神谷伝兵衛は、電気ブランで有名な浅草の神谷バーや茨城県牛久のワイン醸造場・神谷シャトーの創業者である。
稲毛は、明治時代から海水浴場として賑わい、海気療養所、旅館、別荘が造られた。
今は、高層マンションが並ぶが、国道14号線を超えると、一面、遠浅な海で、昭和40年初めから埋め立てる前は、潮干狩りで賑わった。
そのような稲毛海岸の高台に、大正7年、神谷伝兵衛は別荘を建てた。
当時は、木造雁行型の和館の母屋とゲストハウスの洋館が隣接していたが、今は、洋館のみが残り、国の登録有形文化財に指定されている。
千葉市が管理し、無料で公開されている。
建物は、初期の鉄筋コンクリート建築で、1階には大理石の暖炉付の洋間があり、2階には葡萄の古木を床柱にした床の間付の和室がある。
近くには、満州国皇帝の弟・愛親覚羅薄傑と浩子夫妻が新婚生活を送った仮寓跡があり、歴史を感じられる地域である。
今日、薬を貰いに稲毛のお医者さんに行った帰りに、久しぶりに訪ねた。
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私は、千葉県東金市出身の落語家、柳家吉綠さんを応援しています。
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