ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

コストを削減することばかりに目を奪われるな!

2012年07月03日 | 日記
節電の季節がやってくると、経費削減の風潮が強くなりますね。

市場環境が厳しい今日では、経営者はいかにコストを削減するか
に目を奪われがちです。

当然コストカットは大切ですが、ケチになってはいけませんね。



ケチとはひたすらコストを削減することですが、本当に大切
なのは、

★お金を使うことで実現する価値を見極め、投資に見合った
 「生きガネ」と、そうでない「死にガネ」を分別する

ことです。



世間で節電が本格化する今だからこそ、このことをもう一度
私たち経営者は肝に銘じなければならないと思います。



経費削減だけでは単なる縮小戦略にすぎず、成長路線は描け
ません。

ですから、先行き不透明な今こそ、新たな打ち手をどんどん
実行すべきでしょう。

★お金を使った結果として失敗する

よりも、

★ここでお金を使わなかったために失敗する

ことの方がマイナス面が大きいとも考えられます。



使った結果として失敗しても、会社経理上「損金」を計上
できるのであればよしと考える。


繰越欠損金として会社の赤字は9年繰り越せます。
(税制改正により従来の7年から9年に延長されました)



年商の3~6割程度の健全ラインを死守しながら、新たな投資
を銀行借入による資金調達でチャレンジするのであれば、万一
失敗してもリカバリーは可能です。

致命傷には決してならない。


リーマンショック以降、急激に財務内容が悪化した中小企業が
急増していますが、結局のところ、この健全ラインを大きく
上回る銀行借入をしてしまったがゆえの結果なのです。


これからどんどん暑くなりそうですが、負けずに頑張りましょう!


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