価格決定権を持っているか?
経営のキモは値決めである。
このことを改めて認識させられた一日でした。
昨日の4社に続き、大阪産業創造館主催の講座「次世代の
利益モデル構築90日プログラム」の現場フォローを残り
2社に対し実施しました。
今回ご参加頂いている企業の財務基盤は一定レベル以上で
あり、日々の資金繰りに四苦八苦されているという状況
ではありません。
しかし…
このまま行っても3年・5年・10年と安定して継続的
に利益を出していくことはできない。
そういう問題意識を抱えた優秀な経営者とディスカッション
しながら、やるべき課題の方向性のすり合わせを行いました。
◎特定少数の取引先に依存した収益構造
◎取引先の横柄な態度にストレスを抱えながら、自社の仕事
に誇りを持てない
こんなジレンマを抱え、現状打破を図りたい。
そうした状況の会社があれば、最後の6社目の会社では、
こんな現状が浮き彫りになりました。
◎大企業の下請け中小企業に対する強い価格圧力の実態
◎決められた価格の中で、時短・労働人数削減に加え、秒単位
でムダな動きの徹底排除を現場に強要せざるを得ない
◎その結果、働く人たちは疲弊し、仕事のモチベーションも
下がり、まさにリーダーと現場の人たちはぎりぎりの精神
状態で働いている
ある会社の一部門がこのような状況の中で不採算に陥り、
何とかしてほしいと依頼されましたが、現状のお話を聞かせて
頂くにつれて、胸が締めつけられる思いでした…
高いコスト意識を現場に植えつけるべく意識改革を図り、
100%ムダのない仕事を目指すといっても、強烈な価格圧力
のもとでは構造的に大きな利益率を実現するのは難しい。
こんな状況は決して長続きしないし、経営者には現場で働く
人たちを幸せにする責務がある。
しかし、この現場でそれを追求するには限界がある。
この状況をたとえ改善し、目先の利益を確保できたとしても、
継続性は難しく、今回の講座で目指す「次世代の収益モデル」
にはほど遠い。
また、この大企業に対する怒りの気持ちも湧いてきました。
「中小企業をなめんなよ!」
私はそう考え、この不採算部門は自助努力でかなり頑張って
おられる、現状の利益管理手法をそのままやって頂くとして、
次世代の収益モデルの創造については、その会社で新たにお取り
組みされているプログラムをもっとブラッシュアップし、企業
ブランドの向上を図る戦略を推進していくという提案をさせて
頂きました。
色んなお話をお聞かせ頂く中で、この会社には高い志に根差した
素晴らしいプログラムを手掛けられていることがわかったのです。
こちらは社会貢献性も高く、共感を呼びやすく、社長の崇高な思い
が込められ、第三者からみてもワクワク感が生まれるコンテンツ
で、広がりも生まれやすい。
次世代の収益モデルとは、その会社の持つ根源的な強みを究極的
に昇華させたものであるはず。
価格決定権のない収益モデルに明日はありません。
中小企業でも圧倒的な品質をもつ商品サービスがあれば、ブルー
オーシャンの世界に行くことがきできる。
お互い頑張っていきましょう!
経営のキモは値決めである。
このことを改めて認識させられた一日でした。
昨日の4社に続き、大阪産業創造館主催の講座「次世代の
利益モデル構築90日プログラム」の現場フォローを残り
2社に対し実施しました。
今回ご参加頂いている企業の財務基盤は一定レベル以上で
あり、日々の資金繰りに四苦八苦されているという状況
ではありません。
しかし…
このまま行っても3年・5年・10年と安定して継続的
に利益を出していくことはできない。
そういう問題意識を抱えた優秀な経営者とディスカッション
しながら、やるべき課題の方向性のすり合わせを行いました。
◎特定少数の取引先に依存した収益構造
◎取引先の横柄な態度にストレスを抱えながら、自社の仕事
に誇りを持てない
こんなジレンマを抱え、現状打破を図りたい。
そうした状況の会社があれば、最後の6社目の会社では、
こんな現状が浮き彫りになりました。
◎大企業の下請け中小企業に対する強い価格圧力の実態
◎決められた価格の中で、時短・労働人数削減に加え、秒単位
でムダな動きの徹底排除を現場に強要せざるを得ない
◎その結果、働く人たちは疲弊し、仕事のモチベーションも
下がり、まさにリーダーと現場の人たちはぎりぎりの精神
状態で働いている
ある会社の一部門がこのような状況の中で不採算に陥り、
何とかしてほしいと依頼されましたが、現状のお話を聞かせて
頂くにつれて、胸が締めつけられる思いでした…
高いコスト意識を現場に植えつけるべく意識改革を図り、
100%ムダのない仕事を目指すといっても、強烈な価格圧力
のもとでは構造的に大きな利益率を実現するのは難しい。
こんな状況は決して長続きしないし、経営者には現場で働く
人たちを幸せにする責務がある。
しかし、この現場でそれを追求するには限界がある。
この状況をたとえ改善し、目先の利益を確保できたとしても、
継続性は難しく、今回の講座で目指す「次世代の収益モデル」
にはほど遠い。
また、この大企業に対する怒りの気持ちも湧いてきました。
「中小企業をなめんなよ!」
私はそう考え、この不採算部門は自助努力でかなり頑張って
おられる、現状の利益管理手法をそのままやって頂くとして、
次世代の収益モデルの創造については、その会社で新たにお取り
組みされているプログラムをもっとブラッシュアップし、企業
ブランドの向上を図る戦略を推進していくという提案をさせて
頂きました。
色んなお話をお聞かせ頂く中で、この会社には高い志に根差した
素晴らしいプログラムを手掛けられていることがわかったのです。
こちらは社会貢献性も高く、共感を呼びやすく、社長の崇高な思い
が込められ、第三者からみてもワクワク感が生まれるコンテンツ
で、広がりも生まれやすい。
次世代の収益モデルとは、その会社の持つ根源的な強みを究極的
に昇華させたものであるはず。
価格決定権のない収益モデルに明日はありません。
中小企業でも圧倒的な品質をもつ商品サービスがあれば、ブルー
オーシャンの世界に行くことがきできる。
お互い頑張っていきましょう!