1.root化
発売日から4日目の11/20に早くもroot化に成功された方が出ました。
AXはadb restoreを利用したrootが出来ませんでした。
今回の抜け方は特殊で姉妹機のXperia VLのROMを焼いてadb restoreの
脆弱性をついてroot化すると言う方法です。
VLのROMで一応動くというのも凄いですがそんな発想で攻略された方も
凄いと思います。
私も同様の手法にあやかってroot化しました。
なお、ftfファイルを作成する段階で初期化されてしまうため、事前に
バックアップを取得しておいてください。
(1)どこからかXperia VLのftfファイルを入手する。
今回使ったファイル群
flashtool-0.9.9.0-windows.exe
ConvertTool.zip
rootkitGXSX_v3.7z
SOL21_9.0.F.0.195_au.ftf
Update_Service_Setup-2.12.8.23.exe
7z920.exe
(2)Xperia AXのftfファイルを作成する。
Sony Update Service(SEUS)を使ってXperiaを初期化する。
その際、SEUSのblob_fsフォルダの下にFILE****というファイルが
作成されるのでこれをflashtoolとconverttoolを使って
ftfファイルにする。
FlashToolを起動し、Decrypt Filesを実行する。
FILE_279230134
FILE_279323979
FILE_279323995
のうち、ファイルサイズの大きい下2つを読み込む。
partition-image******
simlock.ta
の二つを除くファイルを選択して分解する。
ftfファイルが出来上がります。
ただし、loader.sinが含まれていないのでコマンドプロンプトで
converttoolのSeusDecrypt.batを実行する。
> SeusDecrypt.bat FILE_279230134
を実行するとFILE_279230134.tar.gzが出来上がる。
更に7zipでそのファイルからFILE_279230134.tarを取り出して
loader.sinとリネームする。
(3)(1)で入手したVLのftfを7zipで開き、(2)で作成したAXの
loader.sinをVLのftfに追加する。
ついでにAXのftfにもloader.sinを追加しておく。
(4)flashtoolを使って(3)で作ったVLのftfファイルから
loader.sin、system.sin、kernel.sin
の3つのファイルのみAXに書き込む。
flashtoolを起動し、flash > flashmode >
Exclue Fota, Exclude basebandの二つだけチェックをする。
File欄がsystem.sin,kernel.sin,loader.sinになるはず。
(5)AXを再起動しauのロゴが出ればとりあえずVL化が成功です。
auのアプリが入るがAXを初期化すると消えるので後から対応する。
(6)GXSX用1クリックツールを解凍しstep3.shの以下の2行を削除する。
rm /data/local.prop
reboot
(7)GXSX用の1クリックツールでroot化する。
install.batを実行する。
リストア後、AXが自動的に再起動して、その後root化されます。
(8)adbで接続しrootになっている事を確認したら以下のコマンドを
実行する。
echo ro.kernel.qemu=1 > /data/local.prop
(9)一旦電源を切り、flashtoolで今度はAXのsystem.sinを書き込みます。
再び起動画面がドコモになります。
flashtoolを起動し、flash > flashmode >
Exclue Fota, Exclue Kernel,Exclude basebandの三つにチェックをする。
File欄がsystem.sin,loader.sinになるはず。
(10)adb shellで接続し、以下のコマンドを実行する。
/data/local/tmp/step2.sh(ricの入れ替え)
/data/local/tmp/step3.sh(busybox,superuserの導入)
step2の中でsystemをrwマウントしますがここでAXのリセットが
かかる場合があります。
リセットがかかると失敗なのでもう一度step2を実行します。
私は3回くらいで行けました。
step2でリセットがかからなかったらstep3に進みます。
(11)adb shellで接続後、suが使えたら成功です。
(12)再度flashtoolでAXのkernel.sinを書き込めば元通りになった上、
rootが維持されます。
flashtoolを起動し、flash > flashmode >
Exclude System, Exclue Fota, Exclude basebandの三つにチェックをする。
File欄がkernel.sin,loader.sinになるはず。
(13)APNが消えているがAPN初期化をしたら復活します。
(14)au系アプリが邪魔な場合は、端末リセットですっきりします。
それなりに作業が複雑ですが、以下のサイトで画像付きで解説して
くれているのでなんとか出来ると思います。
私も参考にさせていただきました。
感謝です。
XperiaにおけるAndroid考察
http://xperia-freaks.org/2012/11/20/ax-rooted/
2.rootを取ったらやる事
(1)テザリング時のAPN強制変更を解除
いつもの対応です。
テザリングを有効にすると勝手にspmodeに切り替えられるので解除します。
ただし今回のroot化を行った後、custom_settings.xmlがいつもの
場所に無かったのでsqliteでDBのみ変更しました。
GooglePlayから「SQLite Installer for root」をダウンロードして
実行します。これでsqlite3が使えるようになります。
adb shellに接続し、以下のコマンドを実行する。
su
sqlite3 /data/data/com.android.providers.settings/databases/settings.db
update secure set value='0' where name='tether_dun_required';
.quit
sync
これで最低限、APN切り替えはなくなります。
他にテザリング中のAPN非表示や、警告ダイアログ非表示などもある
のですがそれらの項目がsecureテーブルに見つかりませんでした。
試しにinsertしても反応が無かったので違う場所で制御している
みたいです。
(2)TituniumBackupでデータ移行する。
前に使っていたXperia acroでバックアップしたデータを戻します。
リストアする時はアプリ+データのみを戻します。
SDカードのパスが変わるのでアプリによっては手動で設定が必要です。
(3)写真撮影時の音消し
XperiaAXでスクリーンショットを撮った時、音が大きすぎて
びっくりしました。
SIMロックフリーiPhoneでは音が無いのが当たり前だったので余計
に気なります。
そんなわけで以下の変更で音を消します。
ついでに通常カメラのシャッター音も変更可能にしました。
ESファイルエクスプローラなどで/systemをrwマウントし、
/syste/build.propを書き換え再起動する。
ro.camera.sound.forced=1 -> 0に書き換える。
その後は、カメラアプリの設定で消音が選べます。
スクリーンショットは以下のファイルを削除するか名前変更して
再起動する事で消音化できます。
/system/media/audio/ui/camera_click.ogg
(4)不要アプリの削除
Xperia acroに比べてメモリやストレージに余裕があるので
あまり深刻ではありません。
i.chは時々暴走してCPU使ったりするので無効化したいですね。
TituniumBackupからアンインストールします。
(5)輝度設定など
Xperia acroでは勝手に明るさが変わって見づらかったのですが、
AXでは問題なかったのでこの対策は不要でした。
3.その他
(1)おサイフ機能
特に何もせず先日引き継いだiDが自販機で使えました。
おサイフケータイのiDはROMを書き換えても端末初期化をしても
残るようです。
これで安心してコンビニやお店で使えます。
(2)Bluetoothイヤホン

Xperia AXは防水のため、イヤホンジャックに蓋があります。
パッキンを痛めないためにBluetoothイヤホンを購入しました。
NFC対応のBluetoothレシーバも興味があったのですが、
5,000円台のMDR-NWBT10Nの方がノイズキャンセリングを試す事が
出来るのでこれにしました。
スマホで音楽を聞く場合の弱点は、この機能が付いたものが無い事
でしたがこれで補えます。
音質は良いです。
これまで低音重視のMDR-XB41EXを使っていましたのでそれとの比較
ですが、低音は劣るものの解像度感は高いです。
低音も決してないわけではないので不足はありません。
ヘッドユニットのサイズは同じ13.5mmです。
この音質でBluetoothでノイズキャンセル付きでこの価格なら十分です。
駆動時間はちょっと短いけど。
それとホワイトノイズがあり、静かなところで聞くと気になります。
もともと電車で聞くのが用途の大半なので問題ないけど。
(3)保護シート
いきなり地面に落として表面に傷がつきました。
保護シートなので助かりましたが、今日買いに行ったら売ってない。
正確には売ってるけど選択肢がない。
在庫が潤沢になるまで我慢。
AX本体も売り切れ多いし人気あるんだね。
これでacroからAXに完全移行出来ました。
さて、Photonに続いてacroも引退。
使い道はどうしようかな。
発売日から4日目の11/20に早くもroot化に成功された方が出ました。
AXはadb restoreを利用したrootが出来ませんでした。
今回の抜け方は特殊で姉妹機のXperia VLのROMを焼いてadb restoreの
脆弱性をついてroot化すると言う方法です。
VLのROMで一応動くというのも凄いですがそんな発想で攻略された方も
凄いと思います。
私も同様の手法にあやかってroot化しました。
なお、ftfファイルを作成する段階で初期化されてしまうため、事前に
バックアップを取得しておいてください。
(1)どこからかXperia VLのftfファイルを入手する。
今回使ったファイル群
flashtool-0.9.9.0-windows.exe
ConvertTool.zip
rootkitGXSX_v3.7z
SOL21_9.0.F.0.195_au.ftf
Update_Service_Setup-2.12.8.23.exe
7z920.exe
(2)Xperia AXのftfファイルを作成する。
Sony Update Service(SEUS)を使ってXperiaを初期化する。
その際、SEUSのblob_fsフォルダの下にFILE****というファイルが
作成されるのでこれをflashtoolとconverttoolを使って
ftfファイルにする。
FlashToolを起動し、Decrypt Filesを実行する。
FILE_279230134
FILE_279323979
FILE_279323995
のうち、ファイルサイズの大きい下2つを読み込む。
partition-image******
simlock.ta
の二つを除くファイルを選択して分解する。
ftfファイルが出来上がります。
ただし、loader.sinが含まれていないのでコマンドプロンプトで
converttoolのSeusDecrypt.batを実行する。
> SeusDecrypt.bat FILE_279230134
を実行するとFILE_279230134.tar.gzが出来上がる。
更に7zipでそのファイルからFILE_279230134.tarを取り出して
loader.sinとリネームする。
(3)(1)で入手したVLのftfを7zipで開き、(2)で作成したAXの
loader.sinをVLのftfに追加する。
ついでにAXのftfにもloader.sinを追加しておく。
(4)flashtoolを使って(3)で作ったVLのftfファイルから
loader.sin、system.sin、kernel.sin
の3つのファイルのみAXに書き込む。
flashtoolを起動し、flash > flashmode >
Exclue Fota, Exclude basebandの二つだけチェックをする。
File欄がsystem.sin,kernel.sin,loader.sinになるはず。
(5)AXを再起動しauのロゴが出ればとりあえずVL化が成功です。
auのアプリが入るがAXを初期化すると消えるので後から対応する。
(6)GXSX用1クリックツールを解凍しstep3.shの以下の2行を削除する。
rm /data/local.prop
reboot
(7)GXSX用の1クリックツールでroot化する。
install.batを実行する。
リストア後、AXが自動的に再起動して、その後root化されます。
(8)adbで接続しrootになっている事を確認したら以下のコマンドを
実行する。
echo ro.kernel.qemu=1 > /data/local.prop
(9)一旦電源を切り、flashtoolで今度はAXのsystem.sinを書き込みます。
再び起動画面がドコモになります。
flashtoolを起動し、flash > flashmode >
Exclue Fota, Exclue Kernel,Exclude basebandの三つにチェックをする。
File欄がsystem.sin,loader.sinになるはず。
(10)adb shellで接続し、以下のコマンドを実行する。
/data/local/tmp/step2.sh(ricの入れ替え)
/data/local/tmp/step3.sh(busybox,superuserの導入)
step2の中でsystemをrwマウントしますがここでAXのリセットが
かかる場合があります。
リセットがかかると失敗なのでもう一度step2を実行します。
私は3回くらいで行けました。
step2でリセットがかからなかったらstep3に進みます。
(11)adb shellで接続後、suが使えたら成功です。
(12)再度flashtoolでAXのkernel.sinを書き込めば元通りになった上、
rootが維持されます。
flashtoolを起動し、flash > flashmode >
Exclude System, Exclue Fota, Exclude basebandの三つにチェックをする。
File欄がkernel.sin,loader.sinになるはず。
(13)APNが消えているがAPN初期化をしたら復活します。
(14)au系アプリが邪魔な場合は、端末リセットですっきりします。
それなりに作業が複雑ですが、以下のサイトで画像付きで解説して
くれているのでなんとか出来ると思います。
私も参考にさせていただきました。
感謝です。
XperiaにおけるAndroid考察
http://xperia-freaks.org/2012/11/20/ax-rooted/
2.rootを取ったらやる事
(1)テザリング時のAPN強制変更を解除
いつもの対応です。
テザリングを有効にすると勝手にspmodeに切り替えられるので解除します。
ただし今回のroot化を行った後、custom_settings.xmlがいつもの
場所に無かったのでsqliteでDBのみ変更しました。
GooglePlayから「SQLite Installer for root」をダウンロードして
実行します。これでsqlite3が使えるようになります。
adb shellに接続し、以下のコマンドを実行する。
su
sqlite3 /data/data/com.android.providers.settings/databases/settings.db
update secure set value='0' where name='tether_dun_required';
.quit
sync
これで最低限、APN切り替えはなくなります。
他にテザリング中のAPN非表示や、警告ダイアログ非表示などもある
のですがそれらの項目がsecureテーブルに見つかりませんでした。
試しにinsertしても反応が無かったので違う場所で制御している
みたいです。
(2)TituniumBackupでデータ移行する。
前に使っていたXperia acroでバックアップしたデータを戻します。
リストアする時はアプリ+データのみを戻します。
SDカードのパスが変わるのでアプリによっては手動で設定が必要です。
(3)写真撮影時の音消し
XperiaAXでスクリーンショットを撮った時、音が大きすぎて
びっくりしました。
SIMロックフリーiPhoneでは音が無いのが当たり前だったので余計
に気なります。
そんなわけで以下の変更で音を消します。
ついでに通常カメラのシャッター音も変更可能にしました。
ESファイルエクスプローラなどで/systemをrwマウントし、
/syste/build.propを書き換え再起動する。
ro.camera.sound.forced=1 -> 0に書き換える。
その後は、カメラアプリの設定で消音が選べます。
スクリーンショットは以下のファイルを削除するか名前変更して
再起動する事で消音化できます。
/system/media/audio/ui/camera_click.ogg
(4)不要アプリの削除
Xperia acroに比べてメモリやストレージに余裕があるので
あまり深刻ではありません。
i.chは時々暴走してCPU使ったりするので無効化したいですね。
TituniumBackupからアンインストールします。
(5)輝度設定など
Xperia acroでは勝手に明るさが変わって見づらかったのですが、
AXでは問題なかったのでこの対策は不要でした。
3.その他
(1)おサイフ機能
特に何もせず先日引き継いだiDが自販機で使えました。
おサイフケータイのiDはROMを書き換えても端末初期化をしても
残るようです。
これで安心してコンビニやお店で使えます。
(2)Bluetoothイヤホン

Xperia AXは防水のため、イヤホンジャックに蓋があります。
パッキンを痛めないためにBluetoothイヤホンを購入しました。
NFC対応のBluetoothレシーバも興味があったのですが、
5,000円台のMDR-NWBT10Nの方がノイズキャンセリングを試す事が
出来るのでこれにしました。
スマホで音楽を聞く場合の弱点は、この機能が付いたものが無い事
でしたがこれで補えます。
音質は良いです。
これまで低音重視のMDR-XB41EXを使っていましたのでそれとの比較
ですが、低音は劣るものの解像度感は高いです。
低音も決してないわけではないので不足はありません。
ヘッドユニットのサイズは同じ13.5mmです。
この音質でBluetoothでノイズキャンセル付きでこの価格なら十分です。
駆動時間はちょっと短いけど。
それとホワイトノイズがあり、静かなところで聞くと気になります。
もともと電車で聞くのが用途の大半なので問題ないけど。
(3)保護シート
いきなり地面に落として表面に傷がつきました。
保護シートなので助かりましたが、今日買いに行ったら売ってない。
正確には売ってるけど選択肢がない。
在庫が潤沢になるまで我慢。
AX本体も売り切れ多いし人気あるんだね。
これでacroからAXに完全移行出来ました。
さて、Photonに続いてacroも引退。
使い道はどうしようかな。
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