車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

賀集八幡神社 in 兵庫県南あわじ市賀集(旧南淡町)

2021年06月03日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・兵庫県

南あわじ市賀集八幡に鎮座される「賀集八幡神社」。御祭神は『応神天皇』 配祀『仁徳天皇・天照大神』

由緒「貞観2年(860)、御神託を受け奈良大安寺の僧行教が石清水八幡宮の御分霊を奉じて淡路に来島、建立した。石清水八幡宮の社殿を模し、壮麗輪奐の美を整えた。往昔隆盛を極める。(伽藍古図は護国寺にて保存) 室町時代暦応3年(1340)、阿讃の領主細川刑部大輔頼春の弟細川師氏、兵を率いて来た足り淡路国主宇原兵衛永真の軍と戦い田中川の合戦で大勝。その際、当八幡宮を祈願所として社殿を造営。以来神馬、太刀のほか神宝奉納が続けられた。 寛永8年(1631)、阿波藩主蜂須賀忠英は当宮を崇め奉り、伽藍を改造。本殿、拝殿、摂末社に至るまで悉く再建。現在の諸建物はこの時代のもの。」兵庫神社庁HPより

県指定文化財の拝殿前より神域を守護されるのは、寛政13年(1801)正月吉日建立の浪花系狛犬さん一対。

光線の加減と場所のせいか吽形さんの表情は今ひとつはっきりしませんが、上向きの鼻や、思いっきり扁平な頭に何とも言えない可愛らしさがあります。

拝殿の後方に鎮座されるのは、県指定文化財で三間社流造の本殿。

本殿向かって左手に鎮座されるのは「摂社・丹生明神」『丹生都比売神』を奉ります。

「丹生明神」社殿の縁左右より神域を守護されるのは素焼き風陶器の狛犬さん一対。女神の神域を守っているからか、阿吽ともに非常にやさしい顔立ち。

「境内社:八坂神社」の拝殿前より神域を守護されるのは、大正8年(1919)5月建立の狛犬さん一対。

きりりとした眉毛がハチマキのように見えて、ずんぐり体系も含めてまるでやんちゃ盛りの子供のような顔立ち。

さらに八坂神社の本殿を守護されるのは、謎の生き物を彷彿させる狛犬さん一対。

写真は真実を写さないと言いますが、安政3年(1856)霜月建立の吽形さんと阿形さん、こうして見ると同じ石工の手になるとは信じがたい顔立ちに見えるから不思議。で、個人的にこの阿形さん、好みです。

絵馬は、足利尊氏の命で入島した『細川師氏(もろうじ)』が神前で戦勝を祈り、鎬箭(かぶらや)を申し受けた場面。

白馬が納められた神馬舎。

境内者:稲荷社

ブロンズ製の奉納神馬。腹掛けには巴紋の神文。

境内入り口近くに祀られていた石碑石仏。これもおそらくは神宮寺であった護国寺のものでしょう。丁重に旅の無事を願って手を合わせてきました。

ちなみに賀集地区は「淡路島玉ねぎ発祥の地」。明治21年に賀集村で試作されたのが淡路島玉ねぎの最初なんです。

参拝日:2010年9月18日   


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