~風の時代*Ou.kaする~

スタッフ風花の〈引継ぎ〉日記

分け与える

2011-03-31 | *大切なこと*
今回の大災害で、多くの事を学ばせて頂いています。


東北で、本当に辛い被害に遭われていらっしゃる中、

笑顔で感謝にあふれている人達。


昨日は、ニュースで本当に感動しました。


神奈川県の三崎から、津波の大災害に遭われた友人の為に、

トラックいっぱいの支援物資を積んで向かう。


その、津波の被害に遭われた友人達は、力強い男性達が多くいて、

頂いた物資をさらに、被災地に向けてトラックで運ぶ。


自分達は、大丈夫だと言って。




物がなくなると、不安になることは当たり前なのに、

何故、人に全てを捧げられるのであろう。


自分達も、みんな家も壊れて、物もないのに。



「俺ら、強い男達が元気で頑張っていけば、大丈夫なんじゃないか」



そういう事を言って、元気に笑っていた。





この映像を観て、


なんか、


本当に、


日本という国が、


大丈夫って気がした。




国とか、政府とかじゃなく、


被災された人達の強さが、


そして、


一人一人の人間が、


日本をつくっていくのだと。



本当に心から感じた。感動した。





神奈川なんて、比較にならないくらいの被害でした。

それでも、一時、物がなくなり、

パニックになった。


その中で、同じマンションのお友達が、


「ユミちゃん、トイレットペーパーある?

 もしなかったら、言ってね。少しあるから。」


このメールで、しばらく、感動でぼーっとしてしまった。


涙まで、出てしまった。




私は、実は地震が一番の苦手で、

しばらく、ずっと外に出られないでいたのです。

(会社に勤めていたら、私、どうしていたのだろう・・・と思う^^;)


だから、買い物にももちろん行けないし、

その時にはすでに、スーパーには物がないという状況でした。


トイレットペーパーは、どこにもない、そういう状況でした。




そんな中で、上のようなメールを頂いたのです。



今でこそ、流通が落ち着いてはきたものの、

その時は、みんな品薄でパニックだったし。


トイレットペーパーも消耗品で、いくらあっても困らない物。


それなのに、「分け与える」ことをしてくれる友達に、

本当に感謝の思いでいっぱいになってしまって。



物がないときって、不安でいっぱいになるし、

正直、明日もあるかわからない状況の中で、


「分け与える」


ことは、一つの『勇気』だと、私は思う。




友達の温かい心に、本当に感動して、

この気持ちは、なんかたぶん一生心に焼き付いていると思う。


パニックな状況の中で、

冷静に人を思える。


混乱した状況で、

冷静に「分け与える」。



大変な状況だからこそ、

不安な状況だからこそ、


『人を思える』


そういう人間になりたいと、

心から思いました。



大きな事をするのではなく、

まずは、横にいる人に。


そして、その思いを

どんどん広げていけるように。





たくさんの事を気づかせ、学ばせていただけることを、感謝しています。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする