ファイト一発!税理士イワサの社長応援ブログ

税理士の岩佐孝彦が社長に“元気”と“勇気”をお届けするブログです。

形を変えて現金で残す方法 IN 日本生命(熊谷)セミナー

2012年02月01日 | 日記
今夜は埼玉に遠征し、日本生命の熊谷支社にて
相続対策のセミナー講師を務めました。

混迷の先行き不透明な時代の今、資産保全に
おいてのキーワードはやはり、

★リスク分散

だと考えています。



現在の政府素案では平成27年1月より、相続税
の大増税時代が本格的に到来する可能性があります。

そうなると、世間では生保会社のみならず、ハウス
メーカー等の不動産業界でも相続対策のセミナーを
開催するケースがもっと増えてくると思います。

「自宅以外に余っている土地があれば、遊ばせて
 おくより、収益物件のマンションを建てて、人に
 貸せば相続税対策になります。」

「借金することでマイナスの財産をつくり、賃貸
 不動産にして相続税評価額を下げれば、相続対策
 に効果があります。

 しかも賃貸不動産から家賃収入も見込めますので、
 先々を考えると非常にお得です。」


こうした謳い文句でのセミナーになるでしょう。



ただ私は賃貸マンションスキームでの相続対策は大変
リスクが高いと考えています。

確かに過去のバブルの時代はこうしたスキームが有効
でした。

しかし、時代はもう変わってしまった。

不動産ビジネスについては私は専門外ですが、「田舎の
1000坪より、都会の100坪」といわれるように、
立地が命となります。

一つ間違えば空き室ばかりで採算が取れないリスクが
あります。

また、借金というマイナスの財産自体は相続税対策に
なりません。

そして、地震活性期の今、日本のどこかで再び大震災の
リスクも巷で叫ばれています。


賃貸不動産による相続税対策を100%否定している
わけではありませんが、以下の点を慎重に検討すべき
ですね。


◎現金と不動産のバランス

◎相続時の分割のしやすさ

◎将来的な採算性や収益性


生命保険の場合、明らかに不動産より小予算でできます。

100%生保での対策が有効であるとはいえないかもしれ
ませんが、複数の相続対策の選択肢の一つとして、また
リスク分散の一環としては間違いなく有効です。



今日のような先行き不透明な時代では、だれもがリスクの
高い投資をするより、現金キャッシュを持ちたいと考える
ケースが多いでしょう。

ただ何の知恵を絞ることなく、銀行に普通に貯金している
だけでは相続税評価額が下げられません。

その意味でいえば、生命保険は形を変えて現金として持ち
続けることができ、家族へ安全確実に渡すことができる
資産なのです。



相続も知っているか知らないかで差がつく世界であること
は間違いありません。

今日から2月ですね。頑張っていきましょう!





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