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経営革命大全―世界をリードする79人のビジネス思想  を読んだ

2010年06月30日 23時47分13秒 | 読書評
経営革命大全―世界をリードする79人のビジネス思想 (日経ビジネス人文庫)
ジョセフ ボイエット,ジミー ボイエット
日本経済新聞社

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経営革命大全―世界をリードする79人のビジネス思想 を読んだ。

なにげにブックオフで安く購入した。分厚い本だったので、読み通すのに
重たいような感じもし、目次を見ていると経営というようりは、リーダー、
マネジメント論、組織論的な要素が強いような感じがして、財務的な内容
は少し薄いのではという印象。

580ページを超える盛りだくさんの内容であるが、解説内容は平易で図や
引用も多く解り易く、そして各テーマが面白く読めた。
各章は、次の7章からなる。
1 リーダーシップ
2 変革をマネジメントする
3 学習する組織
4 チームワークを活用した高業績組織の創造
5 マーケット・リーダーシップの追求
6 人材の管理とモティベーション
7 ビジネス、労働、社会

個人的に読んでいて面白かったのは、1章から4章と7章であった。
リーダーシップとマネジメントの違い、リーダーシップというものには
具体的なビジョンとその実施を促す熱意的な要因が重要。というような
内容は、自分の志向とも会うような記述が多く、興味を持って読めた。

ビジョンという言葉そのものは、日常的に使う言葉であるが、ビジョンを
実現する為の思いみたいなものが伝わるような側面が必要であるという
部分は、経営分析の権威者たちのさまざまな主義主張をイメージする
と乖離が大きいのではと印象もあったが、読込むと逆にそれを裏付ける
論が多くあるようで面白い。

学習するということについても、学習しつづける人、組織こそが成長し続ける
という主張も共感できた。知識、技術と見えやすい部分の学習も大事であるが
ビジネス、組織のなかで学習する専門性、ノウハウ的な能力や思考などの
重要性についても共感がもてる。

各章の最後にキーポイントとして、その章の要約が簡潔にまとめられている。
これを読み、イメージし実践するだけでも、ビジネスや組織のなかでの振舞い
などに有効に活用できると思う。

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