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坂の上の雲〈7〉 を読んだ。

2010年03月10日 22時13分13秒 | 読書評
坂の上の雲〈7〉 (文春文庫)
司馬 遼太郎
文藝春秋

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坂の上の雲〈7〉を読んだ。

それにしても長い長編だなぁとつくづく感じる。
明治時代の日本の立ち位置というものがわかりやすく描写されていて
個人的にはそこに新鮮味を感じる。

幕末の日本の動乱期をテーマにしている小説はいくつか読んだけど
明治の日本を描いているものはあまり読んだことがなかったので
新たな発見である。

日露戦争の陸戦、奉天会戦を中心に7巻は描かれており、その描写が
詳細であるため、ストーリーの進行が遅く感じて途中空きを感じ
集中力に欠けるところがあった。

しかしその戦場の描写の凄まじさや司令官、参謀の葛藤、判断などは
自身に振り換えると当時の日本人の戦場での決断というものに感服する
面が多い。日々の仕事などでその決断力と行動力、策を練る部分などは
生死まで切迫するものはないので、ここまでの心情の高まりが極められる
こともないかと思うが、参考になる面は沢山あると思う。

主題が日露戦争の推移そのものになるので、当初の主人公である秋山兄弟の描写
は少なくなっているところが少し寂しいところである。

最後の8巻目に入るが、今度はどうやらバルチック艦隊と東郷艦隊との海戦が
主題であるようだ。楽しみ楽しみ。


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