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味覚障害と亜鉛

2012-07-18 18:36:24 | 栄養・健康

以前サイトにまとめた文章をちょっとアップデートします。

 

ラジオで味覚障害に関する話しを聞きました。

食品添加物の摂取によって亜鉛が欠乏して、結果として味覚を判断するタンパク質酵素が形成されないというお話し。

「味覚障害」

http://blog.nikkansports.com/life/health/archives/2005/09/post_52.html

以下、抜粋引用です。

体の細胞の中で新陳代謝が激しいのが、味を感じるセンサーとなっている味蕾(みらい)細胞である。20日ほどで入れ替わる。新旧の交代がうまくいかないと、食べ物の味が分からなくなってくる。ひどい場合は味覚障害と診断される。

その味覚障害が増えている。日本口腔(こうくう)・咽頭(いんとう)科学会では、最近の調査から1年間の患者数を約24万人と推定している。95年の調 査では約14万人。2倍近く増加している。味覚障害に詳しい生井明浩・日本大学医学部講師は「細胞の新陳代謝に欠かせない亜鉛不足が主な原因になっていま す。食生活も影響しますから若い人でも味覚障害になります」と説明する。

若い人の場合は食生活が原因になっていることが多い、とのことだ。「味覚 障害にもいくつかの種類がありますが、濃い味でないと反応しにくくなるのは共通しています。塩分や糖分の摂取が多くなれば、高血圧や糖尿病にもつながりま す。生活習慣病を促進する面も考えるべきでしょう」と生井講師は指摘する。

抜粋終わり。

 

まず、元々ミネラル分の少ない日本の土壌がさらに弱っていて、野菜・穀類のミネラルが少なくなっている。飽食美食などと言われていても、実際はどんどん足元がぐらついている。次に、加工食品に使用される添加物がミネラルの吸収をブロックする。二段ステップ攻撃。
 
わたし達は舌の表面に並んでいる「味蕾(みらい)」と呼ばれる部分で味を感じます。この「味蕾」の細胞を作る時に不可欠なのが、亜鉛です。偏食により、亜 鉛が不足すると「味蕾」の数が減り、味覚障害になってしまうのです。 さらに、亜鉛不足は加工食品の取りすぎで加速されます、加工食品に含まれる添加物が亜鉛の吸収を阻害してしまうのです。

以前テレビの情報番組では、強度の味覚障害にかかっている男女2人に半断食を2泊3日、加工食品を使わず、自然食のみを必要最低限とることで体質改善をしてもらい、再度味覚の検査をしてみると、なんと味覚が正常な人と同レベルにまで回復!偏食をやめ、一時的に半断食をすることによって、味覚を取り戻すことができるとわかったとのこと。

 

ところで、どのような食品に亜鉛が多いかというと、

可食部100gあたり亜鉛が50mg以上10mg以上、その他は3mg以上
 
飲み物:抹茶、緑茶玄米茶、ココア、紅茶
魚介類:牡蠣、かずのこ煮干し、(茹で)たらばがに、サザエ、魚卵
海藻類:あまのり、寒天、海苔、わかめ
豆 類:きな粉、小豆、いんげん豆、納豆
種実類:カシューナッツ、アーモンド、煎りごま、かぼちゃの種、茹で栗
穀 類:、そば粉、玄米
肉 類:豚レバー牛肉、豚肉
乳 類:パルメザンチーズ、プロセスチーズ
野菜類:パセリ、干ししいたけ

 

結構、色々な食品に含まれています。

やっぱり、満遍なく食べること、こういうことかな?