(TxT)<戯れ言ですよ

とみーのにっき&おえかきちょう

Phantom-Requiem for the Phantom- 第18話 対決

2009年08月28日 | 視聴済アニメごった煮
第3章が終わったって感じ。

そんな今回のお話は…
新たな新事実として梧桐組を狙った一連の事件は、クロウディアの裏切り行為によるものだったのか?。
戸惑う玲二に、釈明をせず行方をくらましたクロウディア。
その事実だけで裏付けとしては十分だった…。
即座にマグワイヤから、クロウディアと部下の玲二の抹殺指令が下る。
キャルの身を案じ自分の部屋へと急ぐ玲二。
だが、組織の動きは早く、駆けつけた玲二の目の前で住処は爆炎を吹き上げる。
呆然とその場に座り込む玲二。キャルの名を叫んでも返事は…無かった…。
取り戻したかに見えた日常は、再び玲二の手からこぼれ落ちてしまった…。
全てを失った玲二は、あの廃工場へと向かう…。
何もかも、ここから始まった…ならば、終わるのも…ここがふさわしい…。
以上公式のあらすじ。

お話としては、クロウディアの策謀はサイスによってひっくり返され、
そのクロウディアが死にサイスが取って代わり、物語としてはここでまた一大転機を迎える。
玲二はあらすじにあるように、始まりの場所で最後を迎えようと刺客であるエレンを待つ。だが、それはエレンも同じであった。
「この世が無限の地獄でないのは、あなたが生きているからよ」
再び全てを失った玲二であったが、エレンとその約束は生きていた。
唯一の守る者と生きる約束を三たび手にした玲二は、エレンと一緒にインフェルノから逃亡したのだった。
って感じ。

上記したように、ここでまた話の展開ゴロッと替わる事となり、
その一部始終を主要キャラ別にザッピング的に見せ、上手く状況説明しながらキャラと話を見せている。
クロウディアの死や玲二とエレンの逃亡、サイスの台頭を印象的に見せて、
次回以降の展開が今までと違うであろう事を示唆していて、次を気にさせる手腕が見事だ。
個人的におもしろかった所としてはクロウディアで、逃亡しようとする彼女は玲二の携帯に電話を替えるんですよね。
おそらく玲二が全てを知ったであろう事を分かった上で。
クロウディアは玲二をはめた格好にはなってはいるけれど、彼女はそれだけ玲二を信用して側に置いておきたかった、
という事が分かるのだけど、その為に玲二はエレンとキャルを失ってしまっている。(まぁ実際の所は生きているわけですが)
上ばかり見ていたクロウディアにはその辺が分かっていなかったようで、
劇中にリズィが言っていたように、ちゃんと地に足をつけていれば、こんな事にはならなかったのかもしれないが、
クロウディアとしては、こんな事になるのも覚悟の上であったのかもしれない。
来ない玲二を待つクロウディアがリズィに発見されてからのシーンを見ても、そのような事が窺える。
筋や仁義を重んじるリズィに見つかり、クロウディアも死を悟ったのであろう。
自分の最後の幕を下ろすのが親友のリズィであったことは、彼女にとって幸いだったのかもしれないな。
やっぱり死体確認はなかったけれど、残り話数を考えると、彼女が生きていると話が収まらないであろうから、やはり死んだのであろうなぁ。
最後の浜辺でのシーンは、クロウディアが死を前に、全てのしがらみから解放されたようでとても印象的であった。

しかし思うのだが、クロウディアはなんで前章でサイスを追いかけなかったんでしょうねぇ。
生かしておけば、後々何かしてくるであろう事はわかりそうなものだけど。
その辺も「地に足がついていない」という事だったのかもしれませんが。

玲二の方はと言うと、まぁ、キャルが舞台から消えてエレンが出て来たら、そら一緒に逃亡するよな(笑)。
しかし、それまでの流れとして、またサイスに洗脳でもされたかと思いきや、玲二がいるから生きていようと思ったと、
死のうとしていた玲二を引き上げ、ふたりの間の絆を見せて逃亡へと繋げるのは大変ドラマチックで良い。
けれど、ふたりで逃げた所でどうなるというものでもなし、味方のいない彼らがこれからどうするかが楽しみだ。

そーいえば、キャルが生きているみたいな次回予告だったのですけど、これでいーのか?