寺さんの【伝えたい話・残したい話】

新聞記事、出来事などから伝えたい話、残したい話を綴っていきます。
(過去掲載分は「付録」の「話・話」を開いて下さい)

(第3359話) 再会の感激

2022年08月07日 | 出来事

 “実家があった名古屋市北区の商店街近くを訪れた際、小・中学校の同級生が営む店に立ち寄った。仕事中にもかかわらず同級生は対応してくれ、別の一人にも声をかけて三人で立ち話をした。会話は弾んで後日改めてもう一人も呼んで集まることにし、五月中旬、その近くのファミリーレストランで私たち四人は再会した。するとみんな六十数年前の少女時代に戻ったかのよう。互いを「○○ちゃん」と呼び、当時の思い出や級友の話で大いに盛り上がった。昼食の時間帯に店が混みだしても話は尽きず、近くの公園に場所を移し、そこで昼下がりまでしゃべった。久々の再会に感激し、次会う日が待ち遠しくて仕方ない。”(7月23日付け中日新聞)

 名古屋市の主婦・浅井さん(74)の投稿文です。久しぶり、小中学校の同級生を訪ねる。話が弾んで、今度は4人で会うことに。高齢になるほど、小さし頃の友達が懐かしくなるのだろう。ボクも数年前、散歩がてら長年会っていない友を数人訪ねたことがある。涼しくなったらまた訪ねてみよう。この文はそんなことも思い出させてくれた。
 コロナ禍でこの2年ばかり中断した同年の仲間の集いを今年二つ開いた。自分としてはこれを最後の機会とするつもりであった。一つは職場を同じ年に退職した15人ばかりの仲間である。今ではもう8人ほどしか参加できなくなっている。そして5人が参加したが、誰もこれを最後にしようと言わない。続けることになった。そして中学校の同窓会である。平成18年から毎年開催してきたが、これも今年最後のつもりで開いた。28人集まり、ボクがこれが最後のつもりと挨拶を終えれば、すぐに、続けてもらえるよう頼もう、という声が飛んだ。そして続けることに。これから何事も減るばかりである。自ら機会を減らすことはないのだ。ボクは10年続けると宣言する。