Poncoの ぴろ~・ぶっく 

枕元においたノートに
日々の生活で感じたことを
好き勝手に綴りたい・・・・。

受験二代

2009年02月20日 | Weblog
疲れが、たまりにたまった娘と
大きなお風呂にいってきた。

そのかえり、車の中で、娘にいった。

娘の受験生活は、完璧ではない。
私が、多大な迷惑をかけてしまうことが
多々ある。
それは、申し訳ないとおもっているが、
自分が受験生だったときを考えると、
出来るだけのことは、できたと思う。

私が高校3年、妹が中学3年の
ダブル受験の年の夏、
我が家は、家を改築した。
「なんで、今年なんだ!?」と思ったのだが、
意義を唱えることさえしなかったと思う。
妹とぶつぶつ、陰で文句はいったかもしれない。

秋に 私は、心身の体調を崩した。
しかし 青白い顔をしたまま学校には
いっていた。
冬の初め、祖母がどういうわけか自刃未遂し、入院したので
家の中は、一気に真っ暗になった。
両親と親戚が、動き回るが妹とふたりっきりで
恐怖ですごした時間もあった。

受験大学も父がゆずらず、面談のとき先生の前で、大喧嘩になった。
受けたい大学は、うけさせてもらえたが、父がいう大学の受験が
優先だったので、受験させてもらえない大学もあった。

結局、そこにしかいけなかった。
自分の実力がないから仕方なかったのだが、
もし、納得していたら、どうだったろう?とずっとおもってきた。

今回、娘が受けたいという学校は、日程がかなう限り
受験する予定になった。

たくさん受けても、一校しかいけないのだから、
もったいないという気もするし、実家の母にいったら、
大変なことになる。
母たちにはもちろん、夫にも言わずに、もくもくと受験料を
払い込みに娘と銀行に通った。
全部、合格しなかったらどうなるのだろう?
と、思いながらも、娘に「浪人は、させてあげられないからね」と
宣言し続けた。

幸い、娘は、そのほとんどを風邪もひかずに、
私も、その朝だけは、寝込まないで駅までおくってやることができた。

娘は、難関校ばかりをうけているわけではない。
国立でもない。

予備校は、3年にはいってから、短期講習にいったし、
模擬試験も次々とうけたし、普段は、自分で学習するタイプだが、
塾もいった。
だから、完璧ではないかもしれないが、
できるだけのことを、あなたはしたと思う。
お母さんも、できるだけのサポートは
できたと思う。
だから、満足だ。
と娘にいった。

大きなお風呂屋さんにいっても、娘は恥ずかしいから
私とは、離れて、「こっちへこないで」という。
すべて、別行動。
いやだというのを
私に似た体質の娘の保養には、こういうことが
いいのだ、と言い聞かせて連れて行った。
全身マッサージをしてもらった娘は、昨日とは
打って変わって、顔のむくみがとれていた。

さて、娘の受験は、まだ、終わっていない・・・。

だから、気を抜くわけにもいかないような気もするが、
たまりにたまった疲労を私は、いったん、デトックスしたかった。
もう、いまさら、勉強してもそんなに差はないだろう。

昨日、私と娘に、アンラッキーで、悲しいことが起きて、
二人とも号泣した夜だった。
だから、最後は、気持ちがいい状態で、受験に臨みたい。
・・・私がなのかな!?

息子のことでは、ずいぶん泣いた冬だった。
だから、今は視界を狭くして、この週末を過ごしたい。


奈良のお水取りは、たいまつの火が美しい。
私たちは、お坊様の修行の日々を目にすることは
できない。
よくも悪くも
昔風にいうと
「サクラサク」でも「大仏の目に涙」でも
結果をうけとめる気持ちでいたい。