寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3128話) 交通安全地蔵

2021年04月21日 | 活動

 “私の住む地区には交通安全地蔵があります。国道や県道の交差点付近に一九六七(昭和四十二)年に建立されました。交通量が多く交通事故が多発し地元の人も犠牲者が出ました。このことを憂慮した当時の地区老人会会長が会員に諮って「交通安全を祈願し、犠牲になった人を弔おう」と浄財を募り地蔵を建てたのです。それから毎年八月二十四日に法要をし、地区住民が多数参拝しています。しかし昨今、老人会の会員の高齢化は進み、その数も減ってきたため、この地蔵の維持管理は年々難しくなってきています。半世紀以上続いたこの試みをこの先も私は守っていければと思いますが・・・。”(3月30日付け中日新聞)

 岐阜県揖斐川町の農業・高橋さん(男・77)の投稿です。時折街角に交通安全地蔵を見受けます。犠牲者の関係者が作られたのだろうか、といつも思っていた。が、老人会が作られたという、こんな場合もあるだ。老人会がこんなことまでするとは、この時の老人会会長さんは行動的な人であったのだろう。素晴らしいと思う。どんな会も会長さんの果たす役割は大きい。
 しかし、その老人会も風前の灯火である。実は私の町内もこの事態に陥った。理由は、会員の減少よりも会長の引き受け手がないことである。なくなっていく町内のほとんどの場合、これである。今年2月下旬に近年クラブ長をした人、8人が集められた。ボクにも招集がかかった。そしていろいろ対策が話されて行くが、肝心の会長候補が出てこない。このままでは潰れてしまうと思って、ボクが手を挙げた。すべてボクに任された。これで一件落着である。このまま潰れてしまったら、今老人会で活動している人の場をなくし、また町内にとっても大きな損失である。ボクはやれるだけのことはやろうと思っている。こういった高橋さんの話も参考にしていこう。


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