a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

もっとこんな時間を過ごせればいいのになぁ。

2012-05-31 00:31:41 | 旅公演
『目をさませトラゴロウ』、あっという間に明日ツアー最終日。
なんだか、さみしい。
この作品で、ずーっと公演していたいよ。

先日のあの、竹祭りだった相模原おやこ劇場。
青年たちの活躍を、竹を担ぎながら携帯でムービー撮ったけど、
いまいちでしたな。
でも、おかげで、
問題なく、あっという間に竹祭り、終えることができました。
ありがとうございました。
相模原の公演も久しぶりでしたが、
最近顔見知りになった会員の方々ももちろん、
なんだか懐かしい顔ぶれも多かった。
時間は確かに流れている。

http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=JXR-jXIFhYA

そうそう、相模原で見かけた例会ポスター。
ついつい携帯の待受けにしてました。


で、いただいたプレゼント。
けっこう大きいので、
劇団の廊下に貼りました。



そんな感じで海老名でもまた、懐かしい顔。
まだ、劇団に入ったころの僕が、
濃厚におつきあいした記憶のあるおやこ劇場。
その時の中心の青年が、
妊婦でやってきた。
これも会員拡大。
まちがいない。

今日は、かわさきのエポック中原での公演。
高校時代の同級生や、
青年時代に一緒にすごしていたみんなが、
母になり、父になり、例会場に現れる。
いや、もっと言えば、
僕が初めて青年の指導員で、小学4年生だった男の子が、
父親として、子どもを抱いてくるんだもんな。
やっぱ舞台芸術、続けること、大時だよな。

まだまだ、迷うこと、
悩むことたくさんあるけど。
この作品を、ほんとにより多くの人に届けたい。
そう願うばかりです。

おまけは、ザ・トラゴロウアップです。
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トラゴロウ、ツアー中。

2012-05-20 10:41:59 | 旅公演
今日のトラゴロウは、
複合施設に含まれた7階のホールでの上演。
そのため、
舞台装置の“竹”が長すぎて搬入エレベーターに乗らず、
向かいの立体駐車場を手で上げていくしかない。
しかも、
営業時間外に、ということで、
今日は、朝8時からの搬入。
お手伝いの方が30人!!
とっても助かりました。
ホール自体は新しく、広いのだが、
こういう場合は、なんだかもったいない気がしてしまう。
惜しい! って感じ。
搬出も大変そうだけど…。
でもこれで、最良の芝居を届けられそうです。



さて、
昨日の公演。
2年ぶりのかわさきおやこ劇場での例会。
何を隠そう、僕の出身のおやこ劇場である。
客席に、懐かしい顔がちらほら。
青年時代に、ともに時を過ごした人たちが、
というのが、なんだか嬉しかったり。
しかし、
一番の喜び、というか、驚きは、
僕が子どものころに遊んでもらっていた青年が、
孫を連れて観劇に来ているではないか!!
「3歳になったから入会。初例会だよ」
とは、なんとも嬉しいじゃありませんか。
土曜日ということもあって、夫婦で来ていて、
男青年のほうは、それこそ何十年ぶり。

思えば、青年時代に再会した時、
彼女はお母さんになっていて、
小さな子どもを抱えて会議に参加していた。
なぜか、熱狂的に「あきらく~ん」なんて呼ばれて、
その時は、もう、すっかり忘れていて、
誰だろう? あのお母さん、
なんて思っていたら、
そうそう、おしめまで変えられた青年ではないか!!
所属の地域が違ったので、しょっちゅう会っていたわけではないけれど、
それでも、青年時代の“劇場っ子”としての僕の大切な思い出。
青年になって、仲良くなった会員のお母さんたち、
たくさんいるけれど、
それとは違う、懐かしく、くすぐったい感じ。
それが今や、僕が間もなく40歳で、
かわさきおやこ劇場は、41歳。

たぶん、いろんなところで、
大人になった“劇場っ子”たちが、
似たような経験をしているだろう、
でも、それは似て非なるもので、
どれもが、一人ひとりにとって、大切な思い出。
そして、いま、あの場所で育った僕が、
作品を創造する側の人間となって、再会する。
あの時憧れだった青年たちの孫に見せる。
なかなか誰もが経験できるようなことではない。
大切な、大切な、経験だ。

40年以上が経ち、
全国に様々な形で“劇場”がある。
そんな中で、こういう出会い直しが、
きっと、地下水脈を流れる水のように、
しみわたっていくことが文化・芸術なのだろうな、と。
そして、
そんな出会い直しをまだまだ続けることができるかもしれない、
そう思える予感というか、においというか、
そんなことを想像することができるのが、
やはり、僕たちの仕事なんだな、と。

大好きな『目をさませトラゴロウ』を、
そうやって、
いろんな人たちに見てもらいたい。
初めての出会いも、出会い直しも、
どちらも大切な、“出会い”である。
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ちょっと…遊んでみました。

2012-05-08 00:36:24 | 東京公演
いよいよ明日からツアーの始まる『目をさませトラゴロウ』ですが、
一般のお客様には、明日と明後日、
ブレヒトの芝居小屋でご覧いただけます。
両日とも満席ですが、
当日券も販売いたしますので、
この機会に、ぜひ、ご覧ください。



さて、
その『目をさませトラゴロウ』ですが、
どんなお芝居か…。
まだご覧いただいたことのない方のために、
ちょっとだけ舞台けいこの写真から、
作品のご紹介を。


まずは、こんな感じ。
そう、
トラの顔を使った腹話術。

そして、

こんな楽しい動物たちのレビューがあります。

得体の知れない機械は、
動物たちのピンチを救えるか!?


小さな動物たちも、
死力を尽くして闘います。
見よ、この跳躍力。


しかし、悪の結社の首領は、
その巧みな話術で、トラゴロウを騙します。


首領(狩猟?)に眠らされたトラゴロウを、
小さな動物たちは救えるのか?!


そして、ラストは、
人間VS動物の壮絶なバトルにピリオドが…。



というようなお話では、ありません…。
ほんとの作品紹介は、
↓こちらをご覧ください。
http://www.tee.co.jp/stage-shoukai-image/toragoro/toragoro.html


こんな児童演劇があるんだ!!
そう思ってもらえるような、
シュールで、クールな舞台です。

いろんなことが想像できちゃう、
小沢正ワールド。
ぞっとする奥行きを持っています。
子どもが大人になるまでに、
経験してほしい、夢と現実があふれる世界。
ぜひ、お楽しみください。

☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★


2012年5月8日(火)19時/5月9日(水)14時
ブレヒトの芝居小屋

大人2,500円
学生以下2,000円

お問合わせ
TEL:03-3920-5232
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いよいよ、トラゴロウが始まります!!

2012-05-05 17:32:49 | 東京公演
さてさて、
いよいよ『目をさませトラゴロウ』の公演が始まります。



これまで、何度も再演を重ねてきたこの作品、
いまだに根強い人気で、
常に再演を望む声をお聞きします。

今回もまた、
フレッシュな配役によって、
新しい舞台になることを期待しています。
既成の児童演劇にはない、
シュールで、リアルな、動物たちのおはなし。
肉まんじゅうが好きで、
昼寝が好きで、
人間なんかも食べてしまうのが主人公のトラゴロウ。
そう聞くと、
恐ろしげな人食い虎の話に聞こえてしまいそうですが、
まったくそんな話ではありません。
子どもたちはきっと、
トラゴロウに共感し、
その鋭さにあこがれるのではないでしょうか。



稽古中のけがにより、
一部キャスティングを変更せざるを得ませんでしたが、
そういった逆境も、
この舞台からあふれるエネルギーが、
吹き飛ばしてくる!!
そんな、楽しい舞台です。

お忙しいとは思いますが、
ぜひ、ぜひ、足をお運びくださいませ。
痛快な、こどもの劇場、必ず楽しんでいただけると思います!!



2012年5月8日(火)19時/5月9日(水)14時
ブレヒトの芝居小屋

大人2,500円
学生以下2,000円

webチケットのお申し込みはこちらまで
http://www.tee.co.jp/ticket-web.html
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