目指せ華麗な七十代!

旧mandalaflowerからタイトルを替えました。今から始まる七十代をより華麗に生きる覚悟です。

本棚のホコリを払い、古き本に再会す。

2015-05-12 | 瞑想
台風絡みの雨がシトシトと降っている山里です。

台風のときって南風が暖かい空気を運んで来てくれる事が多いのですが、

今日は気温が低く肌寒い夕暮れ時でございます。


シットリと雨の中午後から廊下の本棚を掃除しました。

一冊ずつ取り出してホコリを払い久しぶりにご対面の本達を雑巾で拭いてやりましたわ。

少し前から探していた本などがここに収納してありました。


骨董本のため今の様にしっかりした紙ではないのでなんだか頼りないような本なのよ。

見れば昭和22年の初版本です。

定価も22円。


井原西鶴の「好色五人女」




何年も前に世田谷のぼろ市で買いました。

江戸時代の五人の女の話ですがその第一巻お夏清十郎です。

一度読んで西鶴の文章の上手さに舌を巻かれた思いでしたね。

写真のページはお花見のシーンが書かれています。




ー我もとりどりの若草少しうすかりき所に花筵毛氈しかせて,海原静に夕日紅、ー

というような文章で、

簡潔に状況や心情を表現しています。

感じ使いも言葉使いも古文だけど何度も声に出して読むと、

お夏の清十郎を求める燃えるような情愛,一瞬のうちにも抱き合いたい激しい欲情、

その激しさのために仲を裂かれ、清十郎に会えぬ辛さから終には発狂してしまう悲しい物語なんです。


この本を買った当時かなり夢中になって読みました。

ちょうどその頃、

吉行淳之介と丹羽文雄による現代語訳本が出たばかりでそちらも読みました。

好色一代男も面白かったですね。

思い出しました。


古い本が見つかったのでこちらももう一度読んでみたいですね。

最近また読書の楽しみに目覚めています。

台風今頃はどの辺りでしょうか?

































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コメント (2)
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