“家から歩いて二十分ほどの公園で毎朝ラジオ体操をするようになって七年になる。友人の誘いで始めた当初は第一、第二の両体操に続いてグラウンドー周走るのがきつかったが、仲間との談笑が楽しくて続けられている。散歩中の夫婦がやり始めたのをきっかけに、通り掛かった人たちも次々と加わって体操クラブを結成するまでになったのだ。現在のクラブ員は十五人ほど。その平均年齢が七十代前半になっても、思い思いに開始三十分前には集合して準備体操をしている。昨年十一月にはクラブの創立十周年をみんなで祝って万歳三唱をした。新しい仲間が加入してくれることを心待ちにしている。”(1月3日付け中日新聞)
愛知県豊川市の赤松さん(男・85)の投稿文です。ラジオ体操の同好会の話も、新聞などでこうして時折目にする。実際の会をボクの周りでは知らない。そして、同好会的な多くの会は誰かが中心になって設立したものが多いと思う。このようにだんだん人が集まり、自然発生的にできる会というのは珍しいと思う。それだけ参加者が自発的であるのだ。非常に望ましいあり方である。そして10周年である。おめでとうを申し上げたい。
78歳にして初めて第一、第二ラジオ体操をしてグラウンド1周を走るのはかなりきつかったろう。よく乗り越えられたと思う。これも周りの支援があり楽しかったからであろう。78歳と言えばもうそろそろいろいろ止める歳である。その頃から新しいことを始める。これは良い縁が無いとできないことである。赤松さんは幸運であった。その幸運を呼んだのも人柄である。ボクはまだその歳になっていない。もう一幸運を呼び込みたいものである。
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