“私の朝は、6時半のラジオ体操から始まります。近所でラジオ体操をやっている場があればなあ、と以前から思っていました。3年前に今の家に引っ越してきた時、ベランダが広いのと、見晴らしがいいのとで、ここで1人で始めようと思いつきました。
10分間の体操時間ですが、その間に、子どものころ夏休みに通ったラジオ体操の情景が頭に浮かびます。「わきをしめて」「かかとをしっかり上げて」。小学校で先生たちに指導されたこともよみがえります。
大阪で小学校の教師となってからは、ラジオ体操を教える側に。運動会や授業で体操したこと、あの人この人の体操のクセなども浮かんできて、思い出はどんどん広がるのです。朝日の昇っていく風景を見ながら、思い出に浸って手足を動かす心地よさ。とてもぜいたくなひとときです。
季節を感じ、人とのつながりを感じ、自分の人生を振り返りながらの10分間の体操を終え、部屋に入ると、台所に立っている夫の声が聞こえてきました。「さあ、朝ご飯にしよう」。ここで現実に引き戻されるけれど、これもまた幸せなひとときです。”(4月24日付け朝日新聞)
埼玉県越谷市の主婦・三村さん(64)の投稿文です。ラジオ体操の効用については、この「話・話」や随想でもう何回も取り上げたと思います。毎日10分足らずのことですが、その効用は大きい。体にいいのはもちろんこと、生活のメリハリにもなる。三村さんは、1人ベランダで行う体操の時間をぜいたくな時間、幸せなひとときと言っておられる。ボクももう妻と長年続けている。足の冷え、肩の痛みが見事になくなった。
夏休みに寺の境内で行われるラジオ体操にボクは数年前から参加している。そして思いついた、老人会でも参加を呼びかけようと。寺に了解を取りに行ったら喜ばれた。子供と大人の触れ合いの機会にもなる。4月16日の役員会で、この旨を話した。自由参加であるので、もちろん異論はない。近づいたら回覧板を回すつもりである。数人でも参加してもらえたら成功である。
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