和40年代の生活が一番、エコだったらしい。

そうなんだ・・・。
となっとくしつつ、暑いので冷房をかけ
パソコンにこういうことをかきながら
今晩の献立を考えている私。
昭和40年代の主婦でなくて、よかった。
現代は、ありがたい。とつくづく思う。