週末の空き時間を見つけて、manamiが向った場所は、地下鉄2・13号線の東直門駅から徒歩2~3分にある映画館・中環影城。目的は、少し前に公開された映画「岡仁波斉」を観るため…。予めスマホでチケット購入(40元)・座席指定が終わっていたので、店頭の機械で紙製チケットを印刷するだけで、簡単に館内へ…。
“岡仁波斉”という文字を見ても、何のことだか全く分らなかったけれど、要すれば、標高6638mのチベット仏教の神山のことで、日本では“カイラス山”と紹介されている…。「尊い雪山」という意味で、チベット仏教の聖地として、仏徒であれば一生に一度は訪れたい神聖な場所だそう~。
映画のストーリーは、1つの村で生活する3家族・11人が、聖地巡礼の旅に出ることを決意し、1年をかけて目的地・岡仁波斉を目指す姿を紹介している…。「合掌して、両手・両膝・額を地面につけて、うつぶせになった後に立ち上がる」という“五体投地”の動作をひたすら続けながら前進するという苦行にも見える厳格な巡礼の旅を題材にしたものだけれど、決して苦しさだけが前面に出る訳ではなく、心の充実さに満たされた一人一人の豊かな表情と、巡礼の最中に生まれた赤ん坊の無邪気さに、ホッとさせられる。
チベット語で作成され、中国語と英語の字幕がついていたけれど、言葉が分らなくてもストーリーは分かり易いし、チベットの文化・風習に触れることもできるし、チベット高原の圧倒されるような美しい景色も十分にエンジョイできて、ドキュメンタリータッチの良質な作品だと思った…。
日本でも、「ラサへの歩き方~祈りの2400㎞」という題名で公開されることになっているそうなので、日本語でも楽しめるチャンスがあるかもね!
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