(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

ドキドキ!プリキュア 第44話 ジコチューの罠!マナのいないクリスマス!

2013年12月24日 | ドキドキ!プリキュア
いつより愛多めでお送りしています。

 そんな今回のお話は…
 もうすぐクリスマス!マナは、六花とありす、それに真琴、亜久里も一緒にみんなでクリスマスパレードへ行くことを愉しみにしているの。
 そんなマナに「生徒会長スピーチコンテストに出ない?」というお誘いが!
 生徒会長スピーチコンテスト!?1番の生徒会長、キングオブ生徒会長を決めるコンテストなんだって!
 それを聞いたマナはやる気満々!だけど…その日は楽しみにしてたパレードと同じ日。
 迷うマナだけど、六花たちに応援されてコンテストに参加することに決めたわ。
 マナがいない間、六花が生徒会長のお仕事をお手伝い。マナのお仕事って、たくさんあって、ホントに大変!
 でも、六花がパニックになりそうな時、マナの書いたメッセージが見つかって、心を和ませてくれたの。
 お仕事が終わったら、クリスマスパレードへ!!楽しいけど、やっぱりマナがいないとちょっぴり寂しいな…。
 その頃マナは、なんとレジーナが仕掛けたワナにはまっていて…!
 以上公式のあらすじ。

 今回のお話はむしろ、六花さん回と言っても良いくらい六花さんのマナ愛溢れるお話で、六花さん好きの私としましては、オラなんだかワクワクしてきたぞ!(CV野沢雅子)という感じで溢れる愛がとても気持ちの良いお話になっております。
 流れとしては、上記あらすじにあるように、生徒会長スピーチコンテストに出場することとなったマナであるが、スピーチコンテストはレジーナの仕掛けた謀で、彼女曰く「マナさえいなければ後はヘナチョコ」なのでマナを隔離し、その間に他のプリキュアをやっつけちゃおうとするわけだが、メイン所は表層部分のひとり隔離されたマナがどう脱出するかや、精神的支柱であるマナがいない時の他のプリキュアの皆さんがどう戦闘を乗り切るか、ということではなく、むしろ戦闘までの間のマナのいない日常パートの方が一番見せたい所であろう。

 まずコンテストがクリスマスパレードと丸被りという日程が判明して、ホントは一緒にクリスマスを愉しみたいはずである六花さんは、夢は総理大臣のマナが歴代総理大臣も学生の頃に参加した(といってもレジーナの謀なのでウソなのだが)と言われるスピーチコンテストで一番になって欲しいと参加を促す。でも生徒会の仕事もあるしと言うマナに、そっちも全部自分がやっておくと六花さんは買って出て、私たちとはいつでも一緒に遊べるし、コンテストの方を頑張っておいでよとする。
 マナは「六花!恩に着るよ~」と言って抱きつき、六花さんは笑顔を見せるのだがこの表情が良い。もちろん、マナに抱きつかれてぽわわ~というわけではなく、そもそも六花さんのしたいことは、マナがしたいことのお手伝いなのである。自分が替わりに仕事をすればマナが出たいと言うコンテストに出られる、六花さんにとっては一番良い形と言って良いだろう。マナがしたいことをさせてあげられるのが嬉しいのだ。
 その夜、マナがいないとなると忙しくなるわよと大量の書類を前に意気込む六花さんであるが、ラケルは本当にそれで良いのかと問うのだ。本当はクリスマスにマナと一緒にいたいのでは?と。そんな彼の心配に六花さんは「そりゃあね」と言いつつも「この先これから高校へ行ったり、社会人になったり、お互い夢もあるし、いつまでも一緒にいられないからね。離ればなれになっても、お互い頑張らないと」とするのだ。いやぁ、六花さんが聡明な人とは知ってはいましたが、14歳という年頃で、ここまで将来のことを考えているとは思っていませんでビックリしたのと同時に感心しましたよ。
 14歳なら先を考えずに今を楽しんじゃうのも若さ故の特権であると思いますが、さすがと言いますか、もうすでに将来絶対に医者になるんだと勉強している彼女ですから、これから先のマナとの関係もある程度見据えているんですねぇ。六花さんのことなので、高校はマナと一緒の所に行っちゃうんだろうなぁなんて漠然と思っていましたが、今回を見れば、きっとそんなふうに流されないのだろうと思わせてくれるし、今のようにいつも一緒でなくなっても、マナと六花さんの関係が変わることはないのだろうと思わせてくれるではないか。

 当日になって学校でマナの分の書類もちゃっちゃと終わらせて、皆との待ち合わせに間に合わせると意気込む六花さんに、マナは少々驚きつつも「クリスマスに私がいなくて寂しくないのかい?」と問うと、六花さんは明るく「全然!」と答えるのだ。その解答にマナはガクッとしつつ「私はちょっと寂しい……」と口にするのだが、これもふたりの関係が見れてとても興味深い。
 マナは六花さんが仕事に妙にやる気を出して、自分がいないことになんとも思っていないふうなので「私がいなくて寂しくないの?」と問うたわけだが、その後の「私はちょっと寂しい……」からするに、自分は六花がいなくてちょっと寂しいんだけど六花も同じじゃないのかな?と思っていたのだ。辺り構わず愛を振りまくマナであるが、なんだかんだでクリスマスに六花さんと一緒にいたいと思っていたのである。
 そんなマナに六花さんは、私はマナにキングオブ生徒会長になって欲しい。その為なら離ればなれでも頑張れるのだと言う。要するにマナの為なら頑張れる、マナを想えばこそ寂しくないとしたのだ。なんとも思っていないわけではなく、むしろ強烈にマナを想っていることを物語るではないか。そんな六花さんの思いを感じ取ってマナは「じゃあ私も頑張っちゃうよ!」と返し、ふたりでウフフと微笑み合う。なるほど、ありすや真琴が憧れるのも頷けるふたりの関係ではないか。きっと一生ふたりはどんなになろうとも、こんな関係なのだろうと思わせてくれる。

 マナがコンテストに出かけ、学校では六花さんの手伝いに真琴が応援に入って仕事をしていると、六花さんはマナ大丈夫かな?と心配を呟く。どうも思っていたことがポロッと口から出てしまった独り言だったようで、真琴に「離れていても六花の頭の中はマナことでいっぱいね」ラケルに「愛ケル~」等と言われてしまう六花さんであるが、沢山やらなくてはいけない仕事を抱えている中で、ポロッとマナの心配が独り言となって出てくるのだから、そりゃ真琴やラケルの言うことは尤もであろう(笑)。むしろただの友達を普通ここまで思う事はなかろうというもので、六花さんの愛が感じられる。
 その後、仕事に不備が発覚し、このままではクリスマスパレードに間に合わないと頭を抱えることとなる六花さんであったが、上記あらすじにあるように、マナが書いたメモが色々な所にあるのを発見する。
 発見したマナメモ。仕事の不備をひっくり返すような大逆転の仕方が書いてあるわけではなく、『いっぱいいっぱいになったら大きく深呼吸して。大丈夫。六花なら出来る!』であったり、『腹が減っては戦はできぬ』とお弁当が置いてあったり、果ては『ごめん、会計書類溜めちゃった。ヨロシク。愛してるよ~』だったりして、何がどうこうというわけではないのが逆に良いではないか。割とスーパーな人間「相田マナ」ではあるが、彼女とて人の子。なんでもやってしまえるわけではないし、その場に居ないのに問題を解決出来ようはずもない。ただそのメモは、自分の替わりに頑張ってくれる六花さんに対してのマナの気持ちなのだ。そのメモで仕事的に何かが変わるわけではないが、六花さんがマナを想うように、マナもちゃんと六花さんを想っている。
 マナが側にいるようだとする真琴に、六花さんはいつも通りマナに振り回されてる感じだとするが、ダビィとラケルは、でも六花は嬉しそうだと言う。それもそのはず、全生徒会長の一番になろうと、劇中の台詞によれば寝ないでスピーチを考えて忙しい最中、それでも自分の替わりをする六花さんを想ってマナがしてくれたことである。嬉しくないはずがない。
 ダビィとラケルの言葉に「えぇ~そう?」などと言いつつも笑顔の六花さんは目を閉じ、心の中で(マナ、私も愛してるよ)と呟く。そしてさっきまでどうしようと頭を抱えていた六花さんであったが、「よぉ~し!あと少し、頑張ろう!」と意気込んで真琴と頷き合う。その場にマナが居なくとも、六花さんはマナをずっと近くに感じられたことだろう。彼女がマナをキングオブ生徒会長になって欲しいと信じて送り出したように、マナは六花さんならきっと出来ると信じているのだ。マナが信頼してくれているという事実は六花さんの力を与えてくれるのだ。

 レジーナの謀にハマって魔法の檻に閉じ込められたマナが脱出を試みている頃、六花さんは仕事を終わらせ、皆とクリスマスパレードへ出かけていた。興味深いのはその後のクレーンゲームをする件である。
 六花さんらしくカエルのぬいぐるみを取ろうとするのだが途中で落っことしてしまう。すると六花さんは「こんな時マナなら絶っ対取ってくれるのに」と言うのだ。これはなかなか興味深い台詞だ。要するに、こんな時にマナは六花さんの願いを叶えてくれる、ということとなる。なるほど、これまで「相田マナ」という人間を43週も暖かく見守ってきた身とすれば分からない話ではない。
 このクレーンゲームで言えば、六花さんが取れなかった物を取ってあげて六花さんが喜んでくれれば自分も嬉しい、相田マナという人間ならばきっとそう考えるであろうし、六花さんが今その台詞を言ったということは、過去そんなことが何回もあったということだ。自分の願いをマナが叶えてくれる、自分の出来ないことをしてくれるマナ、その度に感じるマナという人間のすごさ、相田マナは菱川六花の中でとても大きな存在なのだ。
 すると六花さんは学校でのメモの「大丈夫、六花ならきっと出来る!」が頭をよぎり、もう一度チャレンジしてカエルを見事ゲットすると「やったぁ!取れたよマナ!」と口にする。けっこうな人が経験のあることだと思いますが、誰かを間違えて「お母さん」と呼んでしまったりするのと同じようなことなのですが、それだけ六花さんとマナがいつも一緒であったことを物語るではないか。マナ「が」側に・マナ「の」側に居ることは当たり前のことだったのだ。しかし今、マナは側に居ないのだ。そのことに気付きハッとする六花さんに、ラケルはやっぱりマナが居なくて寂しいのかと問うと、彼女は首を振って「そんな事ないよ」と心配する皆をよそに笑顔を見せる。
 全く寂しくないわけではないだろう。しかし強がっているわけでもないのだ。六花さんはもうすでに将来を見据え、ずっと一緒にはいられないことをちゃんと分かって、いつかお互いの夢に向って道を分つとしても、それでも互いを想い、側に感じられることを学校で、またこのクレーンゲームで感じることが出来たから寂しくはないのだ。
 思えばいつも一緒に居過ぎた所為で、14歳になって初めて嫉妬という感情に気付いた六花さんであったが、その頃から比べると、離れていても大丈夫とするのだから、随分と彼女は成長し心を育んだといえるのではないだろうか。

 マナを隔離したので、曰く「ヘナチョコ」なプリキュアをやっつけようとレジーナが現れてからが戦闘。
 マナが居ないプリキュアなんぞは要を失った扇子のようなものだとするレジーナであったが、その思惑は見事に外れることとなる。まぁこのアニメシリーズを熱心に見てきた人たちならばお分かりのことかと思いますが、マナと離ればなれにする為だけに、マナの夢を利用したと分かって難なくやられてしまうプリキュアではない。いやむしろ、この状況はプリキュアが最も力を発揮するシチュエーションである。
 誰かの善意、あるいは夢や希望、愛などを利用したり潰えさせようとするのを、大切な何かを守りきることが使命のプリキュアは絶対に許しはしない。そうなればプリキュアはいつも以上の力を発揮し、その悪意を必ず阻止する。こと今回に至っては誰にも想われているマナが標的である。このドキドキ!プリキュアチームにとって、ことさら六花さんとありすにとって、絶対に屈してはいけないし負けられないのだ。いつもなら苦戦する三幹部とレジーナをマナのいないプリキュアの皆さんが圧倒することとなるのも当然であろう。
 (あ、ちなみにの話ですが、ダイヤモンドとの一騎打ちの前に、マナが寝ないでスピーチを考えていたのにと言うのをレジーナが「簡単に騙される方が悪いのよ」と返すのだが……ダメだレジーナ。それは言っちゃぁいけない!このアニメシリーズを熱心に見てきた方なら察していただいていると思いますが、さぁ皆さんご一緒に!「騙す方が悪いに決まってるじゃない!」説明するまでもありませんが(?)Yes! プリキュア5 第7話からキュアドリームの名言です。見事な正論が実に気持ちが良いですよね。)
 話を戻して、マナが離ればなれにすれば他はヘナチョコだと思っていたのにと歯噛みするレジーナに、ダイヤモンドは生憎私たちは離れていても離れはしないと言う。その言葉に意味が分からないと答えるレジーナに、ダイヤモンドはちょっと驚いたような表情を一瞬見せ、どういうことなのかを語る。
 どういうことなのかは、これまで見てきた通りだし、このアニメシリーズにおいても何回も語ってきたことで、例え離れていても想い想われ気持ちの上で繋がっている、プリキュアが失ってはいけないテーマのひとつであるのでここで某ない。問題はダイヤモンドさんがちょっと驚いた表情をしたことだ。
 驚いたというよりは、むしろ「分からないの?」という表情の方が正しいのだろう。上記を説いて、マナもレジーナのことをいつも想っている、あなたもそうなんじゃないの?と問いかけた所を見ると、六花さん的にレジーナはそういう気持ちがあると思っていたけど、どうもそういう気持ちに自覚がないようなので説明して訴えかけた、と見て良いのだろう。するとレジーナがいつも鬱陶しいくらいマナマナ言ってることが判明し、マナも同じでいつもレジーナのことを考えていて、今どうしているか、つらくはないか、寂しくはないか、もう一度話がしたいといつも言っていることをレジーナは聞かされる。
 この時のダイヤモンドの表情がまた良い。すごく憂いた表情なのだけど、それは嫉妬ではなく、いつもマナがレジーナのことを想っていても、それが届かず、それでも想い続けているマナを六花さんは見てきたのだろう。マナの話を聞かないレジーナに対する怒りはなく、マナが想いを伝えられないのが見ていてつらいのだ。それ故彼女の言葉は説得力となってレジーナの心を大きく揺さぶる。
 「あなたに私たちは倒せない!」そう言い放つダイヤモンドは続けて「だって、私たち、マナの紡いだ愛で繋がってるもの」と笑顔を向けてレジーナの前に立つ。そして「あなたもマナのことが好きなんでしょ?」と問う。真っ直ぐに見つめる視線をそらして「ちがうもん。私は別に……」と言うレジーナにダイヤモンドは「好きなのよ!いいかげん素直に認めなさい!」強い口調で言う。同じマナを愛する六花さんに見え透いたウソなど通用しない。六花さんの言葉は意訳すれば、自分と同じくマナが好きなのに、好きじゃないフリをしてちょっかい出してくる、好きなら好きって言えないの!?と言っているようなモノである。ある意味修羅場であり、ある意味挑発でもある。
 ついにレジーナは「うるさいわね!そうよ!好きよ!私だってマナが好き!悪い?!」と本心を口にする。六花さんに挑発されてつい出てしまった感はあるが、やはり彼女は愛を失ってはいない。そして間の悪いことに帰ってきた気障男ジョー岡田によって脱出してきたマナがちょうどやって来ていて、レジーナの告白をバッチリ聞いていたのであった。
 言うつもりのなかった告白を聞かれてしまったレジーナが顔を真っ赤に染めてしまうのも無理からぬ話である。そんなことはおかまいなしに「それホント?」と笑顔で詰め寄ってくるマナに「ウソよ」などと言っても後の祭りだ。照れ隠しにジコチューをけしかけるも(笑)、5人揃えば販促玩具で浄化するだけである。
 退散しようとするレジーナを呼び止め、マナは今でも友達であるという気持ちは変わらない、好きと言ってくれたことは嬉しかったと伝えると、赤く染まっていた彼女の瞳がついに青く変色し、泣きそうな顔をして「つらい」と心中を吐露する。マナは好きだが父であるキングジコチューも好きであること、マナは他のプリキュアの皆さんがいるが、彼には自分しかいないのだと。すると、どこからともなくキングジコチューの声が聞こえ、レジーナの瞳はまた赤く変色し、取り憑かれたかのように「帰らなきゃ」と言ってマナの前から姿を消してしまうのであった。

 一時的にせよ、青い瞳のレジーナにさせたのは大きな出来事であったし、レジーナの本心・心中が知れたのは物語としても大きな進展と見て良いだろう。これからどうなるのかを気にさせてくれます。
 お話としては、上記しましたようにいつも以上に愛が溢れていて、特に六花さんが精神的に成長した様子がありありと感じられて、これまで熱心にこのアニメを見てきた甲斐があったというものです。いつも一緒じゃなく将来を見据えて、離れたとしてもこの愛は変わらないとしたのを見て、随分と大人になったなぁと感心しました。
 綺麗に百合色に染まった脳としましては、ダイヤモンドさんとレジーナは告白合戦みたいで「好き」の応酬は「うはー!なんだコレ」と思わずにはいられませんでしたよ。おかげでこの長文さ(笑)。マナは愛され過ぎだし、六花さんは……以下のコーナーに譲る。

今週のマナ大好き六花さん
 最近六花さんの「マナ大好き」がなくて寂しい、なーんて書いたような気がしますが、まさかここでこんなイベントがあるとは思いもよりませんでしたよ。六花さん本妻すぎるだろ。
 マナの方も「私がいなくて寂しくないの?」の件を見ると、なんだかんだでやっぱり六花さん、という気がします。個人的にマナはレジーナを妹に近い感じで見ているような気がしますけど、どうなんでしょうね?
 あ、どーでもいーけど、六花さんの部屋。カエルの置物に机の上のカエルマットを確認。以前のカエル目覚まし、カエルエプロンとスリッパもありましたし、今回クレーンゲームでぬいぐるみをゲットしました。なんでそんなにカエルが好きなのかなぁ。理由教えてくれればいいのに。

今週のまたみてね
 今回のまたみてねは「キュアエースさん」でした。
 次回は帰ってきた気障男ジョー岡田と共に、残りの神器エターナルゴールデンクラウンの登場です。もう残り話数も少ないのでクライマックスに入っていくんでしょうね。多曽爾身ではあるが……寂しくなるなぁ。


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