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新しいもの好きのブログ

タイトルに反して結局熟成したものを買う小心者です。

XperiaAXのroot化に成功

2012-11-23 00:19:36 | 日記
1.root化

発売日から4日目の11/20に早くもroot化に成功された方が出ました。
AXはadb restoreを利用したrootが出来ませんでした。
今回の抜け方は特殊で姉妹機のXperia VLのROMを焼いてadb restoreの
脆弱性をついてroot化すると言う方法です。
VLのROMで一応動くというのも凄いですがそんな発想で攻略された方も
凄いと思います。
私も同様の手法にあやかってroot化しました。
なお、ftfファイルを作成する段階で初期化されてしまうため、事前に
バックアップを取得しておいてください。

(1)どこからかXperia VLのftfファイルを入手する。
 今回使ったファイル群
 flashtool-0.9.9.0-windows.exe
 ConvertTool.zip
 rootkitGXSX_v3.7z
 SOL21_9.0.F.0.195_au.ftf
 Update_Service_Setup-2.12.8.23.exe
 7z920.exe

(2)Xperia AXのftfファイルを作成する。
 Sony Update Service(SEUS)を使ってXperiaを初期化する。
 その際、SEUSのblob_fsフォルダの下にFILE****というファイルが
 作成されるのでこれをflashtoolとconverttoolを使って
 ftfファイルにする。

 FlashToolを起動し、Decrypt Filesを実行する。
 FILE_279230134
 FILE_279323979
 FILE_279323995
 のうち、ファイルサイズの大きい下2つを読み込む。
 partition-image******
 simlock.ta
 の二つを除くファイルを選択して分解する。
 ftfファイルが出来上がります。
 ただし、loader.sinが含まれていないのでコマンドプロンプトで
 converttoolのSeusDecrypt.batを実行する。

 > SeusDecrypt.bat FILE_279230134

 を実行するとFILE_279230134.tar.gzが出来上がる。
 更に7zipでそのファイルからFILE_279230134.tarを取り出して
 loader.sinとリネームする。

(3)(1)で入手したVLのftfを7zipで開き、(2)で作成したAXの
 loader.sinをVLのftfに追加する。
 ついでにAXのftfにもloader.sinを追加しておく。

(4)flashtoolを使って(3)で作ったVLのftfファイルから
 loader.sin、system.sin、kernel.sin
 の3つのファイルのみAXに書き込む。

 flashtoolを起動し、flash > flashmode >
 Exclue Fota, Exclude basebandの二つだけチェックをする。
 File欄がsystem.sin,kernel.sin,loader.sinになるはず。

(5)AXを再起動しauのロゴが出ればとりあえずVL化が成功です。
 auのアプリが入るがAXを初期化すると消えるので後から対応する。

(6)GXSX用1クリックツールを解凍しstep3.shの以下の2行を削除する。
 rm /data/local.prop
 reboot

(7)GXSX用の1クリックツールでroot化する。
 install.batを実行する。
 リストア後、AXが自動的に再起動して、その後root化されます。

(8)adbで接続しrootになっている事を確認したら以下のコマンドを
 実行する。
 echo ro.kernel.qemu=1 > /data/local.prop

(9)一旦電源を切り、flashtoolで今度はAXのsystem.sinを書き込みます。
 再び起動画面がドコモになります。

 flashtoolを起動し、flash > flashmode >
 Exclue Fota, Exclue Kernel,Exclude basebandの三つにチェックをする。
 File欄がsystem.sin,loader.sinになるはず。

(10)adb shellで接続し、以下のコマンドを実行する。
 /data/local/tmp/step2.sh(ricの入れ替え)
 /data/local/tmp/step3.sh(busybox,superuserの導入)
 step2の中でsystemをrwマウントしますがここでAXのリセットが
 かかる場合があります。
 リセットがかかると失敗なのでもう一度step2を実行します。
 私は3回くらいで行けました。
 step2でリセットがかからなかったらstep3に進みます。

(11)adb shellで接続後、suが使えたら成功です。

(12)再度flashtoolでAXのkernel.sinを書き込めば元通りになった上、
 rootが維持されます。

 flashtoolを起動し、flash > flashmode >
 Exclude System, Exclue Fota, Exclude basebandの三つにチェックをする。
 File欄がkernel.sin,loader.sinになるはず。

(13)APNが消えているがAPN初期化をしたら復活します。

(14)au系アプリが邪魔な場合は、端末リセットですっきりします。


それなりに作業が複雑ですが、以下のサイトで画像付きで解説して
くれているのでなんとか出来ると思います。
私も参考にさせていただきました。
感謝です。

XperiaにおけるAndroid考察
http://xperia-freaks.org/2012/11/20/ax-rooted/



2.rootを取ったらやる事

(1)テザリング時のAPN強制変更を解除
 いつもの対応です。
 テザリングを有効にすると勝手にspmodeに切り替えられるので解除します。
 ただし今回のroot化を行った後、custom_settings.xmlがいつもの
 場所に無かったのでsqliteでDBのみ変更しました。

 GooglePlayから「SQLite Installer for root」をダウンロードして
 実行します。これでsqlite3が使えるようになります。
 adb shellに接続し、以下のコマンドを実行する。

 su
 sqlite3 /data/data/com.android.providers.settings/databases/settings.db
 update secure set value='0' where name='tether_dun_required';
 .quit
 sync

 これで最低限、APN切り替えはなくなります。
 他にテザリング中のAPN非表示や、警告ダイアログ非表示などもある
 のですがそれらの項目がsecureテーブルに見つかりませんでした。
 試しにinsertしても反応が無かったので違う場所で制御している
 みたいです。

(2)TituniumBackupでデータ移行する。
 前に使っていたXperia acroでバックアップしたデータを戻します。
 リストアする時はアプリ+データのみを戻します。
 SDカードのパスが変わるのでアプリによっては手動で設定が必要です。

(3)写真撮影時の音消し
 XperiaAXでスクリーンショットを撮った時、音が大きすぎて
 びっくりしました。
 SIMロックフリーiPhoneでは音が無いのが当たり前だったので余計
 に気なります。
 そんなわけで以下の変更で音を消します。
 ついでに通常カメラのシャッター音も変更可能にしました。

 ESファイルエクスプローラなどで/systemをrwマウントし、
 /syste/build.propを書き換え再起動する。
 ro.camera.sound.forced=1 -> 0に書き換える。
 その後は、カメラアプリの設定で消音が選べます。

 スクリーンショットは以下のファイルを削除するか名前変更して
 再起動する事で消音化できます。
 /system/media/audio/ui/camera_click.ogg

(4)不要アプリの削除
 Xperia acroに比べてメモリやストレージに余裕があるので
 あまり深刻ではありません。
 i.chは時々暴走してCPU使ったりするので無効化したいですね。
 TituniumBackupからアンインストールします。

(5)輝度設定など
 Xperia acroでは勝手に明るさが変わって見づらかったのですが、
 AXでは問題なかったのでこの対策は不要でした。



3.その他

(1)おサイフ機能
 特に何もせず先日引き継いだiDが自販機で使えました。
 おサイフケータイのiDはROMを書き換えても端末初期化をしても
 残るようです。
 これで安心してコンビニやお店で使えます。

(2)Bluetoothイヤホン


 Xperia AXは防水のため、イヤホンジャックに蓋があります。
 パッキンを痛めないためにBluetoothイヤホンを購入しました。
 NFC対応のBluetoothレシーバも興味があったのですが、
 5,000円台のMDR-NWBT10Nの方がノイズキャンセリングを試す事が
 出来るのでこれにしました。
 スマホで音楽を聞く場合の弱点は、この機能が付いたものが無い事
 でしたがこれで補えます。

 音質は良いです。
 これまで低音重視のMDR-XB41EXを使っていましたのでそれとの比較
 ですが、低音は劣るものの解像度感は高いです。
 低音も決してないわけではないので不足はありません。
 ヘッドユニットのサイズは同じ13.5mmです。
 この音質でBluetoothでノイズキャンセル付きでこの価格なら十分です。
 駆動時間はちょっと短いけど。
 それとホワイトノイズがあり、静かなところで聞くと気になります。
 もともと電車で聞くのが用途の大半なので問題ないけど。


(3)保護シート
 いきなり地面に落として表面に傷がつきました。
 保護シートなので助かりましたが、今日買いに行ったら売ってない。
 正確には売ってるけど選択肢がない。
 在庫が潤沢になるまで我慢。
 AX本体も売り切れ多いし人気あるんだね。


これでacroからAXに完全移行出来ました。
さて、Photonに続いてacroも引退。
使い道はどうしようかな。

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