てんち米店 東京府中のこだわり米屋 無農薬玄米・出産内祝い米・引越し挨拶品・披露宴両親贈答米

日々のあれこれ、米屋としての徒然を気分のままに。玄米・精米・環境・町づくりetc!

新米、これまでのところ、安堵と同時に物足りなさも

2013-10-21 18:51:24 | お米

新米続々登場です。

とても試食が追いつきませんが、

新米の香りを確かめながら精米すると、

 

「あ、確かに新米だ!」

 

と実感がわいてきます。

 

精米しても、胴割れもほとんどなく、

色つやもよろしく、

平成24年産の精米時の苦労は

今年度はなくて済みそうです。

 

ほっと一安心。

 

なんですが、

ちょっと不満も。

 

旨みが薄い!

 

試食したのは、どれも美味しい。

十分すぎるほど美味しい。

ですが、

米の微妙な旨みが、ちょっと物足りない。

 

それが、

全部が全部、そういう傾向で。

 

もう少し時間が経てば、

米粒の中も安定して、

また試食をすれば

変わってくるかもしれませんが。

 

まぁ、贅沢な不満と言われればそれまでですが。

 


2002年が分岐点でした。全ては無洗米から (^_^)

2013-10-19 18:43:00 | 栄養・健康

平成5年の大凶作で、

それまでの普通の流通に乗っかっていては、

全く、どうしようもないことがはっきりしてから、

色々とそして、ゆっくりと試行錯誤していきました。

 

そして、大きな分岐点は、2002年。そうです、日韓ワールドカップの年 (^_^)

この頃、知り合った方々のおかげで、今があると言っても過言ではありません。

米、産地、精米、通販、などなど。

 

そして、知り合えた方々との元々のきっかけは、「無洗米」でした。

 

それまで、青年会議所や他の様々な活動を通じて、

自然環境の循環性に気付かされていました。

森や田んぼなどの、水系に対する影響も初めて認識しました。

 

そこに、、「無洗米」のとても納得がいかないPRが怒涛のごとく始まりました。

それに憤慨して、調査をしながら、業界内外の方と意見交換していきました。

環境に良いとか、栄養があるとか、

調べれば色々出てきますが、

なにしろ、マスコミを使うのが上手くて、

環境系の団体にもくいこみ、環境賞などもいくつも受賞。

 

なにしろ、無洗米開発の最初のきっかけが、

瀬戸内の汚れた海で、その原因が米ヌカだと。

 

米消費が減り、精米のヌカ切れが良くなり、

研ぎ汁に含まれる米ヌカがどれだけ減っていたか、

ちょっと考えればわかることなのに。

マスコミは誰も突っ込まない。スポンサーだからか (^_^)

 

無洗米がカビるという事件が起きたあとは、

生協でのPR講演で、国の研究機関の、本当は内容の違う研究を引用して

米の水分が多過ぎたと問題をすりかえ。

 

日本中の、米屋・環境団体・食の研究会など、

意見を同じくする方たちがたくさんいることがわかり、

情報交換を通じて、それなりのレポートになりました。

が、今度は、

「常設サイトにした方がいい」とアドバイスを受けて、

素人なりに、作ってみました。

 

そうなんです。

店の紹介とか通販なんかは、完全に後付けで、

本当は、一部の無洗米の納得できないPRへの対抗活動のためでした (^_^)

 

あの頃、無洗米は、業界を席捲していくという見立てはありましたが、

そうはなりませんでした。

 

結局、食味部分での抵抗が大きかったということかと。

日本人の舌、まんざらじゃありませんね。

 

それでも、無洗米PR派は、その後もあの手この手で、

じわじわっと、その幅を広げています。

 

特に、荒川静香さんを使った 金芽米CMと

タニタの健康志向に便乗した 最近のPR。

 

さすがです。

マスコミの使い方は、相変わらず上手です。

 

メジャーな無洗米についての問題は、

幣サイトをご参照ください。

 

また、金芽米は、無洗米の胚芽米を作ろうとして

結局、出来なかったための、苦肉の策かと思います。

 

本来、デンプン・タンパク以外の栄養素がほとんど欠落している白米を

基準にすれば、ほんのちょっと栄養があれば、

何倍・何十倍になります。

しかし、必要摂取量からすれば、微々たるものです。

 

玄米を基準にすれば、なんとも少ない量になってしまうし、

そもそも玄米だけでは足りないのです。

 

でも、消費を伸ばすために、これからも推進派は、あの手この手で、

PRを続けることでしょう。

 

そして、マスコミは、スポンサーは叩かないという鉄則に従い、

批判することはないでしょうね。

 

※軽洗米と呼ぶべきであろう、一部の無洗米は全く別の話です (^_^)


新潟魚沼 十日町市のコシヒカリ新米 ほっとしました

2013-10-19 09:09:44 | お米

昨年も、十分に美味しかったけど、

割れて割れて。

夏の暑さで、胴割れが発生。

 

当店では、

割れ米を除去していますが、

昨年は、とってもいっぱい捨てました (~_~;)

 

作業効率が落ち、

歩留まりが落ち、

原価がアップするけれど、

食味には変えられない。

 

今年は大丈夫でした (^_^)

新潟十日町市北村さんのコシヒカリ

 

魚沼の十日町に行った時のことを思い出すと、

駅前のメイン街道が線路沿いに続きますが、

その両側は、ちょっと行けばすべて田んぼ、

しかも、山に向かって、全てが棚田。

 

日本は、おしなべて言えば、全国が棚田です (^_^)

特に、スキー場のエリアは、かなり、勾配のついた棚田です。

 

栄養たっぷりの雪解け水、寒暖差のある気候、

全てがあいまっての、魚沼コシヒカリ、ということなんでしょう。

 

良く、マスコミは「棚田米」とか言いますし、

そういう販売PRも行われます。

確かに、本当に、山の斜面にはりつくような棚田は、

先人たちの苦労がそのまま何百年の時を超えて

感じられる貴重なものですね。


虫よけに窒素充填 一面では正しいけど・・・

2013-10-16 10:14:33 | お米

情報があふれかえっています。

簡単にネットで検索出来ます。

先日も、お米の虫よけの話がありました。

 

曰く、

「窒素充てんしてもらえれば、虫が出ない」

 

そうです。

酸素があるから酸化する(品質劣化)、

酸素があるから、虫が生きられる。

酸素を抜く真空パックか、酸素の代わりに窒素や二酸化炭素を充填すれば、

酸化も防げて、虫も防げる。

 

と、いいことずくめなんですが、

 

世の中、そう甘くはない (^_^)

 

そんなに良いことなら、

既に「そうなっているはず」なんです。

 

まず、どの段階で、どういう重量でこのような作業をするかです。

生産者は、一般的に30kg袋で検査を受けます。

検査は、袋に「刺し」をいれて、つまり、穴をあけて中の米を少しだけ出して

目視で行います。

そして、紙袋ですから、これでは、検査以前も以後も処理できません。

1トン単位のフレコン(フレキシブル・コンテナ)でも、処理できません。

 

さて、米屋や精米工場に届いてから、処理をしましょうか?

玄米の状態で処理しても、精米時には、開けてしまいます。

精米後にあらためて処理しても、何キロで処理するか?

買う人の重量は様々です。

全部、5kgで処理してしまえば、

5kgより少ない重量か、

5kgより多くても、倍数以外では、

結局、袋を開けることになります。

 

全部、2kgで処理すれば、大丈夫かな?

資材費ばかりかかります。

それでなくても、こういう処理用の袋は高いんです。

 

でも、別の理由があるんです。

真空処理されたお米は、独特のにおいがでます。

また、真空処理されたお米は、開封後の鮮度の落ちが早い。

充填処理のお米も多分、同様かと。

 

お米に虫はいやですよね。

慣れているはずの米屋だっていやです。

でも、それも自然の一部です。

 

全てを人間様の都合のよいようにとすれば、

どれだけの環境負荷をかけるか、

これまでに十分証明されていると思うんですが。

 

 

そして、ネット情報の多くは、

一面的な取り上げ方が多く、

総合的な情報が漏れている場合が多い、

もしくは、否定的な情報が載っていても、

人は皆、自分が見たい情報だけ見る癖がついているので

見落としてしまう。

 

情報検索は、常に、

賛成反対両方の意見を探して、

その根拠をまた確認していくことが

なにより大事なんですね。