(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

貧乏姉妹物語 第10話  『 風邪と約束とお母さんの日 』

2007年03月14日 | 視聴済アニメごった煮
せっかく今日メインだったのになぁ。
それはそれとしていい話ではあった。

そんな今回のお話は…
きょうが風邪で寝込んだ日。おかゆを作ったり、氷を取り替えたり、
体を拭いてあげたりと姉を一生懸命看病するあすだった。
その甲斐あって回復し、新聞配達から帰ったきょうは、
あすが倒れているのを発見して気が動転してしまう。
実は、あすは風邪をおして姉の看病をしていたのだ。
救急車の中で、母が病院へ運ばれたきり帰ってこなかったことを思い出し、
妹を守るというお母さんとの約束を守れず、何もできなかったと自己嫌悪に陥るきょう。
一人きりの部屋に帰って後片付けをするが、家事はろくにできず、
あすのためにリンゴを剥こうとしても指を切ってしまう有様に、
自分はあすがいないと何もできない、何も力になってあげられないと無力感にさいなまれてしまう。
以上公式のあらすじの一部。

というわけで、今まで無かったきょうメインの話であったのだが、
なんかきょうが何も出来ないみたいに見えてしまったなぁ。
まぁ、それはそれで、話の中核を成す部分でもあるからいいのだけど、
お話としてはこれまでと比べると盛り上がった方だが、
一般的には大した盛り上がりでもなかったかな。
しかも一番いい所はあすが持っていってしまったしな(笑)。
しかし、ラストシーン後のあのオチって無くても良かったんじゃないかな。

最後なので全体的な感想。
最初から最後まで貧乏姉妹の日常をぼーっと眺めていたという印象。
まぁ、もともとそういう話なのだけれど、
ちょっとした事件があの姉妹にとっては…っていうのがおもしろいのであって、
このアニメはどうもそういうところを淡々と進ませていってしまったように感じたな。
もうちょっと盛り上げたり、凝った演出なりをすれば、それなりにおもしろかったかも。
全10話見てきて、あまりに何も無いんで感想書くのが大変だったよ。

それと一番気になったのが、あすをメインにしすぎ。
これじゃ貧乏姉妹物語じゃなくて貧乏妹物語ですよ。
このお話は困難があっても貧しくも清らかな姉妹がお互いを想い合って乗り越えていく、
ってところがキモなので、あす視点の話ばかりでは魅力が半減です。
きょうが完全にサブキャラに成り下がってしまっていてもったいない。

そんなわけでこの「貧乏姉妹物語」。
貧乏姉妹が成り上がっていくわけでもなく、
心にジーンとくる様な展開があるわけでもなく、これという見所があるわけでもなく、
ただただ妹のあす視点で描かれる姉妹の日常を描いていましたな。
正直他人にはお勧めできません。
単行本(全4巻)を買って読んだ方が楽しめるかと思いますよ。


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