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とみーのにっき&おえかきちょう

ドキドキ!プリキュア 第36話 ラケルはりきる!初恋パワー全開!

2013年10月14日 | ドキドキ!プリキュア
あんまり中身はないけど楽しい話になっている。

 そんな今回のお話は…
 中学生の女の子に、上手に変身出来るようになったシャルル。学校で、マナのお手伝いをするシャルルを見て、ラケルも変身!
 だけど、小学生の男の子にしかなれない。ラケルはしょんぼり…。
 そんな時、「ポンポンがいなくなった!」と六花たちのクラスメイト、八嶋さんが生徒会室に飛び込んできた!
 学校でお世話しているウサギのポンポンが、ウサギ小屋からいなくなったんだって。さっそくマナたちみんなで、ポンポン探し!
 でも、なかなか見つからなくて、八嶋さんは泣きだしてしまう…。するとラケルがポンポンを見つけて、みんなの前に戻ってきたの。
 「ラケルくんは、わたしのヒーローだよ」八嶋さんに褒められて、ラケルのほっぺが赤くなる。お家に帰ってからも、ラケルの胸のドキドキが止まらない。
 「なんだか胸がキュンとして、苦しいケル」どうやらラケル、八嶋さんのことが好きになっちゃったみたい!
 次の日、八嶋さんに会いたくてウサギ小屋のお掃除をお手伝いに行くラケル。
 ラケルの気持ちは、八嶋さんに届くのかな!?
 以上公式のあらすじ。

 お話はサブタイあらすじにあるように、マナと六花のクラスメイト八嶋さんに惚れてしまったラケルの初恋と失恋の話である。
 なんか結果を先に言っちゃってますが(笑)、まぁラケルは妖精ですからね。プリキュア関係者でもない人間と出来ちゃうはずもなければ、女子中学生が小学生の男の子とくっつくはずもなかろうというもので、まぁくっつかないことは予想の範疇な訳ですよ。
 そんな先の分かったお話ではあるものの、それでも恋に落ちたラケルがどうなるのかを気にさせるし、そういった中でのマナたちという点でも楽しく描かれていて、ボトルショーとしては良く出来ているのではないかと思います。

 まずはメインであるラケルですが、まずなんで八嶋さんに惚れたかを考えなくてはならないだろう。
 アバンでシャルルと共に人間に変身し、生徒会室でマナと六花さんのお手伝いをしようとするのだが、シャルルはともかく、ラケルは小学生の姿なのでまず学校内にいること自体がマズく、お手伝いすることが出来ない。
 まぁ、別に手伝ってもらうことは出来るのでしょうが、ラケルの姿を見られた時のことを考えると後々処理が面倒なのは明白なので、むしろ小学生の姿でいない方がマナと六花としては楽なのである。29話で六花さんのうちの手伝いをすることが出来なかったように、学校でもラケルはお手伝いをすることが出来ないのだ。
 この手伝えない、ということがあっての八嶋さんのうさぎ探しである。見事うさぎを探し出し、八嶋さんにありがとうと笑顔でお礼を言われ、ラケルはきゅ~んとしてしまうわけですが、ずっと出来なかった誰かの助けになることを、初めて出来てお礼を言われたのだから、ラケルの嬉しさもひとしおであろう。
 個人的にはそういう達成感みたいなものに気分がすごく高揚して、また自分がした事が誰かの助けになった事の喜びもあって、笑顔を向けられた八嶋さんにぽわ~となってしまった。のではないかと推測しているのです。まぁつまるところを言えば、吊り橋効果的な事であったのではないかと思うわけですが、なんにせよ、恋の発端なんぞはそういったことなのかもしれない。
 自分としては、そういう事を考えましたし、六花さんも含みのあるような態度であったので、擬似的な恋に舞い上がっちゃっているラケルを描くのかなーと思っていたのですが、なんぞ計らん、それはそうだとしても恋は恋だろうということなのか、初めて人を好きになったラケルを割とストレートに描いていたのでちょっとビックリしました。
 それはともかく、人を好きなった時のパワーと言いますか、うさぎ小屋の掃除を手伝いに行ったラケルが、まだ帰りたくないと八嶋さんを引き止めたり、ジコチューが現れて八嶋さんの制止を振り切って行ってしまったりとか、戦闘での突っ走りっぷりなんかは、そのパワーなんかを感じられ、この歳になりますと、そういった事もあるよねと微笑ましく思えますな(笑)。おそらくは、そういう誰かを好きになった時の得も知れない力を描きたかったのであろうから、今回のお話は、そういう意味で良く描かれていたと言えるのではないでしょうか。
 最終的にラケルのこの恋に、どう決着を付けるのかなーと思って見ていたのですが、八嶋さんにはボーイフレンドがいる事が判明し、ラケルの初恋は儚く破れさってしまう。
 まぁくっつく事がないであろう事は分かっているので、そこで某ないのだが、まぁ要するに八嶋さんには付き合っている彼氏がいたわけである。しかもラケルとは違い、身体が大きくマッチョ体型で、おそらくは高校生くらいなんじゃないのかなーと思うのですが、ラケルは八嶋さんのタイプの男ではなかったのだ。
 また彼女は学校でうさぎの飼育をしており、ボランティアで池の掃除などもする事が語られている。つまり八嶋さんは真面目で優しくボランティア精神に溢れる人でなのだ。そんな彼女だから、なんか小学生に懐かれた、ではなく、懐いてくれた小さい子と一緒に遊んであげている感覚であったのだ。もとよりラケルは恋愛対象ではなかった。
 まぁ、初恋なんぞは叶わないのが常であり、相手が自分よりも年上ならば尚の事である。彼氏と一緒の八嶋さんを涙ぐませて見送るラケルの気持ちは誰しも分かるであろうし、またそんな彼を見守る六花さんたちの気持ちも分かろうというもので、この誰しも経験があるであろう、そういう事での分かる感。絶対諦めてはいけない事が常のこのアニメの話において、仕方がない事としてあきらめてもいい話として良くまとまっていたように思います。
 さて、問題(?)はオチなんですが、失恋に終わり、戦闘では変身コスチュームとくっついている所為で、ジコチューに体当たりするも六花さんのお尻とジコチューに挟まれて、顔パンパンに腫れ上がってしまって、泣きっ面に蜂な状態のラケルは、仕方がない事として踏ん切りを付け、それでも八嶋さんが大切にしていた池は守ったぜと言うんだから、けっこうな男前と言えるのではなかろうか。
 そんな彼は六花さんに「元気を出して。ラケルには私がついているじゃない」と笑顔を向けられると、「やっぱり六花が一番ケル~」と言って六花さんの頭に抱きつくのだ。まぁつまり彼は、年上の女の子に優しくされて笑顔を向けられてポワワ~ンとなってしまう、惚れっぽい男であったのだ(笑)。
 態度一変な彼に驚く一同であったが、マナだけはそれまでにラケルを心配する六花さんに、「ラケルの一番は六花だから大丈夫」と言っていただけに、「ホラね!」と言わんばかりにアハハと笑い、一同も笑う中、六花さんの嬉しそうな困ったような顔と六花さんの頭に抱きつくラケルで終わる。
 初恋と失恋のお話を楽し気に描いていて、この歳になると実に微笑ましいながらも楽しく見れておもしろいお話でありましたが、これをメインターゲットの皆さんがどう見たかの感想を知りたい所ではある。メインターゲットの皆さんはラケルの気持ちはともかく、見守る六花さんたちの気持ちとか、オチのラケルの事とかは分かったのかなぁ。

 さて、個人的な所としては、妖精メインの話だからなのか、ラケル以外の妖精たちもよく動いていて見ていて楽しかった。
 特には、ラケルが八嶋さんに恋をしていると分かって、由々しき問題であると言う亜久里に同調するダビィが、早いうちに手を打っておいた方が良いとあきらめさせようとするのを、ラケルの恋を応援するシャルルが制止して小競り合いになるシーン。ジャンプしてお腹を突き合わせる小競り合いがなんとも可愛らしく微笑ましいではありませんか(笑)。
 またそんなふたりの仲裁に入った真琴にシャルルが「真琴はどっちの味方シャル!?」と聞かれ、愚直なほど真面目な真琴が頭を押さえて考え込んでしまう様は、実に真面目で誠実な真琴らしく、そんな頭抱えて悩む事でもないのに(他人の色恋沙汰だしね)真面目に自分はラケルの恋に対してどうするべきかに頭を悩ませてしまう彼女らしさが、ここでは可笑しさとして見事にアクセントとなって笑い所を作っている。
 初恋が失恋に終わるお話ではありますが、そんなシリアスなお話でもなく、どちらかと言えばお賑やかしみたいな話で、スマイルプリキュア!ほどのドタバタ感はないにしても、上記のような楽しい部分やらしさが見れて、個人的にはとても楽しく見ることが出来ました。

今週のマナ大好き六花さん
 今回の六花さん、ちょっと気になる事があるんですよね。上記した妖精達の小競り合いの所で、六花さんは「みんな落ち着いて!大体八嶋さんは……」と言いかけるんですよ。
 ラケルの症状が恋煩いと分かった時の顔といい、六花さんは八嶋さんに彼氏がいることを知っていたんじゃないですかね?彼氏持ちを好きになっちゃったよ!みたいな。
 その後、八嶋さんに会いに行ったラケルに「心配だなぁ」と呟き、彼を心配する六花さんが描かれるのだが、六花さんとしては、ラケルのその恋が失恋に終わることを知っていたからこその「心配」であって、他の皆さんの言う人間と妖精との恋模様での心配ではなかったのではなかろうか。六花さんの心配に上記しましたようにマナは、「ラケルが一番好きなのは六花だから大丈夫」と言うのだが、それに対して六花さんは、眉を下げて嬉しいような困ったような表情を見せるのだ。
 それを踏まえて考えるに、六花さんとしては失恋に終わるラケルが、マナの言う通り自分が一番好きであるなら、それほど傷つきはしないのかもしれないから、それならそれでいいのだけど、ラケルの八嶋さんに対する気持ちが本気であるなら、彼が深く傷ついてしまうだろう事を心配していたのではないか。
 まぁ八嶋さんに彼氏がいる事を知っていたのなら、何故それを事前に言わないのかという問題が浮かび上がるが、そんな他人のプライベートな事を、ここでおおっぴらにしてしまうのも躊躇われ、ラケルの本気かもしれない恋心に横槍を入れるのもどうかと思ったのであらば割と説明がつく。
 六花さん的にラケルは家族的、もっと言えば弟のような存在なのだろう事は、ほんの少しの嫉妬もなく、むしろ心配していた事を考えると正解なのだろう。そこでオチである。六花さんとしましては、あまり自分の容姿に自信が無いようなので、そんな自分にあっさりとポワワ~ンとなってしまうラケルに、元気になってくれたの良いことだけれど、こんなに女に弱くて惚れっぽいのはいかがなものか、と思っていたんじゃないですかねー(笑)。
 そういえば、先程述べましたように六花さんが自身の容姿にあんまり自信を持っていないようなのは2話で彼女が言っておりましたけど、イーラやラケルを見る限り、やっぱり六花さんはそれなりの美人だよなぁ。劇中的に真琴ほどのアイドル・芸能人的な美しさではないんだろうけど、学校では六花さんの容姿に惚れている男子はそこそこいるような気がしますねぇ。やっぱりネックはガリ勉とマナ大好きなんですかね?個人的にはむしろそこが良いのだが(笑)。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアソードさん」でした。
 なんか次回はふなっしーみたいなニンジンの着ぐるみが登場しているんですが……たぶん中身はマナなんじゃないですかね(笑)。
 それよりも、エースさんにやられてから音沙汰のなかったレジーナであろうワンカットが差し込まれましたな!まぁきっとたぶん、目が覚めたってとこだけで終わるんだろうけど、第4クールに入って、ついに物語の方も動きつつありそうな感じで楽しみです。
 ってゆーか、もうあと1クールちょっとかよ!ああ~ドキドキ!プリキュアは飽きるまで見ていたいんだけどなぁ。はふぅ(溜息)。


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