車泊で「ご当地マンホール」

北は山形から南は大分まで、10年間の車泊旅はマンホールに名所・旧跡・寺社・狛犬・・思い出の旅、ご一緒しませんか。

高石(たかいし)神社 in 大阪府高石市

2023年01月11日 08時00分00秒 | 神社仏閣・名所・観光・大阪府

大阪府高石市高師浜に鎮座される「高石(たかいし)神社」。御祭神は『少名彦名命・天照大神・熊野坐神(くまのにますかみ)

創建・由緒は詳らかでありませんが、公式HPには「当神社は古くは天神の社として知られ、白雉元年(西暦650年)より大阪府高石市に鎮座しています。  平安時代に編まれた「延喜式」の神名帳に高石神社として記されており、1360年余りの歴史をもっています。」  と記載されています。

二の鳥居の内より神域を守護されるのは浪花系の狛犬さん一対。まん丸いお団子のような鼻と、むっちりと逞しい四肢が中々に頼もしい。吽形さんは頭に角をお持ちです。

平入・入母屋造りに唐破風の向拝を持つ拝殿。両脇の鈴には紅白と青白の紐が結ばれていますが、この異なる色には何か理由があるのでしょうか?

拝殿前より神域を守護されるのは、天保4年(1833)癸巳8月吉日建立の大きな鼻と、びり口が特徴の浪花系の狛犬さん一対。基本的にこのタイプの狛犬さんは何故か私の好み。理由は単に「びり口」が可愛いからですが、それが何か?(笑)

境内には高さ約2メートルの自然石でできた「祐子内親王家紀伊(ゆうしないしんのうけきい)」の歌碑があります。聞きなれない「祐子内親王家紀伊」・・調べた所、平安時代院政期の日本の女流歌人で、後朱雀天皇の皇女である「祐子内親王」の女房と判明。「紀伊(きい)」は夫である藤原重経が紀伊守だった事に由来しています。この当時の女性には固有名詞(名前)が無く、地位・身分、または住んでいる場所が名前代わりとして用いられていました。女房三十六歌仙の一人とされており、ここに詠まれた歌は百人一首でもおなじみです。

【 音に聞く 高師の浜の仇浪(あだなみ)は かけじや袖の ぬれもこそすれ 】

(浮気者だと噂に高いあなたの言葉なぞ、心にかけずにおきましょう。後で涙にくれて袖を濡らすような事になりたくはありませんから)

解読できなかった文学碑・・

「大阪憲友会記念碑」

「忠魂碑」

日の本の国の礎となられた「御英霊」に深く感謝を込めて。

参拝日:2017年4月24日

 

コメント (4)
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