(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ハピネスチャージプリキュア! 第26話 迷子のふたり!ひめと誠司の大冒険!

2014年08月15日 | ハピネスチャージプリキュア!
恋話中編。そしてひめウザイ(笑)。

 そんな今回のお話は…
 楽しかった合宿も終わって、ぴかりが丘へ帰ることに。がんばってトレーニングしてきためぐみたちは、電車の中で、ぐっすり。ただ1人、起きているのは誠司だけ。
 ふと目がさめたひめが、そんな誠司に気づいたときに、電車が無人駅で停まったわ。
 喉が渇いたひめは、誠司を連れてジュースを買いに行くの。
 2人で駅のホームに降りて、ジュースを買っていると、発車のベルと共に、電車が出発しちゃった!
 プリチェンミラーもキュアラインも電車の中に置いてきた2人。めぐみたちと連絡がとれない!
 次の電車が来るまで、5時間もある・・・。ひめと誠司、大ピンチ・・・!!ふたりは無事に家に帰ることができるの??
 以上公式のあらすじ。

 冒頭に書きましたように、恋話中編で、内容を端的に言えばひめが誠司に惚れるというお話。
 正直、一本のお話としては面白味に欠け、戦闘もいわゆる「もっさり戦闘」だし、ひめウザイし(笑)、戦闘までの展開で興味深いイベントがあったわけでもないしで、さして某ない。
 誠司と言えば、空手をやっていて、学業優秀、めぐみのようでありたいと困っている人を率先して助け、気配りもでき、人当たりがよく優しく嫌味がない、と、かなりいいヤツである事を見せていて、なるほどモテそうではある。
 そんな彼との数々のイベントで、ひめが惚れちゃうのも無理無い話ではあるものの、どうも今ひとつ「ひめが惚れちゃう」ことにピンとこないのだ。
 物語的にここはおもしろいポイントではあって、おそらくは「ひめ→誠司→めぐみ→ブルー」という図式にしたいであろうから、ひめの恋心は本物なんだろうとは思うし、今回の数々のイベントを考えれば、上記したように分からない話ではないのだが、見ていてどうしても「どこか惚れるポイントがあっただろうか?」と思ってしまうのだ。
 思うに、それはひめがどう思っているかを画面から感じられない、ってのが問題なのではなかろうか。
 まぁ分かりやすく、誠司の優しさや気配り、チョイアークに襲われた際などに、ひめが「ハッ」とするカットが差し込まれるのだけど、そこから先が読み取れない。まぁ言葉にするのが難しい感情ではあるものの、ひめのそれは胸がギューっとなるようなことなのか、ドキドキと動悸が激しくなるようなことなのか、はたまた一瞬大きくドキッ!とするようなことなのか、そのようなニュアンスも感じられないので、ひめがどういう気持ちで何を感じているか分からないのはどうなんだ。物語的においしい部分であるのなら、ひめのその細かい心理は、せめて感じられるようになっているべきではなかろうか。
 ついでに言えば、戦闘後の電車内で、誠司を気にしてしまうひめという部分ももうちょっと突っ込んでも良いだろう。
 状況を考えれば、誠司のことが気になってしまい、あれ?もしかして誠司のことを好きになっちゃったかも?と思いつつ、でも誠司がめぐみが好きなことを知っていて、じゃあ自分はどうしたら良いの?とかなり戸惑っていることとなる。
 そう、考えればそんなことは分かるのだけど、考えて分かるようではダメですよね。画面上でワタワタしているひめを見て、考えるまでもなく、ひめが自分の気持ちと状況に戸惑っていることが見て取れて然るべきなのではなかろうか。
 見ていて「こういうことなのかな?」ではなく「こうなんだ」となっていてほしいもので、今回はそういう点が欠けていたために、どうもピンとこなかったように思う。

 今回のお話的にはこんなもんなのですが、ここまで見てきてすごく気になっていることがある。それは、プリキュアの皆さんのバックボーンが見えてこないことだ。
 主役のめぐみは、いつも自分の事より他人の幸せを考え、口癖のようにいっている「ハピネス」にすごくこだわっていますよね。でも、なんでなんですか?なんで今めぐみはこういう人格なんでしょう?
 ひめにしてもそうで、すごい人見知りでめぐみと出会うまで14歳まで友達ひとりいなかったのはけっこう異常である。なんでそんなふうになってしまったのでしょうか?ゆうゆうは、なによりごはんをおいしく食べることに異様に執着していますし、いおなは合宿ですごいリーダーシップを発揮して使命感に燃えていましたけど、なんでなんですかね?
 まぁ、正直に言えば、上記はめぐみ以外は全く分からないわけではない。が、それはこれまで見てきて「たぶんこういうことなのかな?」と私が勝手に思っているだけなのだ。「かな?」なので、私の中でプリキュアの皆さんがすごくぼんやりとしたキャラクターになってしまっていて、彼女らに全然興味が持てない。
 もう2クールも過ぎたというのに、主役たちがこんなぼんやりしていていーのだろうか。あんまり内容のなかった1クール目で、彼女たちのキャラクターを掘り下げて、こういう人間なのであるということをしっかり見せておくべきだったのではなかろうか。
 特にめぐみの「ハピネス信仰」はこれまで見てきても、その理由の片鱗さえ見えてこない。見えてこないから、めぐみのそれがどうもウソっぽく感じられてしまう。自分の事よりまず人の幸せの為に行動するなんて、なかなか出来ないことですよね。それを小さな頃からこれまでずっとやって来ているんだから、めぐみには「これでいいんだ!これは絶対間違ってない!」っていう揺るぎない信念があるはず。でも生まれて普通に過ごしてきてこんなふうに思うに至るはずもなく、何かめぐみにそういった信念を持つに至る強烈なきっかけがあるなずなのだ。
 キャラクターってのは、そういう土台があって、物語が進むにつれ肉付けされていって、どんどんと魅力を発揮していくのではなかろうか。
 ハピネスチャージプリキュア!はそういう点で今の所すごく弱いと言わざるを得ない。もうちょっとプリキュアの皆さんを掘り下げていっても良いような気がします。このままではなんか「ぼんやりとしたプリキュア」になってしまいそうです。

今週のプリキュア
 今回のプリキュアは「キュアビートさん」でした。
 ビートさんはけっこうお気に入り、というか、ビートさんって言うよりはセイレーンがお気に入りの方が当たっているような気がしますが。
 悪役からプリキュアになった数少ない人物。加入編でのハミィとの友情が忘れられません。スイートプリキュア♪はむしろそこが一番の山場だったような気がしないでもない(笑)。
 個人的にはプリキュアになってからもっとハミィとイチャイチャしてほしかったなぁ。あ、でもオールスターズNS3では、ちょっとだけそんなようなことが感じられる部分があって、なんかほっこりしました。
 そういえば、セイレーンは元々ハミィと同じく妖精的存在で、諸事情あって人間の姿から戻れなくなっているわけですけど、彼女は将来的なこと考えてるんですかね?大人になったらハミィと一緒に祖国に帰るのかしら?それとも人間として加音町のある世界でずっと暮らすんですかね?


最新の画像もっと見る

コメントを投稿