トラウマになりそう。
そんな今回のお話は…
マミの魔女退治体験コースにも慣れつつある、まどかとさやか。ただし、肝心な願い事は未決のまま。
悩むふたりに明かされた、マミの過去。
「願いの内容が、自分のための事柄でなくてはならいのか?」と問うさやかに、マミは、厳しい口調で「他人の願いを叶えるのなら、なおのこと自分の望みをはっきりさせておかないと」と嗜めるのだった。
翌日の放課後、 恭介の見舞いに行ったとさやかと付き添いのまどかは、その帰り道、偶然にも病院の駐輪場で孵化しかけたグリーフシードを発見する。
放置すれば、大惨事になりかねない事態に、さやかはキュゥべえと共に見張りを、まどかはマミを助けに呼びに走るのだった。
以上公式のあらすじ。
お話の方は結構ショッキングで、まどかが魔法少女になる決意をしたら、マミが魔女に殺されてしまい、ここまでひた隠しにしてきた魔法少女になるデメリットがリアルなものとしてまどかに突きつけられるという内容。頭をパックンチョされるマミのシーンはトラウマになりそうだ。
さて、前回になんか魔法少女になるように誘導している感じがすると書いたが、正にその通りであって、一人で魔法少女やっていたマミがどうも仲間が欲しくてまどかたちを誘導していたようだ。
それも今回の死亡シーンを見ればさもありなんで、これまで魔法少女に関してはカッコよくて良い所ばっかり見せてはいたが、ご覧の通りに常に死と隣り合わせで、マミの劇中の台詞にもあったように、誰にも打ち明けることも出来ず、仲間もおらず、一人で泣いてばかりという事を考えれば、彼女が仲間欲しさに誘導をかけるのもうなずける話だ。
それに伴って今回興味深かったのは、マミの死亡までにまどかが魔法少女になると決意し、マミとしてもやっと出来た同じ仲間に意気込んで魔女と対決し、あっさり倒したかと思われたあとの急転直下である。
魔法少女と名のつくものならば、仲間を得て順風満帆に進む所ではあるし、事実マミとまどかが一緒に迷路を進んでいく辺りまではそんな雰囲気であった。しかし直後にそんな展開を覆し、魔法少女の死亡させることで、あまり引っ掛かってこなかった魔法少女になることのデメリットを強烈なインパクトで説明しているのと同時に、まどかの魔法少女になる理由としていた「なんか人の役に立てるといいな」はそんな程度のことでは全く釣り合わないことを示していた。
マミの死亡後、キュゥべぇが「早くボクと契約して魔法少女に」と促すが、リアルな死を目の前にまどかとさやかは、今自分が思っている理由と願いでは到底そのデメリットと釣り合わないことを悟り、キュゥべぇに応えない、応えることが出来ない。魔法少女になるという事がどれだけ重大な決断で、決死の覚悟がなければならないか、また魔法少女になることで、マミが感じていた孤独や心労と死への恐怖をも抱えることとなり、「どんな願いもひとつだけかなえられる」は、それのせめてもの代償であるのだ。
上記のようなことを見事に説明せずに説明しているのは「天晴見事なり」としか言いようが無く、また1話内での話の盛り上がりからのどんでん返し、そしてシリーズ構成として「これからどうなる?」という興味の引っぱり方と言い、ひとつの物語として、とりあえずここまでは素晴らしい出来と言えるだろう。
今回見ていて少し思ったのは、それは本来「魔法少女」とはこういうものなんだろうなぁということなんですが、よくある美少女変身モノ、今でいえばプリキュアとなるでしょうが、少女が変身して巨悪を叩く、というストーリーは子供向けアニメという事もあって、そんなピンチもなんだかんだで乗り切って最後は勝ってしまうんだけど、よく考えて見ればプリキュアの皆さんやセーラームーンの皆さんだって、本来は今回のマミみたくなる可能性だってあるわけですよ。まぁ要するにプリキュアの皆さんだって死と隣り合わせで毎回戦っているわけです。
なんとなしにそんな変身した美少女たちを見ているわけですが、もし本当に何らかの出来事で変身して巨悪と戦うことになったなら、このアニメのようにどこか暗く、不安な雰囲気と言いますか、まず自分の生死がかかっているんだから綺麗事ばっかりで戦えないんじゃなんですかね。
そんな、いわゆる「魔法少女」モノが描かない暗部にクローズアップしている視点が実に興味深い。
ともあれ、物語は意外な展開を迎え、これから一体どうなっていくのかさっぱり読めません。それ故に続きが楽しみでもある。
しかし思うのだけど、マミは本当に死んだのかしら?ここで死んでもう出番がないのであらば、公式TOPに大きく居座っているべきではないと思うのだけど、そのへんどーなんですかねー。案外、まどかとさやかの願いがマミを生き返らせるとかだったりするのかなぁ。
ああ、そういえば、願いを「不老不死」とかにすれば、死というデメリットを回避できるとか考えた自分はひねくれてますかね?まぁ永遠に戦い続ける運命になってしまいますが(笑)。
そんな今回のお話は…
マミの魔女退治体験コースにも慣れつつある、まどかとさやか。ただし、肝心な願い事は未決のまま。
悩むふたりに明かされた、マミの過去。
「願いの内容が、自分のための事柄でなくてはならいのか?」と問うさやかに、マミは、厳しい口調で「他人の願いを叶えるのなら、なおのこと自分の望みをはっきりさせておかないと」と嗜めるのだった。
翌日の放課後、 恭介の見舞いに行ったとさやかと付き添いのまどかは、その帰り道、偶然にも病院の駐輪場で孵化しかけたグリーフシードを発見する。
放置すれば、大惨事になりかねない事態に、さやかはキュゥべえと共に見張りを、まどかはマミを助けに呼びに走るのだった。
以上公式のあらすじ。
お話の方は結構ショッキングで、まどかが魔法少女になる決意をしたら、マミが魔女に殺されてしまい、ここまでひた隠しにしてきた魔法少女になるデメリットがリアルなものとしてまどかに突きつけられるという内容。頭をパックンチョされるマミのシーンはトラウマになりそうだ。
さて、前回になんか魔法少女になるように誘導している感じがすると書いたが、正にその通りであって、一人で魔法少女やっていたマミがどうも仲間が欲しくてまどかたちを誘導していたようだ。
それも今回の死亡シーンを見ればさもありなんで、これまで魔法少女に関してはカッコよくて良い所ばっかり見せてはいたが、ご覧の通りに常に死と隣り合わせで、マミの劇中の台詞にもあったように、誰にも打ち明けることも出来ず、仲間もおらず、一人で泣いてばかりという事を考えれば、彼女が仲間欲しさに誘導をかけるのもうなずける話だ。
それに伴って今回興味深かったのは、マミの死亡までにまどかが魔法少女になると決意し、マミとしてもやっと出来た同じ仲間に意気込んで魔女と対決し、あっさり倒したかと思われたあとの急転直下である。
魔法少女と名のつくものならば、仲間を得て順風満帆に進む所ではあるし、事実マミとまどかが一緒に迷路を進んでいく辺りまではそんな雰囲気であった。しかし直後にそんな展開を覆し、魔法少女の死亡させることで、あまり引っ掛かってこなかった魔法少女になることのデメリットを強烈なインパクトで説明しているのと同時に、まどかの魔法少女になる理由としていた「なんか人の役に立てるといいな」はそんな程度のことでは全く釣り合わないことを示していた。
マミの死亡後、キュゥべぇが「早くボクと契約して魔法少女に」と促すが、リアルな死を目の前にまどかとさやかは、今自分が思っている理由と願いでは到底そのデメリットと釣り合わないことを悟り、キュゥべぇに応えない、応えることが出来ない。魔法少女になるという事がどれだけ重大な決断で、決死の覚悟がなければならないか、また魔法少女になることで、マミが感じていた孤独や心労と死への恐怖をも抱えることとなり、「どんな願いもひとつだけかなえられる」は、それのせめてもの代償であるのだ。
上記のようなことを見事に説明せずに説明しているのは「天晴見事なり」としか言いようが無く、また1話内での話の盛り上がりからのどんでん返し、そしてシリーズ構成として「これからどうなる?」という興味の引っぱり方と言い、ひとつの物語として、とりあえずここまでは素晴らしい出来と言えるだろう。
今回見ていて少し思ったのは、それは本来「魔法少女」とはこういうものなんだろうなぁということなんですが、よくある美少女変身モノ、今でいえばプリキュアとなるでしょうが、少女が変身して巨悪を叩く、というストーリーは子供向けアニメという事もあって、そんなピンチもなんだかんだで乗り切って最後は勝ってしまうんだけど、よく考えて見ればプリキュアの皆さんやセーラームーンの皆さんだって、本来は今回のマミみたくなる可能性だってあるわけですよ。まぁ要するにプリキュアの皆さんだって死と隣り合わせで毎回戦っているわけです。
なんとなしにそんな変身した美少女たちを見ているわけですが、もし本当に何らかの出来事で変身して巨悪と戦うことになったなら、このアニメのようにどこか暗く、不安な雰囲気と言いますか、まず自分の生死がかかっているんだから綺麗事ばっかりで戦えないんじゃなんですかね。
そんな、いわゆる「魔法少女」モノが描かない暗部にクローズアップしている視点が実に興味深い。
ともあれ、物語は意外な展開を迎え、これから一体どうなっていくのかさっぱり読めません。それ故に続きが楽しみでもある。
しかし思うのだけど、マミは本当に死んだのかしら?ここで死んでもう出番がないのであらば、公式TOPに大きく居座っているべきではないと思うのだけど、そのへんどーなんですかねー。案外、まどかとさやかの願いがマミを生き返らせるとかだったりするのかなぁ。
ああ、そういえば、願いを「不老不死」とかにすれば、死というデメリットを回避できるとか考えた自分はひねくれてますかね?まぁ永遠に戦い続ける運命になってしまいますが(笑)。
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