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追放?

2007年10月16日 | スポーツ
亀田父追放!子離れ宣告&指導一切禁止(日刊スポーツ) - goo ニュース

亀田家の処分が決まり1日経ちました。テレビもネットもマスコミは厳罰が下されたかのように報道していますが、一般的には甘いかよくて妥当という意見が大半のようです。ここまできてもまだ亀田家にうまみが残っているかもしれないとの計算でしょうか。

大毅選手の1年間の出場(ライセンス)停止や興毅選手の厳重戒告は妥当なのかもしれませんが、ファイトマネーの没収がないのは不思議です。ただ父親のセコンドライセンス無期限停止はどうなんでしょうか。死刑(剥奪)じゃなくて無期だという意味を言っていましたが、復帰はあるという事では納得しない人は多いように思います。ほとぼりが冷めるまで身を隠しとけという事みたいにも見えます。

唯一救いは父親が兄弟にジムでも家でも指導できなくなることだと思います。ただ、実効性があるのかは分かりませんし、仮に実行できたとしてもあの兄弟が果たしてそれを受け入れられるのかも疑問です。でもあの兄弟がボクシングを続けるにはそれしかないだろうと思います。前にも書きましたが、それができないのであれば家族で他のショー的な格闘技に移ればいいと思います。

結局処分内容はこれくらいならギリギリ世間も納得するだろうというところで、周りへの波及を最小限に押さえようとしているように見えました。今回の件をきっかけにこれまでの例えば興毅選手の世界戦など亀田家に対する検証をしてほしいと思いましたが、もちろん全くするはずもありませんでした。

前例があるからと言って身内がセコンドに付く事や自宅ジムでの練習などを放置してきたJBC自身にも問題があるでしょうし、ジムの責任はほんとはかなり重いものがあるでしょう。それにTBSには行政指導くらいするべきだと思いますが、黒幕的なポジションの人たちは表に出る事もほとんど罰せられる事もありませんでした。

父親は公の場には相変わらず姿を現さずに裏で「3カ月活動自粛」で全てを済ませようとしていたようです。そしてJBCに直接直談判するのでなくファックスでマスコミに息子の処分の重さに対する不満を発しています。

でもそれは全くお門違いで12Rで投げ飛ばしたのは本人の自暴自棄かもしれませんが、それ以外は父親があまりにも悪質な反則行為をさせたからです。さらには自身が反則を指示するところをテレビで放映されごまかせなくなったからです。しかも大毅選手も深く反省していると言ってもコメントですら反省の言葉は出ていません。

あれだけ人を威嚇し口汚く罵り反則までさせておいて、負けて都合が悪くなると全てを息子のせいにしたり、こそこそと隠れて裏で処分を軽くしてもらおうとしたりとやる事が姑息に見えてしかたありません。父親はスポーツに関わるべき人間ではないと思います。

ボクはボクシングは全ての格闘技の中で一番ストイックで命がかかっていると思っています。だからこそ反則があったりお金で左右される事がなくなってほしいと思っています。今回の件はそれらを問題提起するいい機会だったと思いますが、やはり亀田家だけの話で終わりそうで残念です。

内藤選手が「本当は『チャンピオン、強かったですね』って声を掛けられたかった」と発言したそうです。確かに内藤選手はあんなに強かったのにみんなの興味が亀田家の反則に流れてしまってほんと気の毒です。これをきっかけにみんながもっと純粋にほんとのボクシングを楽しめるような環境になってほしいと思います。


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