寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3659話) 30回そしゃく

2024年04月25日 | 知識

 “役員を務める高齢者クラブでも口腔機能の衰えを表す「オーラルフレイル」が話題になる。歯科医師や看護師らはクラブで講演するたび、具体例を示しつつ「食べこぼしをしたり、硬い物をかみにくくなったりといった症状から始まって、滑舌も悪くなり言葉で相手に気持ちをうまく伝えられなくなる。ひどい場合は家にひきこもりになるケースもある」と説く。そんな話を聞くと、とても人ごととは思えなくなってくる。
 そんな対策として私は最近、今は亡き母や祖母から教わったように食事では30回程度かむことを励行している。そしゃくは脳への刺激になり認知症予防にもつながるそうだから。人生100年時代。できる限り他人の世話にならず、長く健康で過ごしたいものだ。”(3月23日付け中日新聞)

 愛知県日進市の水藤さん(女・75)の投稿文です。30回そしゃく、これがいいこと、大切なことは多くの人が知っているだろう。でも行えない。これだけゆっくり時間が掛けられないからでしょう。なぜ掛けられないのだろう。考えてみると、自由時間の有り余っている高齢者に掛けられない理由などどこにもない。会話をしながら何回も噛む、ボクもおおいに反省しなければならないところである。
 ボクのところでも、老人会の行事で何回も歯科衛生士に来てもらって、口腔衛生の必要なことを話してもらった。こんなにも歯が重要な働きをしていること、また口回りの筋肉の衰えが危ないこと、ビックリして聞いた。聞いただけで終わるのなら聞かない人と同じである。聞いた効果を発揮しなければならない。“


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