a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

東京演劇アンサンブルとブレヒト。

2014-02-26 17:21:58 | 東京公演


さて、
東京演劇アンサンブルの60周年記念の第一弾と銘打った、
ブレヒトの『屠畜場の聖ヨハンナ』の上演まで1カ月を切っております。
立ち稽古も始まり、
今日は、振付の明樹由佳さんがいらっしゃり、
もろもろ動きをつけております。
何しろ38人+αという出演者なので、
大稽古場に移っても、人がたーくさんです。

舞台稽古初日に、
稽古場に基本舞台がある。
これは、本当に贅沢なことだと思うのです。
稽古するだけでなく、
台所もあって、
いつも劇団員たちが集まってくる。
そして、
そこでやはり作品が生まれてくる。
創造の源泉である“ブレヒトの芝居小屋”。
本当に若い俳優から、
創立メンバーまで、
いろんな人たちが集まって、
稽古が進んでいます。

そんな自分たちの劇場に“ブレヒト”の名前を冠し、
劇団名もそれにちなんだものである私たちの、
これまでの上演を紹介します。


★☆東京演劇アンサンブル ベルトルト・ブレヒト作品上演記録☆★

1957年
第三帝国の恐怖と貧困(初)千田是也/加藤衛=訳 熊井宏之/吉沢孝治=演出
1958年
カルラールのおかみさんの銃(初)
加藤衛=訳 広渡常敏=演出
スパイ(初) 千田是也=訳 小田健也=訳
1959年
例外と原則(初)千田是也/近藤公一=訳 近藤公一演出
1960年
カルラールのおかみさんの銃(2)
加藤衛=訳 広渡常敏=演出
例外と原則(2)千田是也/近藤公一=訳 小田健也=演出
第三帝国の恐怖と貧困(初)
千田是也/加藤衛=訳
〝白墨の十字〟 熊井宏之=演出
〝ユダヤ生まれの妻〟 広渡常敏=演出
〝法の発見〟 熊井宏之=演出
母―おふくろ(初) 千田是也=訳 千田是也=演出
1962年
パリ・コンミューン(初) 岩淵達治=訳 熊井宏之=演出
1964年
母―おふくろ(2) 千田是也=訳 広渡常敏=演出
男は男だ(初) 岩淵達治=訳 熊井宏之=演出
1965年
母―おふくろ(3) 千田是也=訳 広渡常敏=演出
1966年
パリ・コンミューン(2)岩淵達治=訳 熊井宏之=演出
1967年
第二次大戦中のシュベイク(初)小宮曠三=訳 小田健也=演出
1970年
ガリレオ・ガリレイの生涯(初)千田是也=訳 広渡常敏=演出
1971年
第三帝国の恐怖と貧困(2)千田是也=訳 小田健也/熊井宏之/広渡常敏=演出
コミューンの日々(3)岩淵達治=訳 広渡常敏=演出
1973年
第三帝国の恐怖と貧困(3)千田是也=訳 広渡常敏=演出
1977年
ガリレイの生涯(2) 千田是也=訳 広渡常敏=演出
1978年
コミューンの日々(4)岩淵達治(浅野利昭=改訂)=訳 広渡常敏=演出
1981年
セチュアンの善人(初) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
1982年
男は男だ(2) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
1983年
都会のジャングル(初) 石黒英男=訳 広渡常敏=演出
1984年
セチュアンの善人(2) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
男は男だ(3) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
1985年
セチュアンの善人(3) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
1986年
ガリレイの生涯(3)千田是也(浅野利昭=補修)=訳 広渡常敏
1987年
ガリレイの生涯(4)千田是也(浅野利昭=補修)=訳 広渡常敏=演出
1990年
コーカサスの白墨の輪(初)内垣啓一=訳 広渡常敏=台本・演出
コミューンの日々(5) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
1993年
コーカサスの白墨の輪(2) 広渡常敏=台本・演出 
1998年 肝っ玉お母とその子供たち(初)謝名元慶福=上演台本 広渡常敏=演出
セチュアンの善人(4)
浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
1999年
ガリレイの生涯(5) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
2001年
コーカサスの白墨の輪(3) 広渡常敏=台本・演出
2003年
コーカサスの白墨の輪(4) 広渡常敏=台本・演出
2005年
研究生公演・第三帝国の恐怖と貧困(4)千田是也=訳 広渡常敏=演出 
2006年
ガリレイの生涯(6) 浅野利昭=訳 広渡常敏=演出
セチュアンの善人(5)浅野利昭=訳 ブレヒトの芝居小屋ワークショップ=台本 広渡常敏=演出
2007年
母―おふくろ(初) 千田是也=訳 入江洋佑=演出
2009年
ブレヒトのアンティゴネ(初)ソポクレス原作・ヘルダーリン訳による舞台用改作
ブレヒト=作 谷川道子=訳 志賀澤子=演出
2014年
屠畜場の聖ヨハンナ 加藤衛=訳 庭山由佳・小森明子=構成 小森明子=演出
2015年
第三帝国の恐怖と貧困 千田是也=訳 松下重人=演出


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆


TEE東京演劇アンサンブル公演 創立60周年記念公演Ⅰ
屠畜場の聖ヨハンナ

作/ベルトルト・ブレヒト
訳/加藤衛
演出/小森明子
音楽/かとうかなこ


◆公演日程  2014年3月20日(木) ~30日(日)

◆会場 ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線 武蔵関徒歩7分)  

◆全席自由 申込順に整理番号を発行
◆料金 当日=4,500円 前売(一般)=3,800円 (学生)=3,000円
      Low Price Day = 2,500円

◆協賛  ケンタウルスの会

◆助成 文化庁トップレベルの舞台芸術創造事業




東京演劇アンサンブル TOKYO ENGEKI ENSEMBLE
〒177-0051 東京都練馬区関町北4-35-17
TEL:03-3920-5232 FAX:03-3920-4433
e-mail:akira@tee.co.jp URL http://www.tee.co.jp

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旧き、スペインの香り

2014-02-15 02:28:49 | 芝居小屋企画


いよいよ明日、明後日(?)、
研究生の公演がある。
今回は、スペインの劇作家アルフォンソ・サストレの作品。
フランコ政権下で作品を創作し続けた彼の戯曲に、
演出を担当する三由寛子の粘り強い情熱によって、
研究生たちが必死に食い下がっています。

どうかブレヒトの芝居小屋に、
スペインからの香りが届くような、
そんな風が吹き抜けることを期待しています。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★

東京演劇アンサンブル 2013年度研究生公演

『さるぐつわ』

2014年 2月15日(土)19時/16日(日)14時
ブレヒトの芝居小屋
入場無料
全席自由


作 アルフォンソ・サストレ
訳 佐竹謙一
演出 三由寛子(劇団員)
照明 真壁知恵子(劇団員)


【出演】
イサイーアス・クラッポ(父親)……大橋隆一郎


アントニア(母親)……仙石貴久江


ホアン(長男)……上原和幸


テオ(次男)……小田勇輔


ハンドロ(三男)……鳥居圭介


ルイサ(ホアンの妻)……星野瑠莉


よそ者……三瓶裕史(劇団員)


ロッチ署長……志賀優寛



上演時間 2時間15分(休憩15分)

ご期待ください。
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