a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

匂いというか、雰囲気と言おうか…

2009-03-23 20:55:02 | 旅公演
先週は横須賀・川崎で、
『銀河鉄道の夜』の公演がありました。。

この作品は、やっぱりいいよなぁ~~。、
と思いました。

“タリさん”、って感じするもんなぁ。
なんというか、雰囲気というか、
匂いがするんですよねぇ。
うん、
そんな感じです。

開演前の客席から。
写真

舞台袖に、スタンバイ。
写真

カーテンコール。
写真
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研究生の発表会。

2009-03-11 17:28:37 | Weblog
今日は研究生のソング発表会。
研究生2人に加えて、
1人の若手劇団員の3人での発表。
それぞれ1年間やってきた曲の中で、

好きな曲を2曲。
あとは3人で歌いました。
緊張して、
なんというか、
ほほえましいですねぇ。
写真

写真

写真

写真

さて、
そんな研究生の公演が、
来月早々にございます。
入場無料ですので、
ぜひ、ごらんいただき、
いろいろとご指導、ご鞭撻いただきたいと思います。
これからの若い俳優たちの、
力になると思います。

東京演劇アンサンブル研究生公演
赦せない行為
作=森本薫
演出=入江洋佑

出演
A=坂本勇樹・小山えみ
B=三木元太・木戸真紗美

4月4日(土)19時
4月5日(日)14時
ブレヒトの芝居小屋

みなさまのご来場をお待ちしております。
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シンチャオ! ベトナム 11日目

2009-03-09 13:53:06 | 旅公演
昨日、お土産を買いつくしたので、
写真
午前中は、
ホテルから歩いてすぐの所にある戦争証跡博物館へ。
その名の通り、
ベトナム戦争の傷跡をありのままに伝えている。
写真展示のコーナーには、
13年前のベトナム公演時に学習会でお呼びした石川文洋さんと、
今回の学習会でお呼びした中村悟郎さんのコーナーがあった。
特設展示では、世界中の子どもたちの戦争や平和などの展示の隣に、

いわさきちひろの展示。
ベトナムにB52を飛ばせてしまった日本と、
理不尽なベトナム戦争に反対した日本、
そして、その後の傷跡を追っている。
ベトナムで感じるのは、親日の雰囲気。
ODAをかなりもらっているので、
第二次大戦中の日本軍の暴挙は、
教科書に載っているだけで、
あまり触れられないという。
良くも悪くも、
関係は変わっていくということか…。

今日は午後3時開演なので、
昼過ぎに劇場入り。
ベトナム公演ラストのステージ。

開場時間になっても、
昨日のような勢いがなく、
一瞬不安に。
それでも、人並みは途切れない。
5分遅れて開演。
開演しても、波は途切れることなく、
気がつけば2階もいっぱい、
立ち見まで出る始末。
ほんと、遅いよ!

芝居は、ほんとにこのシリーズで一番良かった。
客席も、すごく良い!
通訳のティちゃんが、
昨日よりも今日のがおもしろかったって、
うるうるしながら話していたって!!
とにかく反応が的確。

じゆうなリアクションがうれしい。
とくにラストの裁判のシーン。
普段はシリアスなシーンとして、
結構じっくり集中した客席で、
息を殺すようなことが多いんだけど、
ブレヒトの書いたこの作品は、
その中にも皮肉や、
ユーモアがちりばめられている。
その部分をきちんととらえて、
日本とはまた違う湧き方が、
おかしい。
でも、
こう観てくれたらいいなぁ、とどこかで思っていた。
そんな反応は、客席に一緒にいて、
ほんとにあったまる。
浅ちゃんのカーテンコールも傑作だった。
写真
ベトナム大好きになったやん・スン役の太郎を例に出して、
「ベトナムにおいていくので、
ヤン・スンのように叩きなおしてください!」
だって!
バカうけでした。
写真

写真

写真

ブレヒトは、
アジアの架空の町セチュアン(四川省?)を舞台にしました。
人間が生まれて、生きて、死んで行く、路上。
人が出会い、別れ、
食事をし、生活をし、
恋をする場所。
ベトナムには、まさにその風景があった。
路上に生きるエネルギーが発散されていた。
どの町の、
どの道を歩いても、
そのエネルギーを感じた。
そういう経験がまた、
今度の公演を、
さらに引っ張り上げたんだと思う。
この班は、
今回のベトナム公演が終わると、
メンバーが変わる予定。
このホーチミンでのラストステージが、
このメンバーでの最後の公演…かなぁ。
写真

終演後はバラシ。
2階にある劇場で、荷物を階段から降ろすのと、
外の暑さで、
結構時間がかかるかと思ったが、
みんな頑張ったので、
2時間程度で終了。
ホテルの打ち上げ会場へ移動。

打ち上げは、
ホーチミンの日本人関係者、
日本語学校の方や、
演劇関係者、
そして、ビロタスのスタッフと、
もちろんハノイ青年劇場の面々。
写真
この日の24時のホーチミン発のフライトなので、
20時くらいから始まって、
22時にはバスに乗って出なければならない。
かしこまったあいさつと、
フランクな話し声と、
なんだか、駆け足での打ち上げで、
もう、みんな、わいわいがやがや。
写真

写真

写真

写真

写真
挨拶をきちんとしていただいた皆さん、ごめんなさい!!
やっぱり青年劇場のスタッフと別れるのが、
一番つらい。

同じテーブルの人たちとも芝居の話をしたり、
もう、
なんだか、すごい状態。
青年劇場の舞台装置のトゥアンが、
一人ひとりに記念のメッセージと、
ベトナム風の絵をくれた。
写真
ほんとに言葉は通じないけど、
あたたかい気持ちが通うのは、
同じ演劇という芸術を創造する瞬間をともにしたからだ。
彼らは僕らの本気の気持ちに、
最高の形で答えてくれた。
彼らなしで、
今回の公演の成功はなかった。
本当にありがとう。
そしていよいよタイムアップ。

バスに乗り込み、
見送られながら出発。
トゥアンと宴会部長のハイはバスに乗り込む。
空港まで見送ってくれるって。

ホーチミンの空港は、見送りの人は中には入れない。
入り口で、お別れ。
青年劇場の副代表のビンさんと、ニャンさんと、
スタッフのトゥアンと、ハイ、
それにビロタスのルーンさんとお別れ。
チェックインでは、
案の定超過料金を取られましたが、
仕方がない…。
手持ちのドルで精算できて、一安心。
ソウル経由で帰国するカメラマンの荒木さんとお別れ。
荒木さんは帰国したら、
次はスペイン、そのあとは、キューバだって!!
いいなぁ~~~。

それにしても、この多忙な最終日は、
たいへん!!

深夜に立って、朝成田着。
シャワーも浴びてないので、
なんだか不快なまま。
飛行機では身体中が痛くなるし。

公演の興奮の余韻とともに、
寝不足と、
花粉症ショックに迎えられる。
先発4日+11日間+1日のベトナム公演、
終了。


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シンチャオ! ベトナム 10日目

2009-03-07 23:51:02 | 旅公演
今日は午後に劇場入り。
三々五々にみんな過ごす。
買い物や観光。

僕は、ゆっくりめの出発で、
通訳のニャット君お勧めの土産物屋へ。
というより、織物屋?
もっとも大きな少数民族の民芸品(?)。

チャンパ族のもの。
とにかく安くて!!
織物なので、
民族独特の柄の布がたくさん。

時間があれば、洋服も作ってくれるとのこと。
これは残念。
写真

写真

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午後から劇場入りしたけど、
乾季のホーチミンでは珍しくスコール。
これがまた、ものすごい!!
1時間ばかり降っていたけど、
劇場内で音出しができないくらいの雨音。
話のとおり1時間もすれば雨もやみ、
開場前は、
湿気に包まれた暑いロビー。
写真
↓ホーチミンの“さくら日本語学校様”からお花が届きました。
写真
すると1階から結婚式の音ががんがん聞こえてくる・・・。
日本ではありえませんが、
ベトナムでは当然です・・・。

実はこの前に、
2階のオフィススペースから、
かすかな電子音が聞こえてきて、
きっとこれは芝居の邪魔になると思い、
その部屋の人を呼び出して、音を消してもらった。
それなのに・・・。

開演は20時で、
結婚式は21時まで。
はぁ・・・。
実は音は、舞台側のほうが聞こえてくる。
1階とつながってる扉が頼りなげに1枚あるだけ。
防音もへったくれもない!!
客席側のドアも防音効果は怪しく、
外の音が無雑作に飛び込んでくる。
考えれば、
携帯がなって、出ちゃう文化だから、
この人たちには関係ないのかな、と思いつつ。
若干くじけそうな、悲しい気分になる。

開演はホーチミンの慣習(?)らしく、
15分遅れてスタート。
会場は、1階は満席。
新聞の取材が効果があったようで、
当日のチケットを求めて、
人がロビーにわんさか。
開演してから、彼らのために2階席を開放。
1階700席、2階200席くらいかなぁ。

最初から、反応が良い!!
これまでの2ヶ所よりも、
内容に対しての反応がビビットで、
おもしろい。
八人家族がみんなシェん=テの家に来ちゃうのに笑ったり、
ワンが雨の中に水を売りに来るのがおかしかったり、
シェン=テとヤン=スンの公演のシーンでは冷やかしたり、
神様の適当さのウケたり・・・。
シン女が人気と言うか、
ああ、わかる・・・って感じの反応が、
またベトナムらしいなぁ、なんて思いました。
みんな、心当たりがあるのかなぁ?

開演時間が遅いこともあり、
門限(?)のある学生たちが少し帰ったけど、
ラストの法廷のシーンでも、
ワンたちがシュイ=タがシェン=テであることを知らないまま、
悪事を追求するのがおかしいみたいで、
いちいち反応してました。

そして、ラストの神様とのやり取りはバカウケ。
このシリーズで、
一番テンポというか、リズムというか、
軽やかな感じがして、
僕も観ていておもしろかった。
スライドの問題もなく、
音の邪魔には少しけちがついたけど、
終演後の拍手の大きさを考えれば、
あまりある収穫だったと思う。

在ベトナム・ホーチミン領事館の総領事さんが来てくれて、
帰りがけにおもしろかったと声をかけてくれましたし、
ベトナム日本友好協会の方も満足してくれて、
また、
そのほかの外国人も多く来ていたけど、
日本語もベトナム語もわからないオーストラリア人が、
この話は知っているからと観に来て、
すげーおもしろかった、って言って、
ポスターをほしがったのであげちゃいました。
通訳のティちゃんの会社の日本語ができるお友達も、
すごく喜んでくれて、
ワンの姿の浅ちゃんと記念写真を撮っていました。

ホテルの戻ったのが、
24時近かったけど、
ホーチミン最後の夜なので、
軽くいっぱい。
通訳のニャット君、アンちゃん、ティちゃんと一緒に。

ホテル近くの路上の呑み屋(?)で、
ぬるいサイゴンビールで、乾杯。
ベトナム語では、『ヨォ~!』ですね。
写真

写真

明日は最後の日。
チェックアウトして、
午後開演で、
ばらして、
打ち上げして、
深夜24時発の成田行きで帰国。
このパターンは初めて。
ハードになります。
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シンチャオ! ベトナム 9日目

2009-03-06 23:51:40 | 旅公演
8時半ロビー集合。
タクシーで劇場へ。
通訳のニャット君も、
学生時代の演劇で舞台に立ったという、
ベンタン劇場へ。
今回で、一番劇場らしい外見。
中も、
いわゆる日本の地方の会館っぽい。
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ただし、
電動で動くはずのバトンは、
動くのがひとつだけ・・・。
結局フエと変わらない、バトンの仮説からの仕込み。
午前中はその仕事に費やされる。
お昼はそれぞれ劇場周辺で食べる。
ぼくは、チェーン店のフォー24で、
ラージボーフォー。
満足。

午後も照明は続き、
基本舞台の設営、
音出し。
相変わらず青年劇場の5人のスタッフは、
よく働く。
僕はフエのようなことがないように、
最悪の事態に備えて、
違うタイプの字幕スライドを作成しておく。

今日はコーディネーターのルーンさんの招待で、
青年劇場メンバーとの会食。
これは待望。
ホテルも違ったりして、
これまでゆっくり食事する時間はなかった。
劇団からの招待で、ぜひ、
と思ったら、
こういう形になった。

この公演にハノイからずっと付き合ってくれてるのは5人と2人。
責任者(?)で、照明担当のフォン、
写真
彼は本当に優秀で、よく仕事をするし、
こちらのしたいことを理解してくれる。
照明の宮田さんが絶賛の仕事っぷりでした。

舞台装置担当のトゥアンは、
5人の中で最年長・・・とはいえ、
一番笑顔が多く、人懐っこく、
ムードメーカーでした。(写真が・・・ない)

音響担当のドゥナァンは最年少、
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寡黙に大場さんとセッティングをしていたのが印象的。
彼の私物のPCがスライドに利用されている。
ハノイの打ち上げでのDJぶりは、はじけておりました。

助手のブンも、かなり寡黙。
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どことなく、うちの竹ちゃんに似ていて、
でも、
どこぞの大統領に似ているとか・・・。

そして、かわいい顔して働いていたのが、
音響・照明助手のハイ、
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彼はかなりの・・・飲兵衛だった。

それに加えて2人のドライバーのハイさん。
ハノイからホーチミン、
1800kmの移動、ご苦労様です。

そんなメンバーと、
きのこ鍋。
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写真

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蛙も、野菜も、鮭も入る。
最後に麺が、麺が・・・2種類入る。
最初は、落ち着いた感じで、ビール。
そのうちワインだの、ウォッカだのが入ると・・・。
日本人も、ベトナム人も酔っ払い。
ベトナム語では、「ソジュ」に聞こえる。
韓国語の焼酎みたいだけど・・・。
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とにかく、
かたことのベトナム語、英語、日本語、
入り混じっての交流。
とっても楽しかった。
まるで、打ち上げ。
明日、本番ありますよ!
でも、
きっと良い芝居になるなぁ。
そんな素敵な交流会となりました。

残すところ、あと、2日。
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シンチャオ! ベトナム 8日目

2009-03-05 23:51:10 | 旅公演
ホーチミンのホテルは、
なかなかの豪華なホテル。
朝食も豪勢な感じでした。
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今日はオフ。
前回の『沖縄』ベトナム公演できた人以外は、
経験していないクチのトンネル体験。
数名を残して出発。
実はこのベトコンゲリラの戦跡、
観光地化したのは、
元首相のパン・バン・カイト(?)だそうな。
自分の出身地を観光地化して、
産業を興そうなんて、
どっかで聞いた話。
途中ライスペーパー作りを体験したりして。
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写真がうまく取れなかったけど、
とにかく広大なトンネルを掘って、
ゲリラ戦を戦った。
アメリカ人では通れないけど、
身体の小さなベトナム人だから通れるサイズ。
生活空間を作り出し、
空気穴や、
料理の煙のための排気口など、
とにかく手間隙をかけた地下壕。
この情熱というか、
執念を見ると、
さすがアメリカに勝った国だと思った。
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↓さまざまなブービーとラップ。
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↓米軍の爆撃によってできた穴。
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↓罠がいっぱい。落ちると串刺し。
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最後にトンネル体験。
15mコースと、
さらに先の40mコース。
みなさんの心配をよそに、
僕も無事通れました。
中腰で、時に足から滑り台のように降りる場所があり、
さながら体育会系の高校時代の部活を思い出しました。
写真

ホーチミン市内に戻ってきたのがずいぶん遅くなったけど、
昼食は、
ベトナム式しゃぶしゃぶ・ボーニュンザオを体験。
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しゃぶしゃぶ風に肉に火が通ったら、
野菜と一緒にペーパーライスで巻いて食べる。
う~ん、おいしい。
そのほか雷魚の鍋。
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これは、フォーみたいなビーフンを入れて食べる。
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ベトナム式のお好み焼き・バインセオ。
ちょっと高くついたけど、
ビールなんか飲んでも一人700円くらい。

その後、ベンタン市場を冷やかして、
ホテルに戻る。
サイゴンタイムスの取材。
志賀ちゃんが取材を受ける。
明日の新聞に載るらしく、
写真がほしいとのことで、
メールで送っておく。

その後、こちらの劇団から招待を受けて、
みんなで水上人形劇場へ。
以外におもしろい!!
ストーリーもわかりやすく、
どうやって操作しているのかわからない感じが、
またおもしろい。
一見の価値ありです!
ちなみにホーチミンにはもう一箇所水上人形劇場があるらしく、
そちらより、こっちのがおもしろいとのこと。
写真

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終了後、
何故か新聞社の取材で、
舞台をバックに記念撮影。
関心が高いのか、どうなのか・・・。
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さて、
僕らがクチに行ってる間に問題発覚。
こちらが劇場に対してお願いしていたことが、
まったく伝わっていなかった・・・。
つまり、下見に来たときの状態。
コーディネーターを通して、
青年劇場経由で伝えて、
それがあって、明日の仕込みのはずだったのが、
不安が募る。
ハノイとフエは、
先発がいたので、
そのフォローができたのだが・・・。
きっとこの国は、
一事が万事その調子なのだろう。
約束して、お願いしたことなど、
来てからやればいい・・・的な。
明日の仕込み、
どうなることかぁ・・・。

夕食は、
通訳のアンさんとティさんに連れられて、
ベンタン市場の屋台へ。
ニュットさんも合流し、
いろいろベトナムのものを食す。
シーフードメインの食事。
またも、雷魚。
ニュットさんいわく、
ここも観光客向けなので、
そんなに安くないそうな。
それでも、一人600円程度。
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↑通訳のニャットさん。
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↑酢豚みたいだけど、肉はリブロース。
写真
↑雷魚の鍋??
写真

明日の不安は残しつつ、
それぞれ、休養になっただろうか・・・。
いや、劇場に打ち合わせに行った、
うっしーたちは、
ちょっとお疲れモードだったなぁ。
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シンチャオ! ベトナム 7日目

2009-03-04 10:49:51 | 旅公演
今日はホーチミンに移動の日。
ただ、飛行機が夜の便なので、
午前中はオフで、
チェックアウト後ロビー集合。
バスに荷物を積み込んで、
フエを観光して、空港に移動する。

僕は午前中は、
王宮の見学。
昨日前まで言って中に入らなかったので、
やっぱりフエに来て、
王宮を見ないのは・・・と思い直して、
浅ちゃん奈須ちゃん名瀬さんと行きました。
日本で言えば、
古の都、京都とか奈良、
という感じでしょうか?
ラオス、カンボジアのあたりまで支配していた時期もあり、
14代まで続いていたとか。

ただ、8割は2代王様時代に出来上がったとのこと。
それにしても、広い!!
もう、回りきれませんでした。
中国の影響を大きく受けており、
漢字文化であったことがうかがわれました。
写真

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↑この写真の人たちは関係ありませんが、
日本人の人たちで、
全員のカメラで一枚ずつ撮ってました。

写真


午後は、ティアンム寺へ。
ここのお坊さんが、
ベトナム戦争当時、
南ベトナム政府に対して、
焼身自殺の抗議を行った。
そのときにホーチミンまで乗っていった車が展示されている。
代々徳の高いお坊さんがいるそうな。
日本のお寺と、ほとんど変わらない風景がありました。
でも、庭には胡椒の木とか、
ジャックフルーツとか・・・、
南国ムードが漂っていました。

その後は、
2代王様のお墓へ。
これまた広い!!

休養を兼ねた観光が、
かえって疲労させることはよくある話。
暑いしねぇ・・・。
でも、フエの通訳のハイさんの話がおもしろく、
何でも知っていて、
とってもおもしろかった。

600人の妻と、
150人近くの子どもたち、
そんな、王様です。
最後は、落馬死だってさ。

フエの空港は、
とにかく小さい。
喫茶コーナーも、
缶の飲み物と、スナックがあるくらい。
でも、満席の飛行機で、一路ホーチミンへ。

ホーチミン・・・さらに暑い!

夜だというのに。
空港からホテルの道で、
かなりの都会であることを実感。
結局23時近くになってのチェックイン。
明日はオフなので、
みなさん休養、してね。
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シンチャオ! ベトナム 6日目

2009-03-03 23:32:45 | 旅公演
昨日の仕込がうまくいったので、
今日はゆっくりな劇場入り。
僕は、くまに誘われて、
フエの革命家、ファン・ボイ・チャンの石碑を見に行く。
写真
フランス植民地時代に、
フランスからの独立を目指し、
日本に留学していた人。
日本の静岡の医者・浅羽さんが、
彼の留学を援助したという。
しかし、残念ながら日本がフランスと同盟関係となったため、
日本を追われ、
中国でも同様に革命を目指したが、
受け入れられずに帰国し、
故郷フエにて軟禁された。
フエでは、彼の釈放を求めた女学生たちのデモが起こるなど、
社会的に影響力のあった革命家であったが、
志半ば1940年に軟禁されたフエで死んでしまう。
中には石碑のほかに、
若干の写真と日本語の説明、
今まで聞いたこともない、
日本とベトナムをつなぐ歴史だった。

その後は、市場をのぞいたりシクロで移動したりしながら、
昼食。
そして、劇場入り。
写真

写真

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何事もなく、場当たりまでみんな時間をもてあますくらいだったが、
ここへ来てトラブル発生!
スライドがきちんと映らない。
ハノイとは違う機材のため、
調整のせいかと思いきや、
PCからの信号のせいだとわかり、
いじっていたら、何とかスライドに文字が収まった。
ほっと一息もつかの間、
そのPCの持ち主のスタッフが、
メールチェックのために一度接続をはずしてしまったため、
設定が元に戻ってしまった!!
どこをどういじっても直らない・・・。

開演まで1時間ちょっと・・・どうする!!

スタッフは、プロジェクターのせいだ、何だと言ってるが、
明らかにPCからの信号のずれだと思う。
でも、ココでそんなことをいっても始まらないので、
覚悟を決めて、スライドのサイズを治すことにする。
スライドのベースの形を変え、
1000枚以上をチェックしながら、
はみ出た文字を修正していく。
開場時間になっても半分もいかない。
開場時間を遅らせ、
結局客入れをはじめても、作業続行。
開演時間を5分、
そして・・・10分押し。
まさに開演ぎりぎりで、
何とか最後まで行く。
スライド操作は、
使われてないオケピットでの作業で、
とにかく、蚊に刺されまくる。
腕中が痒くなるも、
袖からほっとした息が聞こえてくると、
何とか間に合ってよかったな、と思う。

今日の客層は、
高校生くらいの子たちと、
フエの知識人・文化人、
そして日本語学校の生徒さん。
1500くらいのキャパの劇場で、
1階が8割以上埋まっている。

ハノイとはまた違った、
雑多な空気での公演。
2階から見下ろすように観ていたが、
蚊だけでなく、鳥が飛んでたり、
ねずみが走り回っていたりと、
経験したことのない観劇を初体験。
不思議な気持ちと、
憎たらしいベトナムの蚊に囲まれる複雑な気持ち。
写真

高校生くらいの子たちには、
ちょっと難しい内容らしいが、
日本語学校の子達は、
ずいぶん楽しんでいるようだった。
写真

終演後は、
これまで以上に、
絶妙なタイミングで拍手が起こり、
そんなことでも、
空気を読んでもらえてうれしい気分になった。
ネットを通して紹介していただいた日本人学校の先生リエンさん。
素敵な女性で、
終演後に少しお話ができた。
なんというか、
満面の笑顔に、こちらが安心しきっちゃうような感じ。
とても芝居がおもしろかったとのことで、
これまた、うれしい。
実は、今回のコーディネーターのルーンさんも知り合いで、
フエでの通訳を手伝ってくれた子達も、
彼女の教え子だった。
こういう出会いは、
本当に大切にしたい。

ロビーに飾ってあった舞台写真が盗まれたり、
癪に障ることもあったけど、
それも、まぁ、
もの欲しさというよりは、
芝居の記念ということだろうと解釈し、
受け入れてくれてるんだな、と思った。
写真

もとベトコンで、
フエ王朝の末裔という作家も、
ずいぶん褒めてくれていたようですし、
フエの演劇人で、
自らも『セチュアンの善人』を演出したという女性も、
ブレヒトの精神が存分に生かされた舞台だったと話してくれた。

余談だけど、
彼らには、ハノイやホーチミンとは違う、
由緒正しいベトナムの文化中心だという自負があるのだろうか、
そんなプライドを話の端々に感じた・・・。
写真

バラシも深夜1時を覚悟していたけど、
30分早く終わって、ほ。
劇場の人が、
ほぼ手伝ってくれないという、
なんか微妙な感じだったけど、
一緒に公演で回ってくれている青年劇場のスタッフが、
なんとも心強い。

あっという間の公演だったので、
もう少し余韻に浸りたかったけど、
フエの公演は、
無事終了しました。

↓楽屋にあった、マルクスとレーニン。
写真
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シンチャオ! ベトナム 5日目

2009-03-02 23:48:28 | 旅公演
昨日のトラブルは、
ベトナムらしいといえば、
ベトナムらしいのだが、
それにしても、
予定変更するなら教えてくれよな、ほんと。
急な省の行事で、
社会主義国家としては東京の指示には逆らえない。
今日の仕込を遅くまでさせてもらうことで納得。

急な行事とは、
軍隊の何周年記念かの式典らしい。
昨日チラッと見たら、舞台には、
例によってホー・チ・ミン像が。
終了後なので、11時に劇場入り。
すでに荷降しは終わっていて、
照明の仕込から。
と言ってもまったく照明のバトンがないので、
その仮設から始まる。
楽屋に行くと、
ホーおじさんの胸像とともに、
マルクス、レーニンの肖像画が掲げられていた。

とにかく条件は悪く、
体育館の仕込みたいなもの。
結構古く、ぼろい。
大体お国柄なのか、
ごみをバンバン床に捨てていて、
吸殻までも劇場の床に捨てている。
いまや、日本ではありえないよなぁ。

ハノイでの通訳、
ティちゃんとティンさんに代わって、
フエでは、
物知りなハイさんと、
学生のトゥーハちゃんとハイフォンちゃん、
それにクイさん。
ただ、青年劇場のスタッフとは、
慣れてきたこともあって、
結構通訳を介さないで作業を進んだりしてることもあった。
この日も、
照明班ががんばったので、
21時過ぎには終了。

ただ、大雨。
ココに来て、さらなるベトナムの洗礼。
雨のため、タクシーも捕まらず、
全員分のカッパを買ってもらって、
徒歩にてホテルへ。
みんなビチョビチョ。
明日は、13時入り。
午前中は、ゆっくり・・・観光しちゃうかなぁ。

シクロで移動。
写真
市場
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ホテルの朝食
写真
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シンチャオ! ベトナム 4日目

2009-03-01 23:06:31 | 旅公演
ハノイでの公演を終え、
フエに移動。
先発隊の2人はすでにフエに出発し、
劇場の下見を終えている。
後は荷物の到着を待つばかり。

朝7時半バスにて移動。
ハノイでの通訳をしてくれたティンも一緒に空港まで見送ってくれる。
ティンは、ホンダの鈴鹿工場で3年間通訳として働いて、
そのお金でハノイ郊外に自分の家を買ったという。
出身はハノイから車で2時間半くらいの町で、
父親は公務員だったとか。
彼のように教育を受け、
日本に仕事に行くことができるのは、
比較的裕福な層だとのこと。
ま、それはさておき、
陽気で、よく働く彼は、
すぐに劇団員の人気者になりました。

別れを惜しむまもなく、
あたふたとチェックイン。
ここで、カメラの荒木さんのチケットが取れてないことが発覚。
………ごめんなさい。
彼だけ、別ルートでフエに移動することに。
1時間ちょっとのフライトで、
フエ到着。
雨模様で、長袖が必要だったハノイと比べ、
湿気を実感するフエ。

やはり、南へ移動したようだ。
市内に移動するバスの中から見える風景は、
町の西側の山なみ、
その向こうには、
まもなラオスがあるということが、
あまり実感できなかった。

なぜか打ち合わせでは15時くらいに着くといわれていた荷物が、
22時になるとか。
なぜか今日から抑えているはずの劇場が、
翌朝式典に使うことになっているとか、
すっちゃかめっちゃかの情報で、
混乱する。
舞台監督と照明など打ち合わせを先にすることになる。
ほかのメンバーはバスで、そのまま昼食へ。

ちょっと高級な郊外のレストランへ。
フエの名物料理をいただきました。
ベトナム料理は、
多少癖のある香りなどがあるが、
比較的日本人の口に合うものが多い。
ご飯も主食として出てくるので、
定食のような感覚。
春巻きも、炒め物も、おいしい♪

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少し時間ができたので、
ホテルに向かう途中の昔の王様のお墓へ。
フエに都があった時代、
日本で言えば明治の初期。
グエン王朝の4代目。
何でも妻が600人いたとか。
いわゆる多くには第9夫人までの部屋があり、
もう、うらやましい限りですわ!
そんな王様も、
水疱瘡の影響で子どもができなかったとのこと。
普通は子どもが親の墓を作るのだが、
仕方がないので、自分で作るんだそうな。

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夕方にホテル着。
しばしの自由時間に、
ちょっと歩いた先の市場へ。
これぞ、ベトナム!

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ですかね。
その後シクロにて移動。
たいした距離じゃないけど、
2人で20,000ドンと、ま、やすいかな。
とにかくおもしろい!!
車とバイクの間を縫っていくのを、
じっくり体験できる。

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やはり一度は挑戦しておくものですね。

夕食後、
打ち合わせのはずだったのが、
それもなくなってしまい、
打ち合わせ組も一緒に、
船上音楽を聴きに出る。
フォン側に浮かぶ船で、
ベトナムの民族楽器で民族音楽を聴く。
なかなか風流ではありましたが、
歌い手の姉ちゃんたちがメールしながらだったり、
兄ちゃんが歌詞をもうぜんぜん覚えてなかったりと、
どうも、怪しい。
期待していただけに、
ちょっと、期待はずれだったかなぁ。

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さすがに疲れがたまっているようで、
この日はパソコンを開くも、
力尽きて・・・睡眠しました。
コメント
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