(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ドキドキ!プリキュア 第29話 マナのために!シャルル大変身!

2013年08月19日 | ドキドキ!プリキュア
ああ、なるほど。と、ちょっと思った。

 そんな今回のお話は…
 学校では生徒会長、お家へ帰るとお店のお手伝いと、マナはいつでも大忙し!
 シャルルは少しでもマナの力になりたい…と、“あること”を思いついたの。それは、ダヴィみたいに、“ヒト”に変身して、マナのお手伝いをすること!
 さっそくダヴィに“ヒト”になる方法を教えてもらうシャルル。“ヒト”になるのはとってもパワーを使うから、長い時間は変身は出来ないみたい。
 それでもマナをお手伝いしたいシャルルは、中学校1年生くらいの女の子に変身!
 さっそくシャルルは、生徒会室でマナのお手伝いをしたよ。テキパキをお仕事をこなしていくシャルル。
 さらに、マナの替わりに、別の学校へお手紙を届けるお仕事も引き受けちゃった。はりきっておつかいに出掛けるシャルル。
 ところが、マナみたいに親切にしようとするあまり、ハプニングも…。
 シャルルは、無事に届けることができるの…?!
 以上公式のあらすじ。

 あらすじだとシャルルが無事にマナのお手伝いを完遂する事が出来るか、がメインのように感じられるが、人間の変身し、おつかいに出掛けたので闇の鼓動が感じられず、マナがプリキュアに変身できなくて~という所がたぶんメイン所。
 もうちょっと「なんてこった!」感のある何かがあって、調子に乗ってしまう事の戒めみたいな訓話なのを予想していたのだが、実際はもっと違う趣のお話で、まぁ、ものすごく極端な事を言っちゃえば、「妖精たちって可愛いよね」っていう話なのであった。
 そんなことを言っちゃうと、人間になったシャルル萌え的な話のように思われるが、今回のお話でいう所の「可愛い」は、いわゆる二次元的な可愛いではなく、どちらかと言えば「ペット可愛がり」的な可愛さであったように感じました。
 今回のお話の本懐はと言うと、妖精たちとマナたちの絆の深まりで、そちらはそちらでちゃんとやっていて感心したのですが、そちらは後述するとして、最も印象に残るという部分で「妖精たちをどう可愛く見せるか」が自分としては予想外の見せ方をしていてとても興味深かったのだ。

 あらすじにあるように、まず忙しいマナに身体が小さく非力なシャルルが力になってあげる事が出来ないという所を見せ、唯一人間に化けれるダビィに人間への変身の仕方を教わり、人間に変身できるようになったシャルルたちが、各々パートナーの役に立とうとする、ってのが前半の流れ。
 まぁ、妖精関連の話として考えれば、この流れは特に目新しい展開や流れではない。しかし、このお話のシャルルたちは、妖精が人間になって何かする、という所に主眼が置かれているのではなく、なんとなくフヨフヨ浮いて話し相手の変身アイテムというだけでなく、シャルルたちが実質的にマナたちの役に立ちたいと強く思っている、「からこそ」のこの流れなのだということがよく分かるようになっている。
 ラケルとランスはメインであるシャルルと比べると、ちょっとシャルルに便乗した感は否めないが(笑)、シャルルはアバンで書類をホッチキスで留める事も出来ない所を見せ、役に立ちたいけど力になれない、だからダビィ「先生!」と呼んで土下座までして人間になろうとする、彼女の必死さと目的への真摯な想いがいじらしいではないか。
 人間に変身してその姿をマナたちに嬉しそうに見せにいく彼らは、もちろん人間の姿になれた嬉しさも当然あるけれど、亜久里になんで人間に変身したかの理由を聞かれて、パートナーの役に立ちたいと迷いなく言うのだから、ただ「人間に変身できた!わーい!」なのではない事が分かるし、シャルルに至っては、亜久里の問いに「待ってました!」と言わんばかりに目を輝かせて、マナのお手伝いがしたいのだと力強く宣言する。
 誰かに、新しいスキルを身につけて何がしたいのかと問うて、あなたの力になりたいのだと言われたら、そりゃ誰だって嬉しい。四六時中妖精たちと一緒にいるであろうマナたちが何を思ったかは考えるまでもないだろう。マナたちの気持ちが容易に想像できる分、シャルルたちの行動がいじらしく可愛らしいと思うのも当然だ。
 夜にシャルルは、アバンで出来なかったホッチキス留めを難なくこなし、翌朝、すごくはしゃぎながらマナの周りをぐるぐると回り、もっとマナのお手伝いをしたいから早く放課後にならないかなーと言う。人間の姿になって、今まで出来なかった事が出来るようになった喜びもさることながら、マナのお手伝いをする事が出来る、ひいてはマナの力になり、少しでも彼女の負担を減らす事が出来ることに大きな喜びを感じてはしゃいでいる姿は、素直に「可愛いヤツ」と思わざるを得ない。

 そして放課後、はりきって生徒会の手伝いをするシャルルが描かれ、マナは先生に第二中学の生徒会長へ書類を渡す仕事を頼まれる。断ることを知らないマナは、後にある仕事を忘れてブッキングしてしまう。あぁしまった!となると、シャルルは爛々と目を輝かせ、マナの替わりに行ってくると書類を持って飛び出して行ってしまう。ここからがまたおもしろい。
 意気揚々と歩くシャルルは、荷物を持って階段を上るおばあさんを見て、(こんな時マナなら……)と、おばあさんの荷物を持ってあげるし、車道に飛び出しそうになった小さな子供を助けたりする。
 話を飛ばして戦闘後、ダビィの言いつけを守らず1時間以上人間の姿でいた為に、闇の鼓動を感じられず、マナが戦闘参加できずにピンチを招いてしまった事を素直に謝っていた所、上記のおばあさんと子供とその母がやってきて、大貝第一中学の生徒に親切にしてもらって、改めてお礼を言いたいのだが名前が分からないと言う。
 語尾に「シャル~」を付けていた事もあって、その者がシャルルの事だと分かると、マナたは満面の笑みで、彼女は私たちの自慢の友達ですと言うのだ。彼女たち、ことさらマナはパートナーであるシャルルを誇りに思っただろう事は想像に難くない。
 マナのライフワークとも言える人助けをシャルルは間近で見てきて、こんな時マナならこうするだろう、なら自分も。と、単なる真似事ではなく自分もそうあろうと手本としたわけだ。自分の良い部分を手本として行動し、その結果、全く知らない他人が、わざわざ学校に改めてお礼を言いたいとやってきたのだから、マナの嬉しさ誇らしさ足るやひとしおであろうし、妖精たちとの絆を随分と感じただろう。
 自分を想って力になりたいと言い、自分を手本に他人に誇れるようなことをする。そんなヤツがいたら、それはもう「可愛い」と言う他無いではないか。また、そういうことを見せつつも、シャルルの行動によって、普段あまり多く画面に映らない妖精たちが、マナたちをどう見てどう思っているのか。それに対してマナたちは何を思うのかを感じ取れて、今回のお話の本懐である所の絆をちゃんと織り込んでいるのだから、今回の脚本・演出は良く出来ていて興味深かった。

 「可愛い」にも色々ベクトルがあって、今回の人間の女の子になったシャルル可愛いという部分はさておき、彼女らの可愛さって言うのは、いつも一緒にいて、見て、聞いて、感じて、戦って、色々な想いを共有した上で慕って追従してくれる愛らしさであったことは、自分の中でけっこうな新鮮さで「あぁなるほど、こういう可愛さもある」と思わせてくれました。目から鱗が落ちたような感じですかねー。
 あぁそれと、本来ならば今回のシャルルは、「オレ、先輩みたいになりたいっス!」とか言って仕事がんばっている後輩的な可愛さ、の方が正しいとは思ったのですが、妖精たちは本来小動物的姿なのを考えて、ちょっと想像してみたんですよ。
 自分がすごく可愛がっている小動物がいたとして、その小動物も自分にすごく懐いている。それがある日、人間に変身してきて、今回のシャルルのようなことをしてくれたら……これは可愛いだろうよ!ますます可愛がっちゃう。妖精たちはこのアニメにおいてマスコットキャラ的存在でもありますし、語感的にも「ペット的な可愛さ」の方がしっくりくる、ような気がしませんか?

今週のマナ大好き六花さん
 今回は六花さんのニコッと笑った笑顔が印象的でした。
 夜にラケルがお手伝いしようとしたが出来なかったのを受けての「一緒にいてくれるだけで~」の笑顔とか、事後のラケルの「大好きな人の力になりたいっていう気持ち」の言葉を聞いての笑顔。素敵な笑顔でほっこりします。
 というのも、この表情の六花さんがとても嬉しそうなのが良く、想像が膨らむのだ。それは妄想できるとも言うので、以下は別に読まなくても良いよー。
 今回の妖精話の中でのラケルとしては、六花さんの力になりたかったけど、力になれませんでしたに、そういうふうに思ってくれている彼が一緒にいてくれるだけで嬉しい、と六花さんが思っていることは劇中台詞通りなのですが、あんな慈愛に満ちた笑顔を見せるのだから、本当に心からそう思っていることがありありと分かる。しかしそれにはやはり理由があるだろうと思うわけです。
 六花さんと言えば皆さんご存知の通り、両親が家を空けることが多く、この物語が始まる前までは、夜はひとりで寂しい時間を過ごしていたことだろう。長年のことではあるので、今となってある程度は慣れもあるでしょうが、それでもプリキュアとなっていつでもラケルが一緒にいることとなったのは、家の中が随分と賑やかになったと思ったのではなかろうか。
 夜に家でひとり勉強や家事をしていたであろう六花さんであったが、今は側にラケルがいて話し相手になってくれる。ただそれだけでも、いつ家に帰ってくるか分からない両親を独り待つのとでは心の持ち様が違うはずだ。
 宿題は休み時間に終わらせて、夕食は朝のうちに仕込みをしてしまう六花さん。長年の生活習慣から身に付いたスキルであろうことは想像に難くなく、それ故にラケルは彼女の力になれない。しかし彼が何か出来ようが出来まいが、六花さんはどーでもいーのだ。ひとりでなく、自分の為に力になりたいと思ってくれる人が側にいてくれる、ただそれだけで嬉しいし、楽しいし、幸せなのだ。
 プリキュアになる前と、なってからでは六花さんの生活が一変し、不意に寂しくなる夜もあったろうが、今となってはそんなこともなくなり、ラケルという存在は六花さんの中でとても大きなものなのだろう。と、そんな様子を如実に感じられる。
 この六花さんの素敵な笑顔を見て、ラケルと過ごす楽しい時間を想像できるし、また逆に六花さんがプリキュアになる前は、こんなだったのではないかとも想像でき、それを踏まえてまた六花さんの笑顔を見れば、その素敵な笑顔は得心がいくのでありました。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアソードさん」でした。
 次回は夏のスーパーヒーローヒロインSP(だったっけ?)らしく、プリキュアオールスターズNSが放送されるのでお休みです。

 あ、そういえば!すごく気になったことが今回あって、シャルルたちが人間になってマナたちの前に現れた後、ダビィが亜久里にそのことを認めてあげてとか言ったり、真琴が私からもお願いするわとか言うのは、なんかすごい違和感を感じませんか?
 なんで亜久里の了承を得なければならないのでしょうか。キュアエースさんは何様なの?と思ってしまうよなぁ。なんでそんな顧問かご意見番みたいな立ち位置なのかさっぱり理解できん。
 まだ変身しなくてもエースさんくらいの年齢や背格好なら納得いくのですが、亜久里は小学生じゃないですか。いくらプリキュアになると高校生くらいになるって言っても、中学生と小学生って全然違うよなー。それなのに顧問かご意見番みたいなこと言うから、すごいチグハグ感を感じてしまうんですよね。
 また、そんな立ち位置にある所為でマナたちとの「仲間感」を感じられない。どう見ても対等ではなく少し上の立場にいるので、どうしても顧問かご意見番のように感じられてしまうが、その立ち位置も上記したようにチグハグなのだから、いまだに「お前はなんなの?」が払拭できない。
 エースさんが出てきてから一ヶ月以上経ったけど、彼女はこれでいーんだろうか?などと思った書き忘れでした。


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