寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3628話) お遍路

2024年02月13日 | 行動

 “60代になって四国遍路をした。健康維持も兼ねて近年は愛知県・知多半島の霊場巡りをしていて、現在は週末のたび、気に入ったスポットを選んでは歩いている。寺にたどり着けば本堂の前でお参りをして般若心経を唱えている。私のお薦めコースの一つは同県南知多町から同県美浜町にかけて。峠道で切り割りの崖から下っていくと眼前に海が広がり、いつしか足取りも軽やかになる。着いた先の寺を出て小山に入った後の道中1キロほどはアスファルトがなく、足裏に土の優しさを感じて爽快感にも浸れる。
 知多霊場の別のコースでは鐘を突く音に安らぎを覚えたり、木魚をたたきながら経を読んだり、竜の口から流れるちょうずで口や手を清めたり・・・。これらも実にすがすがしい。迎えた新年、あちこちのコースを堪能したいと考え、四国遍路にもまた挑戦しようかなと思っている。”(1月16日付け中日新聞)

 名古屋市の税理士・加藤さん(男・78)の投稿文です。知多四国の霊場巡りの話です。ボクは西国33観音巡りを終えた後、どうしようかと思った。近くにはこの知多四国がある。ウォーキング例会の機会にすでに訪れている寺院も多い。でも納経帳を持って歩いていないし、またそのつもりで訪れていない。そこで平成28年の時に鉄道会社主催の霊場巡りに参加した。でもあまりに人が多く納得できなかった。そして、そのまま中断してしまった。加藤さんは1人で楽しまれているようだ。ボク自身もいつかそういう時が来るだろうと思っている。今は一宮友歩会や老人会等であまり時間を持て余すことは少ない。でもいずれ来るだろう。その時にはこの霊場巡りもひとつの方策だろう。納経帳もガイドブックも持っている。それはいつだろうか。でもそれらを終えたとき、もう歩ける力が残っているだろうか。それが気がかりである。明日はないかもしれない。


コメントを投稿