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とみーのにっき&おえかきちょう

スイートプリキュア♪ 第26話 ピポパポ♪フェアリートーンの大冒険ニャ♪

2011年08月25日 | 視聴済アニメごった煮
絵が綺麗だと思ったら、作監が稲上晃氏だった。さすがの上手さである。

 そんな今回のお話は…
 ドリー、レリー、ミリー、ファリー、ソリー、ラリー、シリー♪フェアリートーンのみんなは、いつもも仲よし!!
 小さいけれど、みんなのチームワークがあれば、なんだってできちゃうの。
 今日は、響たちといっしょに朝から音符さがし!でも真夏の暑さはハンパじゃない。バテないように、響たちは駄菓子屋さんでひとやすみ。
 その間、みんなそろっているか点呼をとるフェアリートーンたち。すると、レリーとラリーがいないことに気づいたの!
 そこへ現れたトリオ・ザ・マイナー。バリトンは、駄菓子屋さんの扇風機をネガトーンに変えて、夏休みの子供たちを悲しませているわ。
 なんだかいつも以上に凶悪そうなトリオ・ザ・マイナー。レリーやラリーがいないと、響たちがプリキュアに変身できない!
 はやく見つけなきゃ!残ったフェアリートーンたちがいなくなったレリーやラリーを探す大冒険に!
 以上公式のあらすじ。

 正直に言うと上記引用したあらすじはあまり正確ではなく、フェアリートーンが特に大冒険する話ではない。ではどういった話かと言うと、普段は見えていませんが、フェアリートーンたちは何となく役に立っている。という普段あんまり目立たない彼らにスポットライトを当てた話である。
 そんなわけで、サブタイの「大冒険」という何かがあるわけでもなし、何となくフェアリートーンが前に出ているような感じのお話で、上記したようにただフラフラ浮いているだけではないって所を見せるのがメインのようなそんな感じで特に某はない。
 むしろそれ以外の方が物語的には重要で、トリオザマイナーが悪のノイズでパワーアップしたとか、その影響でネガトーンがちょっと強くなったらしいとか、ドリー、レリー、ソリーの中に入っていた音符を捕えられた際に奪われてしまったり、それを響たちに言い出せなかったり、今回の最後に響が謎の声を聞く、などのメインでない方がポイントだったりする。
 そう考えると、見せなければならないことは多く、それでも割と無理なく見せている脚本のスムーズさはよくやっていると言える。さすが成田良美。
 そんななか気になった所と言えば、トリオザマイナーのパワーアップだろうか。彼らがパワーアップしたのは正直別にどうでも良くて、彼らの耳に付いているのがメフィストに付いているのと同じだということだ。
 以前にも書いたが、やっぱりメフィストも黒幕みたいなのに洗脳されているんじゃないですかねー。
 今回突然出てきた謎の声も、音符を集めるだけではダメだと警告のようなことを言っていたし、そもそもこのスイートプリキュア♪のテーマのひとつが友情であることから、メフィストをその黒幕と悪のノイズから解放し、おそらく元々は仲が良かったであろうメフィストとアフロディテの仲を取り持つようなことをしないといけないような展開になるような気がしますな。そして最後は悪の元凶を立つ!見たいな流れなのではないだろうか。
 まぁそんな私の予想はともかくとして、新たな展開が出てきたのは、これまでの「ケンカして仲直り→出よネガトーン!」でなくなったのは良い。
 そういえば、今回の戦闘への流れなんですが、あんなすぐ近くにあった扇風機に隠れていた音符を見つけられないとは、セイレーンとハミィは何していたんでしょうね(笑)。さすがにそこはツッコンでしまいましたよ。気付いとけよ、と。
 新たな展開と言えば、響だけが聞こえる謎の声ですよ。日高のり子さんではないのでアフロディテではないわけですが(まぁ彼女であるならばそんな謎めいたことをする必要がありませんしね)、まぁプリキュアに聞こえるんだから、きっとおそらくいるであろう黒幕とは対極にいるんでしょう。
 物語的に、メイジャーランドとマイナーランドの対立だけであったこれまでより、それよりも大きな何かを感じさせるのは良い。メイジャーとマイナーの対立構造だけでは妙にスケールの小ささを感じるし、そもそも音符関連も世界を幸せにする不幸にするという漠然としたものであるから、そろそろしっかりと明確なみんなを守る理由が欲しいところ。何度も言っているけれど、なんか変な音波で悲しくなるくらいなら、別にプリキュアが助けなくてもどうとでもなりそうな気がするしな。よく考えると響ママンがそれやっちゃってるし(笑)。
 なんにせよ、新たな展開でセイレーンとハミィ以外で盛り上がろうにも盛り上がれなかった展開を良い方向へ持っていってもらいたいものです。

 さて、プリキュアと言えば戦闘。第3クールに入ってから随分と戦闘らしくなってきましたが、まだなんかもうちょっと足りないような気がしますな。
 というのも「ピンチを助ける」というシーンが少ないような気がして、メロディ・リズムとビートが各々戦っているようなそんな印象。
 今回を見ると、それでもこれまでと比べ仲間のピンチを寸ででレスキューというシーンがありはしたものの、一丸となって戦っているという感じはあまりしない。
 攻撃するにしても三人一緒でとか、ひとりのピンチにふたりが力を貸すとか、そういった仲間だからこその連携が見たい所。今回で言えば、ビートバリアでメロディとリズムを守るシーン。敵の攻撃が力を増し押されるビートに、メロディリズムがビートの背中を押すようなことがあったり、バリアが破られるなら、ギリギリまで粘るビートを抱えて破られる寸前で横っ飛ぶなどの、プリキュアお得意の「ひとりで出来なくとも仲間と一緒ならきっと出来る!」「私たちは絶対あきらめない!絶対負けない!」を体現してほしい。

 どーでもいーけど、プリキュアって「勝つ!」ってこれまでのシリーズでも一回も言ったことがないのが良いよね。
 勝ちたいんじゃない、彼女たちは守りたいんです。だから「絶対に負けない」のだ。勝利は目的ではなくただの結果なのである。
 お子様と一緒にごらんになっている親御さんは、是非その辺のことを説いてやっていただけると、お兄さんは日本の未来に希望が持てます。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「目覚まし時計を持っているハミィ」でした。
 次回は30分で世界を救うとか銘打っており、毎週やっていることをちょっと現実と照らし合わせてみるみたいな、ちょっとおもしろそうな企画である。上手いことやってくれればいーんですが。


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