一人真実を知らない苹果は運命を全う出来て幸せでした、ちゃんちゃん。かと思いきや。
そんな今回のお話は…
晶馬がいつもより遅く起床すると、なぜか苹果が台所にいた。
彼女は陽毬に、おいしい卵焼きの作り方を習いに来たのだという。
できあがった弁当を持って、多蕗とのデートという名のストーカー行為に励むのだと意気込む苹果に、昌馬は「ピングドラム」の謎を解くため同行する。
以上公式のあらすじ。
お話は妄想日記に記してある計画通りになるよう奮戦する苹果の話、が、ほとんどなのだけど最後でガラリと違うものへと変わってしまった。
苹果が奮戦するまでのことは、妄想と現実が入り乱れる楽しい話なんだけど、最後のほんの数分で「あれ?」と首を傾げてしまう。
今回冠葉は別行動で、謎のメールに誘われていってみたら、彼がフッたモデルの久宝あさみ(こんな字だったっけ?)が冠葉被害者の会を結成したと言いに来るという、女好きな冠葉に天罰?が下るのだが、その被害者の会の決起人の久宝あさみは今回のラストで何者かにエスカレーターから突き落とされてしまう。
苹果たちと全く関係のない所で起こったこの事件だが、なぜか苹果の日記に書いてあるのだ。
正確には彼女がエスカレーターから突き落とされると書いてあるわけではなく、「午後九時、赤坂見附駅。エスカレーター。赤い靴の女の子。」とだけ書いてあるようなのだが、これまで多蕗とのことだけが書いてあると思っていたが、この一文は全く脈絡がなく、なんでこのことが苹果の日記に書かれているのか。
この流れからいくと、日記に書かれていることをミッションと言って実現しようとする苹果が犯人、と考えるのが普通であるが、それこそ脈絡がなく、ストーカーではあるものの苹果が運命日記に書いてあるからと言って、無差別に全く関係のない人に怪我を負わすような人間とは、これまで見ていてちょっと思えない。
そこから考えて、苹果が持つこの妄想運命日記はただそうであるわけではない、ようだ。まぁよくよく考えてみれば、ペンギン神様が欲しがっている物語上の最重要アイテムなわけだから、ただの妄想が記してあるわけではなさそうだ。
また今回のお話としても、最初からなんだか楽し気に進んで「ちゃんちゃん」で終わるのかと思いきや、謎の人物が人をエスカレーターから突き落とすというショッキングな出来事と、それに関連する最重要アイテムの関係を臭わせてEDになだれ込み、楽し気だった雰囲気が一転、サスペンスに変貌してしまった。
苹果の妄想入り乱れる楽し気な彼らを延々見せておいてのこれだ。その延々見ていたことの裏で一体何が起こっているのか気にならない方がおかしい。
まだOPに出てくる人物も出揃っていないので、これから物語がどうなっていくか楽しみだ。
さて、上で語らなかった苹果たちのことだが、上記したことを印象付けるためなのか、実に楽し気に作ってある。
アバンのスカンクはなんなんだろう?と思っていたら、ちゃんと繋がって来るし、妄想垂れ流しの紙芝居風で進んだりと、アニメであることを活かし、というかアニメだから出来る楽しさがてんこ盛りで見ていて楽しいのだが、やはり私としては物語を気にせざるを得ない。
何が気になるかと言うと、時籠ゆりが苹果の想いに気付いており、勝ち目がないから諦めろみたいな事を言うのだ。すごく人の良さそうな時籠ゆりが敵に見せたダークサイド。この人も一癖ありそうな感じなのもさることながら、彼女が言うように苹果は逆立ちしたって勝てそうもない。
しかし日記はおそらく順風満々に関係が成就していくであろうから、必ずどこかで無理がくるはずなのだ。まぁもうここまでで随分無理をしているような気もしますが……(笑)。
頑に運命を信じる苹果が、そういう事態に直面し、書いてあることを実行できなかった場合に苹果は一体どうなってしまうのか。またピングドラムとしても、おそらくは「運命」が記されているからこその「ピングドラム」であるわけで、それが実現できなかったとなると、あの日記はピングドラムでなくなってしまうのだろうか。
まぁだとしたら、今回、実際には多蕗とキス出来なかったのだから、運命を実行できなかったことになるわけだが、それでもあの日記の価値は失われないのだろうか。
と、4話にして謎だらけ、なのはよく考えてみると当然なのだけど、この物語って、そういう謎を気にさせないよな。
見ていてお話はこれからどうなるんだろうとは思っても、上記したようなことは実を言うと初見はほとんど気にならなかったのだ。この感想を書くに語って見直してみて、あれれ~?と思ったくらいで、さっき気付いたんだけど、苹果が日記に押す判子もよく考えればなんで「桃」なのか。苹果(りんご)なんだから普通「リンゴ」マークにするよなぁ。
まぁ、物語なんだから先に進めば分かっていくことなんだけど、そういった謎で気を引くのではなく、あくまで物語として続きを気にさせているんだから見事なもんである。
そんな今回のお話は…
晶馬がいつもより遅く起床すると、なぜか苹果が台所にいた。
彼女は陽毬に、おいしい卵焼きの作り方を習いに来たのだという。
できあがった弁当を持って、多蕗とのデートという名のストーカー行為に励むのだと意気込む苹果に、昌馬は「ピングドラム」の謎を解くため同行する。
以上公式のあらすじ。
お話は妄想日記に記してある計画通りになるよう奮戦する苹果の話、が、ほとんどなのだけど最後でガラリと違うものへと変わってしまった。
苹果が奮戦するまでのことは、妄想と現実が入り乱れる楽しい話なんだけど、最後のほんの数分で「あれ?」と首を傾げてしまう。
今回冠葉は別行動で、謎のメールに誘われていってみたら、彼がフッたモデルの久宝あさみ(こんな字だったっけ?)が冠葉被害者の会を結成したと言いに来るという、女好きな冠葉に天罰?が下るのだが、その被害者の会の決起人の久宝あさみは今回のラストで何者かにエスカレーターから突き落とされてしまう。
苹果たちと全く関係のない所で起こったこの事件だが、なぜか苹果の日記に書いてあるのだ。
正確には彼女がエスカレーターから突き落とされると書いてあるわけではなく、「午後九時、赤坂見附駅。エスカレーター。赤い靴の女の子。」とだけ書いてあるようなのだが、これまで多蕗とのことだけが書いてあると思っていたが、この一文は全く脈絡がなく、なんでこのことが苹果の日記に書かれているのか。
この流れからいくと、日記に書かれていることをミッションと言って実現しようとする苹果が犯人、と考えるのが普通であるが、それこそ脈絡がなく、ストーカーではあるものの苹果が運命日記に書いてあるからと言って、無差別に全く関係のない人に怪我を負わすような人間とは、これまで見ていてちょっと思えない。
そこから考えて、苹果が持つこの妄想運命日記はただそうであるわけではない、ようだ。まぁよくよく考えてみれば、ペンギン神様が欲しがっている物語上の最重要アイテムなわけだから、ただの妄想が記してあるわけではなさそうだ。
また今回のお話としても、最初からなんだか楽し気に進んで「ちゃんちゃん」で終わるのかと思いきや、謎の人物が人をエスカレーターから突き落とすというショッキングな出来事と、それに関連する最重要アイテムの関係を臭わせてEDになだれ込み、楽し気だった雰囲気が一転、サスペンスに変貌してしまった。
苹果の妄想入り乱れる楽し気な彼らを延々見せておいてのこれだ。その延々見ていたことの裏で一体何が起こっているのか気にならない方がおかしい。
まだOPに出てくる人物も出揃っていないので、これから物語がどうなっていくか楽しみだ。
さて、上で語らなかった苹果たちのことだが、上記したことを印象付けるためなのか、実に楽し気に作ってある。
アバンのスカンクはなんなんだろう?と思っていたら、ちゃんと繋がって来るし、妄想垂れ流しの紙芝居風で進んだりと、アニメであることを活かし、というかアニメだから出来る楽しさがてんこ盛りで見ていて楽しいのだが、やはり私としては物語を気にせざるを得ない。
何が気になるかと言うと、時籠ゆりが苹果の想いに気付いており、勝ち目がないから諦めろみたいな事を言うのだ。すごく人の良さそうな時籠ゆりが敵に見せたダークサイド。この人も一癖ありそうな感じなのもさることながら、彼女が言うように苹果は逆立ちしたって勝てそうもない。
しかし日記はおそらく順風満々に関係が成就していくであろうから、必ずどこかで無理がくるはずなのだ。まぁもうここまでで随分無理をしているような気もしますが……(笑)。
頑に運命を信じる苹果が、そういう事態に直面し、書いてあることを実行できなかった場合に苹果は一体どうなってしまうのか。またピングドラムとしても、おそらくは「運命」が記されているからこその「ピングドラム」であるわけで、それが実現できなかったとなると、あの日記はピングドラムでなくなってしまうのだろうか。
まぁだとしたら、今回、実際には多蕗とキス出来なかったのだから、運命を実行できなかったことになるわけだが、それでもあの日記の価値は失われないのだろうか。
と、4話にして謎だらけ、なのはよく考えてみると当然なのだけど、この物語って、そういう謎を気にさせないよな。
見ていてお話はこれからどうなるんだろうとは思っても、上記したようなことは実を言うと初見はほとんど気にならなかったのだ。この感想を書くに語って見直してみて、あれれ~?と思ったくらいで、さっき気付いたんだけど、苹果が日記に押す判子もよく考えればなんで「桃」なのか。苹果(りんご)なんだから普通「リンゴ」マークにするよなぁ。
まぁ、物語なんだから先に進めば分かっていくことなんだけど、そういった謎で気を引くのではなく、あくまで物語として続きを気にさせているんだから見事なもんである。
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