a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

マジっすか。

2012-02-11 09:09:25 | 東京公演
民樹が劇団に入団したころ、
話をしていると、
あいづちが「マジッすか」というのが定番だった。
おお、若い奴が入ってきたんだな、
と思っていると、
結局それが口癖というか、
ネタというか、
そんな感じで、
民樹といえば、「マジッすか」というイメージになっていった。



背が高く、
なかなかの二枚目。
自宅から劇団に通っている頃は、
東京の端に住んでいたのだが、
稽古場に来るのが早い。
決して目立つタイプではないのだが、
堅実に、確実に、一歩ずつ進んでいく。

印象的な役で言うと、
『走れメロス』。
東京演劇アンサンブルの代表作の主演。
学校公演の演目として、
全国の学校を駆け抜けた。
文字通り、駆け抜ける芝居なのだが、
まぁ、とにかく、走るのが早い。
あまりに速いので、
時々、走る距離を増やしたりしたほどだ。



器用なタイプではなく、
ゆっくり、ゆっくり、役をつかまえていく。
いま、稽古場では、
民樹にとって、大きなヤマを迎えている。
この山を越えたところに、
『荷』という作品の、
新たな息吹がするような気がする。
どうか乗り越えてほしい。
その先にあるもの。
未知の民樹に出会いたいのだ。



昌秀(チャンス)という強制労働者として連行されてきた、
朝鮮人の男。
文字通り、
マジな民樹が観れるだろう。

韓国で「マジッすか」とは、
チョンマロ~!
ということになるそうだ。

これ、韓国の人と話すとき、
良く使ってる。
英語の「really ?」
という感じかしら。
発音というか、響きがちょっとおもしろくて、
冗談を言い合ってるときなんかに、
良く使っている。



チョンマロな民樹を期待してます!!

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第2回日韓演劇フェスティバル参加
東京演劇アンサンブル公演 



鄭福根=作
石川樹里=訳
坂手洋二=演出

2月24日(金)19時
2月25日(土)14時/19時
2月26日(日)14時
2月27日(月)19時★
2月28日(火)19時★
2月29日(水)14時/20時
3月 1日(木)19時
3月 2日(金)19時
3月 3日(土)14時
3月 4日(日)14時

入場料金
当日=4,500円
前売 一般=3,800円 学生=3,000円
★=Low Price Day=2,500円

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅徒歩7分)

◆スタッフ
音楽 大友良英
美術 加藤ちか
衣裳 緒方規矩子/西原梨恵
照明 竹林功
音響 島猛
振付 矢内原美邦
演出助手 赤澤ムック/志賀澤子
宣伝美術 沢野ひとし
レイアウト 奥秋圭
舞台監督 松下重人
制作 太田昭

◆キャスト

金潤植 チョン・ソンギル
小野芳子 原口久美子
斉藤亮二 伊藤克
老婆 ウ・ミファ
李貞和 桑原睦
朴昌秀 大多和民樹

天利早智
尾崎太郎
神成美忍
熊谷宏平
坂本勇樹
洪美玉
本多弘典
松本暁太郎
三木元太

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コメント
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