![]() | 定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法 |
福澤 英弘 | |
ファーストプレス |
定量分析実践講座―ケースで学ぶ意思決定の手法 を読みました。
定量分析の基本的な概念、限界利益、機会費用、埋没費用などの説明から
始まり、不確実性のもとでの意志決定と考え方を進めていく。
コンビニ経営を例として、投資決定、買収、利益拡張の為の意思決定など
身の回りに起こりそうなジャッジを簡単な例をもとに解説されていてわかり易い。
各例で思考プロセスが解説してあり、この考え方を理解して、定量的な指標のもと身近な問題に対し
判断を下していくことを重ねていくとが肝要だと思う。
基礎的な確率論の解説は、例も極端に簡単なものが多い
現実でもっとも使いそうな考え方は、第6章の不確実性なもとでの意思決定になるかと思う。
いろいろな条件の分岐で選択し、そうならなかった場合の選択肢と思考プロセスが役に立つと思う。
繰り返し読んで、必要なときには紐解きたい良書だと思います。