車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

八王子神社 in 瑞浪市陶町

2016年07月27日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・岐阜県

瑞浪市陶町大川に鎮座される「八王子神社」、御祭神は天照大神と素戔嗚尊の誓約時に出現した五男三女神『天忍穂耳命(あめのおしほみみのみこと)・天穂日命(あめのほひのみこと)・ 天津彦根命(あまつひこねのみこと)・活津彦根命(いくつひこねのみこと)・ 熊野f樟日命(くまのくすひのみこと)・ 田心姫命(たごころひめのみこと)・ 湍津姫命(みずつひめのみこと)・ 市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)』

「創祀未詳。元禄十四年再建の棟札存す。昭和六年三月一日陶町大川字十三塚鎮座無格社天神社を合併す。」岐阜県神社庁HPより(瑞浪市HPに寛永2年(1625)の創建の記述有り)

鳥居の内、参道左右より神域を守護されるのは、1990年11月製作の刻が有る 美濃焼製狛犬さん一対。御亭主殿いわく「大川窯四代目羽柴与左衛門景度の美濃焼狛犬をモデルにしたのではないか」との事ですが、実際の所は不明。

狛犬さんの地肌の色は錆茶色なので、使われたのは「瀬戸黒釉」でしょうか?焼き物は好きですが、こういう専門的な話になると、全くと言って良いほど無知です(^^;)

石段の先に見える神楽殿

神楽殿の先に拝殿

拝殿左右より神域を守護されるのは、昭和十三年十月建立の岡崎型の狛犬さん一対。吽形さんは毬に手を、阿形さんは仔狛を手元に置いています。

僅かに拝見できた御本殿

拝殿の長押部分には「瑞浪市指定文化財 美濃焼狛犬群の写真がずらり。長くなりますが案内文から「狛犬は、中世では多くが小型の石製や木彫のものが本殿の縁に据えられるものが普通であった。しかし、彫刻が難しいところから陶器に関係の深いこの地方では、江戸の中期以降に神社の氏子や信者たちが、個人または共同で庇護や利益の祈願報謝の意味をこめて、陶製狛犬を奉納するようになったといわれている。しかしこれらのうち半数が無銘で、年代も作者も一部しか判明していないのは残念であるが、この大川八王子神社の五対余のうちに「羽柴与左衛門景度作」在銘のものがあることは大変貴重なことである。この景度の先祖は、室町後半期の文明六年(1474)武蔵国久良岐郡(横浜市附近)より移住してきた加藤左衛門尉景信で大川窯を開き景光、景忠と続き、景度の時代で前世をきわめ、その製品は「与左焼」と呼ばれ広く世間から賞用された。その銘ある狛犬は、小型ではあるが与左衛門の元亀、天正頃の作と考えられ、その◼︎作のすばらしさを現わしている。」

という事で、八王子神社の参道には、多くの氏子・関係者の方がによって奉納された美濃焼の狛犬さんがズラリ。実際にはもっと沢山の狛犬さんが奉納されているので、気になる方は是非とも現地へ!!(*^^*)

そして瑞浪市の八王子神社と言えば何と言っても世界一の狛犬さんですが、その入り口より神域を守護される美濃焼の狛犬さん一対。

何とも渋い色合いの狛犬さんには1995年10月建立の刻。首に下げられた細い注連縄が、通り過ぎる人にここが神域である事を教えています。

八王子神社の前、「中馬街道」沿いの小高い丘の上に祀られる「馬頭観音石仏」。足元に置かれた香炉には「馬を曳く馬子」の姿が刻まれています。

参拝日:2011年6月5日

 


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