tetsudaブログ「どっぷり!奈良漬」

コロナも落ちつき、これからが観光シーズン、ぜひ奈良に足をお運びください!

Nara観光コンシェルジュアワード(第3回)/露木さん(最優秀)& 松永さん(優秀)に栄冠!

2018年02月18日 | お知らせ
昨日(2/17)、奈良商工会議所5階大ホールで「第3回Nara観光コンシェルジュアワード」(日本語ガイドの部)のファイナルプレゼンテーション(3次選考)が行われ、最優秀賞に露木基勝さん(口腔外科医)、優秀賞に松永佳緒莉さん(百貨店勤務)が受賞した。この模様は本日(2/18付)の産経新聞奈良版と奈良新聞に掲載された。産経新聞「観光ガイドのスペシャリスト発掘」によると、


審査委員長・谷口宗男さん(奈良商工会議所副会頭)による冒頭の挨拶


今回の審査員

奈良観光ガイドのスペシャリストを選出・認定する「Nara観光コンシェルジュ アワード」が17日、奈良市の奈良商工会議所で開かれ、4人(日本語2人・英語2人)がコンシェルジュとして認定された。



日本語ガイドの部と英語ガイドの部があり、それぞれの選考の上位2人をコンシェルジュに認定。選考では、ガイドとしての知識量だけでなく、気配りなどの「おもてなし力」も審査されるという。


トップバッターは露木基勝さん(口腔外科医)


西川誠さん(自営業)。もと落研(おちけん)らしくユーモアたっぷりのガイドだった


楠田英雄さん。奈良近鉄タクシーのドライバーで、観光ガイドも務める


松永佳緒莉さん。大阪のデパート勤務で、セールストークのコンクールでは優勝経験も

この日は日本語ガイドの部の公開最終審査も行われ、4人が出場。ガイドが写真を用い、実際にその地を案内しているかのように行うロールプレイング形式のプレゼンテーションを披露した。


岡本彰夫さんの特別講演「近世大和の文化」


「退職してからの方が忙しい。これから静岡や」。レベルの差こそあれ私も同じ、何でだろう?


副賞の「奈良まほろばかるた」(受付でも販売)。行き届いた説明をしていただいた


英語のガイドさんたち(奈良県公認ツアーエキスパーツ)

日本語ガイドの部で最優秀賞を獲得し、「Nara観光コンシェルジュ」に認定されたのは桜井市の医師、露木基勝さん(57)。最終選考では談山神社(桜井市)や飛鳥寺(明日香村)、蘇我入鹿首塚(同村)などを紹介しながら「大化の改新」を体感させるプレゼンテーションを行った。露木さんは「非常にうれしい。さらに奈良を盛り上げていけるよう精進したい」と話していた。


トロフィーのお2人がコンシェルジュ。昨年、私は奈良と吉野について講話させていただいた

3次選考に臨んだのは、露木基勝さん、松永佳緒莉さん、西川誠さん(自営業)、楠田英雄さん(奈良近鉄タクシー勤務)の4人で、いずれもNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」の会員。いずれ劣らぬ名人揃いで、審査は相当難航したことだろう。






松永さんのニックネームは「美魔女」


谷口審査委員長の講評

長年、飛鳥を中心にガイドされている露木さん、主に講演を中心に活動されている元気いっぱいの松永さん、もと落研(おちけん)の西川さん、タクシードライバーとしてガイドをされる楠田さんと、個性豊かな皆さんが集まった。このレベルになると審査員の「好みの差」が結果に反映されることになろう。


露木さんの受賞の弁

会場では、ざっと50人以上の観客が見守る。ソムリエの会の会員も多い。4人の見事なプレゼンテーション(模擬ガイド)には、拍手喝采が起こる。



それにしても楽しい一日だった。ソムリエ会員の知識や技量の向上がうかがえて、頼もしい。私はいつも「インプットよりアウトプットを」と呼びかけている。単に自らの知識を深めるだけではなく、それをガイドとか講演の講師としてアウトプットして社会に貢献することがNPOの役割なのである。知識を深めるだけでは自己満足、ただの「冥土の土産」だ。



露木さん、松永さん、おめでとうございました。西川さん、楠田さん、来年の再チャレンジを期待しています!
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ならまち花あかり 2018/いよいよ2月24日(土)~25日(日)開催!

2018年02月17日 | 奈良にこだわる
「全国花街技芸まつり」と銘打った「第3回 ならまち花あかり」が2月24日(土)~25日(日)に開催される。昨日(2/16)の毎日新聞奈良版「全国の芸舞妓一堂に 24、25日 サミット開催」によると、
※画像はすべて「ならまち花あかり」のFacebookから拝借した

全国の花街から芸舞妓が集まり、踊りなどを披露する「ならまち花あかり」が24、25両日、奈良市内である。奈良市の花街・元林院の芸妓、大野菊乃さんが代表を務める「奈良・元林院花街復興プロジェクト」が「お座敷文化」の継承を目指して開き、今年で3回目となる。主なイベント内容は、

24日が▽午後1時、芸舞妓をモデルに撮影する「フォトセッション」(8000円、定員50人)▽午後7時、老舗料亭・菊水楼でお座敷遊びが体験できる「大宴席」(3万円、定員60人)。

25日は▽午前10時半、なら100年会館で「全国花街次世代創造サミット」(無料、定員800人)。芸舞妓や研究家などがトークセッション▽午後3時半、同会館で全国の芸舞妓が共演する「大和をどり」(S席7000円、A席5000円、定員800人)。

参加申し込みは市観光センター(0742・22・3900)。フォトセッションのみマリアパブリケーションズ(075・222・7220)。【中津成美】


私は2月25日(日)の「全国花街次世代創造サミット」(なら100年会館)に参加しようかな、と思っている。昨年(第2回)のサミットは東大寺ミュージアム(金鐘ホール)で開かれ、目からウロコだったからだ。菊乃さんはならまち花あかりのHPに、

おおきに、奈良の花街元林院で芸者(芸妓)をしております、菊乃と申します。この度、昨年に引き続き『奈良・元林院花街復興プロジェクト』による企画・運営にて、奈良元林院町周辺を会場とした、花街体験イベント『第3回 ならまち花あかり』を開催いたします。

今回のプロジェクトでは期間中、全国から集った芸妓・舞妓による、なら100年会館での舞踊公演、シンポジウム。奈良の名宴席会場『四季亭』『菊水楼』での大宴席をメインイベントとして開催いたします。

本企画は全国の花街と連携して、日本のお座敷文化の継承、後継者の育成を目的とし、更には全国の花街及び、元林院周辺地域の活性化に寄与できればと考えております。何卒皆様のご支援、ご協力を賜れますようお願い申し上げます。

奈良元林院検番/奈良元林院花街復興プロジェクト 代表 大野菊乃


と書いておられる。お申し込み・お問い合わせは、こちら(フォトセッションのみ、こちらから)。皆さん、ぜひご参加ください!



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平城宮跡歴史公園を語る!/奈良市観光センター「NARANICLE」で2月18日(日)!(2018 Topic)

2018年02月16日 | お知らせ
いよいよ3月24日(土)平城宮跡歴史公園がオープンする!これに先立ち、この日曜日(2/18)、奈良市観光センター「NARANICLE」(やすらぎの道と三条通の角)で「いよいよ開園!国営平城宮跡歴史公園」という講座(セミナー)が開催される。

講師はNPO法人「奈良まほろばソムリエの会」理事長の鈴木浩(ゆたか)さん。参加費は500円で、できればお申し込みをお願いしたい(0742-22-3900)。チラシによると、


鈴木浩(ゆたか)さん。2月12日、奈良ロイヤルホテルで撮影

奈良の歩き方講座【参加費】500円
2/18(日)14:00~15:00
「いよいよ開園!国営平城宮跡歴史公園」

【講師】
 NPO法人奈良まほろばソムリエの会理事長
 NPO法人平城宮跡サポートネットワーク副理事長
 鈴木浩(ゆたか)さん
 本年3月24日(土)「朱雀門ひろば」をはじめとする平城宮跡歴史公園がオープンします。
 宮跡を知りつくす講師が、その全貌と魅力について、わかりやすくお話しいたします!


ショッピングゾーンやレストランが併設される「朱雀門ひろば」など、楽しい仕掛けが盛りだくさんだ。皆さん、ぜひセミナーにご参加ください!



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煎茶を超おいしく飲む裏ワザ/安物でも、激ウマ茶に大変身!

2018年02月15日 | 日々是雑感
 お茶の科学~「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ~
 大森正司
 講談社ブルーバックス

この40年間というもの毎日、美味しいお茶(煎茶)を探し求めていたといって過言ではない。基本的にお茶は、価格メカニズムがよく機能している、つまり「お茶の善し悪しは価格に比例する」「安かろう悪かろう」ということだ。進物用にする煎茶は、最低で100gが1,000円、玉露ならそれ以上。これは逆にいえば「値段さえ見ておけば、ハズレはない」ということなので、進物用には便利な指標だ。よほど茶問屋がシッカリしているということの証(あかし)にもなる。

しかし「安くておいしいお茶」を求めて40年という私にすれば、これはとても悔しいことだ。お茶は進物用だけでなく自家用にも買う。日本人1人あたりのお茶(緑茶・紅茶・ウーロン茶の合計)の消費量は910g(『お茶の科学』講談社ブルーバックス)だそうだ。私はほぼ緑茶しか飲まない。1日1杯(茶葉にして2~3g=平均2.5g)飲んでいるから、365日で912gなので、ちょうど計算が合う(飲むのはほぼ煎茶のみで、紅茶やウーロン茶は飲まない)。私の飲む煎茶は平均すれば100g=650円程度なので、支出は年間約6,000円となる。思っていたより安い。

たまに到来物の煎茶(粗品とか粗供養として)や、ディスカウント店でとんでもない「安かろう悪かろう」のお茶をつかませられることがある。そんなとき、これまでは

1.マトモな煎茶(100g=1,000円以上)に混ぜて飲む。
 こうすることで、上等のお茶が長く楽しめる。
2.水出し煎茶にする(紙パックに入れ浄化した水を注ぎ、冷蔵庫で1晩置く)。


というやり方でしのいできた。特に2.は簡単なので、お薦めだ。私はほとんど毎日外出しているので、これをペットボトルに入れて持ち歩いている。

ところで最近発見したのが、次のようなやり方である。『お茶の科学』(講談社ブルーバックス)に書いてあるとおりにやったら、安物の煎茶が上等の玉露の味になった。概要は

3.煎茶(安いもので十分)10g(ティースプーン約5杯)を急須に入れ、冷蔵庫で冷やした水を湯飲み茶碗1杯分(約100ml)注ぐ。15分待って最後の一滴まで濾し取ると、絶妙の水出し煎茶となる。

4.残った茶殻に40~50℃の湯(約100ml)を注ぎ、1分待つと、これまた少し渋みの加わった美味しいお茶が出来上がる。

5.残った茶殻に熱湯(約100ml)を注ぎ、1分待つと、これまた少し苦みの加わった美味しいお茶が出来上がる。

本書には、残った茶殻に酢醤油を加えて食べたり、または豆乳とりんごジュースを加えてミキサーにかける、という方法も紹介していいるが、まあ 5.までで十分だろう。

皆さん、ぜひダマされたと思ってお試しください!
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地域再生大賞(第8回)の受賞式/南都銀行が「優秀賞」、全国の銀行で初!

2018年02月14日 | 奈良にこだわる
2月9日(金)永田町の都市センターホテル(東京都千代田区平河町2-4-1)で「第8回 地域再生大賞の授賞式」が開催された。当日は13時半から「表彰式・パネル討論」、17時半から「懇親会」(パーティ)で、私は表彰式・パネル討論のところに出席した。この日のスケジュールは、

13:30 開会 開会挨拶、来賓挨拶、審査講評
14:00 表彰
15:10 活動報告
16:00 パネル討論「長続きする地域づくり」
17:20 閉会挨拶
17:30 懇親会


という長丁場だった。同賞のサイトによると、


南都銀行河井重順・取締役常務執行役員(手前)と中南知也・公務・地域活力創造部長

地域づくりに取り組む団体にエールを送ろうと、地方新聞社と共同通信社が2010年度に設けた。各紙が都道府県から原則1団体ずつ計50団体を推薦し、専門家でつくる選考委員会が審査にあたる。これまでに表彰した団体は計400団体に達した。活動分野は産業振興や景観保護、子育て支援など多彩で、地域を考える輪が広がっている。



南都銀行は惜しくも大賞・準大賞は逃したものの「優秀賞」を受賞。同賞を受賞するのは、全国の銀行で初めて。同賞の選評によると、



南都銀行は、80年以上の歴史を持つ銀行で、奈良県に本店を構える唯一の地方銀行。2014年4月には、政府の「地方創生」の動きに呼応して「公務・地域活力創造部」を新設。観光業や林業をはじめとする地域産業の活性化に努める。


大賞を獲得した「陽気な母さんの店」(秋田県大館市)。主婦らが農産物を加工・販売


本当に、陽気な母さんたちだった

同行では様々な活動を行なっているが、大規模な設備投資や特殊な技能を必要とするものではなく、地方銀行として同行が有するヒト・モノ・カネ・情報をうまくつなぎ合わせ、創意工夫してユニークなプロジェクトに仕上げたものばかり。持続可能性(サステナビリティ)のある事業ばかりで「地方創生」の好事例と考える。


審査員に大賞・準大賞受賞者を交え、パネルディスカッションが行われた

《ヒト・モノ・カネ・情報をうまくつなぎ合わせ、創意工夫してユニークなプロジェクトに仕上げたものばかり》というところがいい。同行のニュースリリースによると、

第8回地域再生大賞「優秀賞」を受賞!
~ 全国の地方新聞社46紙と共同通信社の主催、銀行で全国初 ~

南都銀行(頭取 橋本隆史)は、地域づくりに挑む団体を支援するため、全国の地方新聞社46紙と共同通信社が設ける第 8 回地域再生大賞「優秀賞」を、全国の銀行で初めて受賞しました。

地域再生大賞は各紙により各都道府県から原則 1 団体ずつ推薦された計50団体を、専門家でつくる選考委員会(選考委員長:岡本義行法政大学大学院教授)が審査にあたります。平成22年度から設けられ、これまでに表彰された団体は400団体にのぼります。



当行が、観光業や林業等において、大規模な設備投資や特殊な技能を必要とせず、当行が有するヒト・モノ・カネ・情報をうまくつなぎ合わせ、創意工夫してユニークなプロジェクトを展開している活動を、地方銀行による「地方創生」の好事例として評価されました。

当行は、今回の受賞を励みとして、「地方創生」に向けた取組みを一層強化・加速し、役職員一同、地域経済の発展に貢献してまいります。



審査員の1人、大桃美代子(新潟県魚沼市出身)。自身も農業に取り組んでいる

ちなみに大賞を受賞した「陽気な母さんの店」の選評には《2001年に農産物直売所を開設して以来、加工品づくりや食堂、郷土料理・収穫体験、農産物宅配と幅広い活動に取り組んでいる。修学旅行生の受け入れでは、かつらをかぶり、セーラー服や学生服を身に着けた母さんたちが、ステージで秋田弁たっぷりの劇や歌を披露。農業の6次産業化、グリーンツーリズム推進をリードし、地域を元気づける。底知れない力の源泉は、朗らかで気さくな母さんたちのとびっきりの笑顔だ》とあり、なるほどこれは元気が出そうだ。

地方創生とは《安倍内閣が掲げる政策の一つ。地域振興、地域活性化、村おこしなどとほぼ同義だが、閣僚に地方創生担当大臣を充て、内閣府におかれた「まち・ひと・しごと創生本部」を中心に、若者の就労・結婚・出産の支援、東京一極集中の是正、地域特性の発揮に向け環境を整備する》(「現代用語の基礎知識 2017」)というものだ。

疲弊する地方において「まち・ひと・しごと」を創生するため、地方銀行に課せられた責務は大きい。「活力創造銀行」をめざす同行には、今回の受賞を弾みに、奈良県の活性化に大いに寄与していただきたい。
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