うまくは言えないけど

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帰還

2005年08月09日 | 日記
野口さん乗せたシャトル、無事着陸 2週間の飛行終える

野口さんを乗せたシャトルが、無事帰還しました。ケネディ宇宙センターへは悪天候のため着陸できず、一日延びましたが、無事着陸したようです。

今回は耐熱タイルの破片脱落など多数の破損箇所が見つかり、初めての宇宙での船外修理も行われました。一時は帰還できるのかというような雰囲気でしたが、無事帰還しました。もしシャトルが帰ってこれないなら、船員はソユーズ(ロシアの有人宇宙船)でピストン輸送(3人乗りらしいので)するしかないという事を言っていた人もいましたが、杞憂に終わりよかったです。

しかし、もう二度とシャトルでの失敗が許されない中で、絶対大丈夫と言っていた耐熱タイルが破損した事で、今後のシャトル計画は難しくなりました。NASAは原因究明ができれば9月にもまた打ち上げたいとも言っているようですが、可能性は低そうです。

以前にも書きましたが、動いている彗星に鉄の塊を衝突させる技術があっても、有人飛行は簡単ではないようです。日本は無人ロケットでもなかなか上手く行かないのですから、当たり前かもしれません。しかも宇宙へは莫大なお金がかかるようで、日本のロケットの失敗も問題になっていました。現在シャトルの1回の打ち上げ費用は800億円以上と、政府が早くシャトル計画を終わらせたいのもうなづけます。

しかも、シャトルの計画は2010年で終結予定ですが、それまでに20数回も打ち上げないと、国際宇宙ステーションが完成しないようです。当然、宇宙ステーションの開発も完成予定の2008年も大幅に遅れるのでしょう。

しかし、予定が遅れているからといって安全対策がきちんと行われない状態での打ち上げは止めてもらいです。今回はシャトルの問題がはっきりした上で、無事帰還ができたので大成功だったように思います。野口さんの会見が楽しみです。