ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

コストダウン=トップダウン

2010年08月31日 | 日記
今日で8月も終わりです。子供の夏休みも今日までで、明日から学校も始まります。

ほんとに今年の夏は暑い日が続き、夏バテで仕事の手も緩みかねませんね。


ただ社長にとって緩んではいけないのが、現場のコスト管理です。



リーマンショックからまもなく2年になろうとしています。

この2年の間に、多くの中小企業の業績が悪化しました。

その中で相変わらず不況の中でもがき苦しんでいる会社もある一方、
見事に立ち上がった会社もあります。


そんな会社に共通する傾向は、コストカットを断行し、運転資金のスリム化を推進
していること。

コストダウンは、やはり社長がトップダウン方式で進めないとうまくいきません。


★コストダウン = トップダウン

★コストアップ = ボトムアップ


経営の現場では、こうした図式が成り立ちます。



社長が経営幹部に相談しながらコストカットを進めようとすると、往々にして反対意見
が出て、中途半端な経費削減に終わってしまうものです。

そうして、赤字の垂れ流し状態がずるずると続いてしまう…

やはり現場の社員からのボトムアップ方式で経費カットを進めようとしても、なかなか
うまくいかないのは当たり前。

社員からすれば、経費カットというのは職場環境の悪化につながりかねないし、
最悪の場合、自分の賃金にも影響が出るかもしれない。

そうなると、反対意見が出て当たり前ですよね。



会社を存続させるために、経営者が心を鬼にして、現場の反対意見にぶれることなく、
コストカットを断行しなければならない。

私どものクライアントで、売上半減でも3ヶ月後に黒字化した会社の経費削減アクション
は目を見張るものがありました。


当然色んなマイナス面も一時的には見られましたが、今は見事に利益の見通しを立てる
ことのできる経営を実践されています。



ローマ史研究で有名な塩野七生氏の著書にこんなフレーズがあります。

◎全員を救おうとすれば、一人も救えなくなる

これは、古今東西の国家の繁栄や衰退の歴史から導き出せる「一つの真実」かも
しれません。



最近の円高・株安といった経済情勢が報道で伝えられ、まだまだ厳しい外部環境ですが、
経営者の皆さん、気を引き締めて会社を守っていきましょう!


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