笛吹き朗人のブログ

器楽は苦手でしたがサラリーマンを終えた65歳から篠笛を習っています。篠笛を中心に日々のリタイア生活を紹介します。

ドラマ「三屋清左衛門残日録」を見て

2016-02-06 21:32:42 | 日記
期待していただけに、大変残念な出来でした。


先ほどまで、BSフジで、「三屋清左衛門残日録」をみていました。


原作は、私が、災害時の避難物品に唯一入れており、退職間近の後輩に必読書として薦めている、藤沢周平さんの小説です。


田舎の小藩の中級幹部として隠居した男の、引退後の生き様を描いた作品で、「人間関係を大事にしながらゆったりと過ごしつつも、藩の一大事には、陰ながら、しっかり力を尽くす」と言うものです。

多くの読者の共鳴を得ているポイントは、「引退後の生き様即ち残日の過ごし方」だと思います。

今日のドラマでは、「残日録」と言うテーマを見失い、専ら、藩の派閥争いに積極的に関与させてアクションを重視してしまっていました。
まるで、「現役の動き方」です。


大道具、小道具、ロケ、俳優などには、民放の記念番組らしく手抜きは無かったが、肝心要のテーマを掘り下げたストーリー展開つくりが雑過ぎて、「心に残る作品にはならなかった」と思いました。

行きつけの小料理屋が、藩の幹部が出入りしそうな大料亭なのは不自然だし、妻に先立たれている老年期の主人公が仄かな思いを寄せるからこそ行きつけにしている女将よりも、息子の嫁の存在が目立つのは、有り得ない。


小説が「カレイの塩焼きで日本酒の熱燗」とすれば、このドラマは「ヒラメのバター焼きでワイン」のイメージだった。
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新しい笛の仲間の可能性

2016-02-06 20:56:08 | 日記
昨夜は、夕方6時30分から、新橋駅前での、飲み放題の懇親会に参加しました。


今から24年も前に、職場を一緒にした仲間が、当時のトップを囲んで、毎年2回のゴルフコンペを続けて来ています。

当時の一番若手の2人のK君が、万年幹事ですが、彼らも今年は、55歳になりました。


今回は、ゴルフに出られないメンバーのためにと言うトップの意向で、都心で懇親会の開催となりました。

現役が多く出られるようにと言うことで、金曜日の夕方、遅めの時間設定となりました。

忙しい中、西日本から駆けつけた者を含めて、10数名が集まりました。


その中に、K女史がいました。

私が、「退職後、笛を趣味にしている」と話すと、Kさんは「実は、以前、金沢に行った際、篠笛の演奏を聞き、即座に篠笛を買って来たが、未だに音が出ない」とのこと。
別にどこかで習っているわけでは無いとのこと。


今朝、篠笛の教本のコピーと「さくらさくら」の楽譜に手紙を添えて、近くのカルチャーセンターを紹介しました。

是非とも、篠笛の仲間に入って欲しいと思います。
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