“その昔長男が友人からもらったアカミミガメをわが家で育てて六十年。軒下に置いたたらいで飼い、手のひらサイズだった体長は今や三十センチほどとなり、両手を使わないと重くて持ち上がりません。何かが近づくと首を長く伸ばし、つぶらな瞳で見つめてくる姿は愛らしく、癒やされます。週二回ほど甲羅をたわしでゴシゴシと洗って奇麗にしてあげると気持ち良さそうです。
「鶴は千年、亀は万年」とはよく言ったものです。数年前に家の敷地内を出て近所の道路を歩いたことがあり、今もすごい勢いで餌を食べていて衰えを感じません。朝、餌をやる際、「おはよう。きょうも元気ね。あなたも長生きだけど私も負けないわよ」と話すのが日課です。新年も一緒に頑張ろうね。”(1月3日付け中日新聞)
愛知県日進市の主婦・本田さん(80)の投稿文です。愛玩動物はいろいろあるが、そして寿命の長いもの短いものもいろいろあろうが、60年育ててきたとはびっくりである。まさに自分と人生を共にした思いであろう。亀は万年と言うから長いのであろうが、それでも家で育てて60年とは凄い。生き物である、餌を与えねばならない。週二回甲羅をたわしでゴシゴシと洗うと言われる。本田さんはこの60年、家族で家を長く空けることは無かったろうか。入院されるようなことはどうだろう。生き物を飼うというのは大変な苦労を伴う。その分、大きな力や楽しみも与えられたであろう。80歳にして亀に負けないと言われる。さてどうなるか、経過を聞きたいものである。
昨今の愛玩動物嗜好はどうだろう。途中で投げ出すような話も聞く。ボクには少し行きすぎている感じがする。
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