寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第2703話) 手書き文字

2018年11月19日 | 知識

 “引っ越し作業の疲れからか右腕を後ろに回すと痛かったので、自宅近くの接骨院を初めて訪ねました。施術はとても丁寧で、おかげで少し楽になった気がしましたが、会計のとき、次回の予約券を渡されました。受付の若い男性スタッフが書いてくれた私の名前を見たら、殴り書きのように記入されていました。私は「待っている患者がそんなにいるわけでもないのに」と少し腹立たしくなりました。手書きだったため、つい感情的になってしまいました。
 接骨院にはその後二回行きましたが、予約券を見るたびに不愉快な気持ちが湧いてくるため、通院をやめてしまいました。「もう少し寛容に受け止めるべきだったかしら」とも思いますが。
 やはり受付は訪れた人や客との大切な接点です。字のうまさは人それぞれですが、相手に渡す書面にはもう少し気を配ってもらえたらと思いました。”(10月29日付け中日新聞)

 名古屋市の自営業・岩田さん(女・56)の投稿文です。手書き文字が人に与える印象は思っている以上に大きい。第一印象になる場合も多い。第一印象は後々まで影響を及ぼす。岩田さんのこの投稿がまさにそれを表している。医師には快く思っていたが、事務員の乱雑な文字から通院を止めてしまったと言われる。こんなこともあるのである。ボクが思うにこの事務員の文字は、殴り書きでも何でもなくてこんな文字しか書けなかったのではなかろうか。今はそんな人が多いのである。今の学校や親は成績は重視するが、文字の綺麗さなど重視していないのである。昔は読み書きソロバンと言って、これができなければいけないし、これができればいいとされた。昔と言ってもボクの親の時代までである。時代と共に書きとソロバンは軽視されてきた。ボクはこれは間違いだったと思っている。いくら時代が変わっても、毎日、書くことと計算は必要である。最低限のことである。ボクは習字を習わなかったことを非常に悔いて過ごしてきた。孫の文字は全くひどい。妻はくどく注意しているが直らない。テストで読みにくい文字は減点させるといいと思うが。孫にこの投稿文を読ませるつもりだ。


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